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  • 自宅室内用のボルダリングマットを安く手に入れるなら「ストライダー社」がオススメ

    自宅室内用のボルダリングマットを安く手に入れるなら「ストライダー社」がオススメ

    こんにちは、田舎センセイです!

    趣味がこうじて作ることになった自宅のボルダリングウォールですが、ホールドと一緒に忘れてはならないのが「ボルダリングマット(クラッシュパッド)」です。

    落下時の怪我予防のために衝撃吸収用のマットは必須です。

    ただ、ボルダリング専用のクラッシュパッドと呼ばれる商品はどれも高価で、サイズもそんなに大きくないため、自宅などで個人的に楽しむ範囲での利用にしては少々値が張り過ぎな気もしますよね?

    我が家でもできるだけ安く安全性を確保できるマットが無いか調べてみると、工場直送価格でボルダリング用マットを販売している業者を発見しました。

    実際にそこで購入して使っているのですが、かなりいい!!

    そこで本記事では、私が購入したボルダリング専用マットを販売する業者の紹介とその商品レビューをしたいと思います。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]家の中なら折りたたむ必要もないし雨にも濡れないから、その分安価に済ませられると良いんだけど[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]うむ、ピッタリの業者さんがあったので紹介するぞい![/chat]

    <自宅のボルダリングウォールの制作過程についてはこちら>

    https://inakasensei.com/boulderingwall-diy

    ボルダリング用マット(クラッシュパッド)の相場

    bouldringmat

    ボルダリング専用マットレスを探すと、大抵「クラッシュパッド」と呼ばれる折り畳み式&持ち運び式のマットが検索で引っかかります。

    でも、このクラッシュパッドはどれも高価!

    価格帯は3万円~7万円位で、サイズも比較的大きいものでコンパネ1枚分(90cm×180cm×10cm)程のものが多いです。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]やっぱり結構高いねぇ~[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]安全面を考えると必要なんじゃが、できるだけ安価に済ませたい人にとっては痛い出費になるのう[/chat]

    外岩でクライミングをしたことが無い、ボルダ―の方はボルダリングジムの様な厚く面積の広いマットを想像するかもしれませんが、持ち運びに特化したクラッシュパッドは精々10㎝ほどの厚さしかなく、初心者や子供が室内のウォールで遊ぶためのマットとしては心もとない気がします。

    かといって、ふとんを敷き詰めたり、5cm程度の厚さしかない家具屋さんのマットレスを敷いただけでは、衝撃吸収ができず接地面がただ柔らかくなるだけでかえって危険が増幅してしまうこともあります。

    「基本移動させない」、「折り畳みである必要が無い」、「メーカーやブランドは気にしない」、でも「安全性が十分確保できるマットが欲しい」

    上記のような場合には、私が購入した業者さんがおすすめできます。

    室内用クライミングマットなら「ストライダー社」がおすすめ

    ストライダー社

    上の画像は、私が購入したストライダー社というウレタンやスポンジなどのクッション材、緩衝材を加工している会社にオーダーした「ウレタンマット」です。

    サイズは「1000×2000×200mm

    こちらの会社ではクライミングジムや個人宅のクライミングウォール用に衝撃吸収能力にたけたウレタンマットを好みのサイズと厚みに加工してくれます。

    私は自宅のプライベートウォールの高さが約2.5mあったので、安全面を考慮して200mmの厚さでオーダーしましたが、150mmや400mmの厚さなどミリ単位でのオーダーが可能です。

    ストライダー社の向上ではマットカバーやシートの縫製はしていないようで、必要な方は購入時にオーダーをすれば手配してくれるようですが、私はできるだけ安価に済ませたかったのと、室内で使うだけなので不要と判断してウレタンマットのみを発注しました。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]このままでも使える感じなの?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]しばらく使ってみると、表面に髪の毛やほこりが付着しやすいことが分かってきたので、何かシーツやブルーシートなどをかぶせておくと良いかもしれないのう[/chat]

    ストライダー社のウレタンマットの弾力性(衝撃吸収力)

    ウレタンマット

    購入して驚いたのがウレタンマットの弾力性でした。指一本でぎゅーーっと押しても数センチほどしか沈まず、体重60キロ台中盤の私が乗っても反発力がすごくて全く膝や足首に衝撃がきません。

    ウレタン

    これなら厚さ20㎝も無くても十分だったかも、、15cmくらいでも床の感触は感じずに済みそうな安心感があります。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]20㎝あれば室内のウォール3mの高さくらいまでは十分な感じなんだね![/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]子供の体重なら10㎝の厚さでも問題ないと思うが、20㎝あれば間違いなく安心じゃよ[/chat]

    私が今回購入したストライダー社のウレタン(比重22)は、ECSウレタンという主に寝具で使う材料を使っているようで、実際に寝転がってみるとスプリングの無いベッドに横たわっているような感じで心地いいです。

    ストライダー社のボルダリング用マットの値段はまさに「格安」!

    ボルダリングマット

    前述のクラッシュパッドの価格相場で、900×1800×100(mm)のサイズで3万円~7万円と書きましたが、ストライダー社のウレタンマットはこれよりもやや大きいサイズ(1000mm×2000mm×100mm厚)で、4,400円(税込み)~となってます。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]安っ!!!![/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]ワシは20mm厚でオーダーしたので、1枚あたり倍の8,800円じゃったぞい![/chat]

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]それでも十分安いよっ![/chat]

    サイズ感は上の写真の通りで、コンパネを横にして作ったウォールにピッタリのサイズ。200mmの厚さはご覧の通り十分すぎるほどの安定感がありますね。

    サイズが大きいので送料が多少かかかる点はどうしようもない所ですが、我が家の場合は見積もってもらうと(愛知→宮城で)一式7,200円でした。

    送料の事を考えてもまだかなり安いので、安価に済ませたい方には本当におすすめです。

    まとめ

    自宅室内などに作ったボルダリングウォール用の安全マットをお探しの方は、できるだけ安価に安全性の高いマットをお探しのことと思いますが、私が色々と調べる限りこの「ストライダー社」のマットが「安さ」と「安全性」の面でとてもコスパに優れていると思いました。

    工場直送価格の特価品だからこその値段だそうですが、メーカーやブランド、折り畳みなどの機能性を全く気にしないのであれば、これ以上にピッタリの会社は無いのではないでしょうか。

    ボルダリング用のマットをお探しの方は、是非ストライダー社のウェブサイトをご覧になってみてください。

    ストライダー社 ウェブサイト

    <クライミングホールドを格安でお探しの方はこちらもあわせてご覧ください>

    https://inakasensei.com/climbingholds

  • メトリウスのトレーニングボード「シミュレーター3D」の設置方法|自宅でボルダリングのトレーニング!

    メトリウスのトレーニングボード「シミュレーター3D」の設置方法|自宅でボルダリングのトレーニング!

    こんにちは、田舎センセイです。

    私は昔から趣味でボルダリングをしていましたが、息子が生まれてからはジムに行けずじまいで、しまいにはボルダリングジムの無い田舎に移住してきてしまいました。

    しかし、少しでも自宅でトレーニングをしたいと考え、自宅にメトリウスの「シミュレーター3D」というトレーニングボードを購入して設置しました。

    ただ、実際に設置するにあたってなかなか大変な思いをしたので、本記事ではメトリウスのトレーニングボード「シミュレーター3D」を自宅に設置する方法について解説いたします。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]説明するのは「梁に付けた時の様子」だけど、壁につける場合も手順は同じだから参考にしてね![/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]シミュレーター3D以外のメトリウスのトレーニングボードでも同じ手順で設置できるぞい![/chat]

    <その後トレーニングボードでは飽き足らず、自宅にクライミングウォールをDIYしました>

    https://inakasensei.com/boulderingwall-diy

    メトリウスのトレーニングボード「シミュレーター3D」

    シミュレーター3D

    ボルダリングのクライミングギアやトレーニング器具などに特化した商品開発を行っているメーカー「メトリウス/Metolius」では、数種類のトレーニングボードが販売されています.

    その中でも大型なのが今回私が購入した「シミュレーター3D」です。

    自宅で効率的に指の支持力を鍛えるのに最高の器具なのですが、調べてみると皆さん取り付けに難儀している様子で、段階を踏んだ具体的な取り付け方を解説しているサイトが無かったので、実際どのような点が大変なのかが分かりませんでした。

    そこで私が実際に用意した道具と取り付けの際に大変だった箇所について、順を追って解説していくことでこれから同商品の購入を考えている人の参考になればと思います。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]実際に取り付けてみて、やっぱり大変だった?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]うむ、どうしても一人では取り付けるのが難しい所があったので、場合によっては2人以上いた方が楽に設置できると思うぞい[/chat]

    シミュレーター3Dを設置する方法

    トレーニングボード設置に必要な物・あると便利な工具

    シミュレーター

    ①シミュレーター3D 本体
    ②本体を取り付けるためのベース板(厚さ18~19mm)
    ③皿木ネジ or 皿タッピング or 釘
    ④トレーニングボード付属のネジ
    ⑤水準器(水平器)
    ⑥電動ドリルドライバー
    ⑦釘と金槌
    ⑧スタッドセンサー

    ※黒字(①~④)は必須、黄色の字(⑤~⑧)はあると便利な道具

    メトリウスのトレーニングボード(フィンガーボード)は、いずれも壁に直接取り付けるのではなく、本体を取り付けるための板(②)が必要になります。

    トレーニングボード本体に付属しているのは、説明書と④の付属のネジ(トレーニングボードをベースの板に付けるための物)のみですので、本体以外に「ベースの板(②)」と「ベース板を壁につけるためのネジor釘(③)」を用意しておく必要があります。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]なんでわざわざ板を用意する必要があるの?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]我が家の場合は「梁」に設置しているので本当は不要なんじゃが、ほとんどの人は「壁」に設置するじゃろう?トレーニングボードのネジ穴は決まった場所についていて、必ずしも各家庭の柱のある場所に打ち込めるとは限らないから、しっかりと固定できる板に取り付けて、その板をまた柱のある場所に固定する方が安定するんじゃよ![/chat]

    多くの方が家の壁に設置すると思うのですが、壁一面に柱があるわけではなく石膏ボードの後ろに隠れていますよね?

    本体とバックボードを合わせると10㎏程度にはなりますし、そこに大人がぶら下がって懸垂することを考えるとしっかりと壁裏に隠れている柱に固定しないと危険です。

    そのために、ベースの板が必要になります。

    また、壁裏に隠れている柱を見極めるためには、壁を叩いて音の反響具合で判断してもいいのですが、柱の中心部が分かりにくいので「スタッドセンサー(⑧)」があると安心です。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]スタッドセンサーって何?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]スタッドセンサーとは、壁の裏に隠れている柱を見つけてくれる機械じゃよ![/chat]

    あると便利な道具【おすすめの商品】

    トレーニングボード「シミュレーター3D」の設置手順

    1.設置場所を決め、柱の位置を確認する

    フィンガーボード

    まずは設置場所を決めて、しっかりと固定できるように柱の位置を探ります。

    私の場合は納屋の梁に打ち込むので少々条件が違いますが、家の壁に設置する場合は石膏ボードではなくしっかりと柱の位置をスタッドセンサーなどを使って見つけておきましょう。

    設置する高さは、トレーニングボードのガバの部分を握った時にギリギリつま先が付くぐらいの高さがちょうどいいです。

    2.ベース板にフィンガーボードのネジ穴の場所の目星をつける

    シミュレーター3D

    トレーニングボードの取り付けで大切なのは、本体をベース板につける前にベース板を先に壁につける必要があるという点です。

    何故かというと、ベース板を壁に取り付けるより先に本体をつけてしまうと、上の写真のようにベース板の空きスペースが四角や上下のわずかな隙間しかなくなってしまい、壁にしっかりと固定することができなくなってしまうから。

    理想は下の写真(本体に付属していた説明書)のように、ベース板を一つの柱に3箇所以上ねじ止めして、少なくとも2本以上の柱に固定することです。

    メトリウス

    ベース板を壁に取り付けた後でも本体を水平につけることができるように、前もって本体のネジ穴がどこに来るのかわかるように印をつけておきます。

    シミュレーター3D

    ベース板に水平になるように本体を置いたら、全てのネジ穴に細い釘を軽く打ち付けて傷をつけます。

    ベース板

    小さく釘を打った跡が残ってるのが見えるでしょうか?

    こうやって印をつけておくことで、ベース板を壁に打ち付けるネジと本体を取り付けるネジが干渉することを避けることができますし、トレーニングボードを水平につけやすくなります。

    3.水平器(水準器)を使ってベース板を水平に取り付ける

    水準器

    設置場所が戸口の上に設置するような場合は水平に設置しやすいですが、私のように梁に打ち付ける場合などは水準器などを使って水平を心掛けながらベース板を固定します。

    フィンガーボード

    注意すべき点は、「本体のネジ穴(印をつけた場所)と重ならない場所を打ち付けること」と「ぐらつかないように十分な本数のネジをつけること」です。

    我が家の場合は梁に使われている木がかなり固く、ネジが通らなかったので釘を打ち付けて対応しました。

    4.本体を取り付ける

    フィンガーボード

    一番大変だったのが最後の本体を取り付ける工程でした。

    とにかくこのトレーニングボードが重い!!!

    これだけで5~6㎏あるので、独りで取り付ける場合は電動インパクトドライバーが必須。本体がぐらつかないように数本仮止めができれば楽になりますが、本体を支えながら片手でねじ止めするのはかなり骨が折れます。できれば誰かに支えてもらった方がいいでしょう。

    フィンガーボード

    これで完成です!

    フィンガーボード

    ぶら下がってもびくともしません!

    強度も十分で、設置から毎日少しずつ把持力を鍛えるためにぶら下がったり懸垂をしたりしています。

    まとめ

    本記事では「梁にシミュレーター3Dを設置する方法」をご紹介しましたが、自宅の壁につける場合や、シミュレーター3D以外のメトリウスのフィンガーボードを取り付ける場合も同様に設置できます。

    頻繁にジムに通うのでは成長するまでに時間もお金もかかりますが、自宅でコソ練をして挑めばより難しい課題も落としやすくなるはずです。

    シミュレーター3D以外にも、様々なトレーニングボードがあるので是非自分に合ったサイズのものを選んでみて下さいね。

  • シニア向けのスポーツならボルダリングがおすすめ!ジムに通って楽しく健康維持をしよう!

    シニア向けのスポーツならボルダリングがおすすめ!ジムに通って楽しく健康維持をしよう!

    こんにちは、田舎センセイです。

    私が田舎に移住してきて一番悩んでいるのは「運動不足」。

    田舎は車社会ですし、東京に住んでいた時よりもはるかに歩かなくなってしまいました。

    移住前は週に一回、仕事終わりに同僚や友人と一緒にボルダリングジムに通うのが一番の楽しみで、運動が習慣化していたんですけどね。

    そのことを思い出すと、ボルダリングは運動不足の解消はもちろんのこと、インナーマッスルを使うため腰痛予防にもなりますし、何よりも下は3歳、上は80歳位まで楽しめるスポーツなのが良いところなんです!

    男性60歳以上、女性55歳以上を対象とした、全日本マスターズクライミング選手権という、シニア世代を対象にした大会もあるんですよ。

    そこで本記事では、シニアの世代でも健康維持目的に楽しむことができるスポーツ「ボルダリング」の魅力についてご紹介します。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]ボルダリングっていわゆる「スポーツクライミング」でしょ?力のある若い人向けのスポーツなんじゃないの?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]いやいや、そうとも限らんのじゃよ!ワシが通っていた東京のボルダリングジムでは80歳位の方も結構いたんじゃよ![/chat]

    ボルダリングとはどんなスポーツ?

    ボルダリング

    ボルダリングとは「ホールド」と呼ばれるカラフルな突起物をつかんで登るスポーツです。

    種目によってはロープを使うのですが、一般的にボルダリングと言えば手と足だけで壁を登る競技を指します。

    スタート地点からゴール地点まで、ホールドの色やカラフルなビニールテープで決められたルートを上り、ボルダリングジムでは課題ごとに難易度が指定されていることが多いです。

    オリンピックの種目に採用されたことからもわかるように、年々ボルダリング人口は増え、世界中で約4000万人ほど競技人口がいると言われています。

    シニア世代にボルダリングがおすすめな理由とは?

    クライミング

    1.腕の力よりも体幹が鍛えられる「適度な運動負荷」がある

    ボルダリングと聞いて「壁を上るので腕力が必要だろう」と考える方が多いのですが、実際は腕の力だけでは上達しないスポーツです。

    筋骨隆々の男性よりも小柄な女性の方が上手なことも普通にあります。

    実際、私の知人でペットボトルの蓋も開けられない(くらい握力の弱い)女性がいますが、ボルダリングをやるときはスイスイと上まで登っていきます。

    腕力だけでは壁は登れないんですね。

    当然腕力があるに越したことがないのですが、それ以上に体幹(腹筋や背筋)をしっかり使って登ることで腕への負担が減るので、上手い方には体幹が強い人が多いです。

    ボルダリングをやることによって体幹が鍛えられるので、腰痛対策にもなりますよ。

    2.知的戦略性がモノをいうスポーツ

    ボルダリングはとても頭を使うスポーツです。

    何も考えずに闇雲に登っては途中で力を使い果たしてしまうので、登る前にどのように手足を動かせばいいのかをイメージする必要があります。

    身体の運び方、手足を置く位置など、考えることは多岐にわたるので、考えながら自分のペースで登るという点で「知的戦略」がモノをいうんですね。

    同じルートでも登り方は人によって違うので、年齢に左右されることなく自分の登りやすい方法を模索する楽しさは、世代問わず楽しめる理由の一つと言えるでしょう。

    3.スモールステップで成長を実感できる

    私が個人的に一番高齢者におすすめしたい理由が、この「スモールステップで成長を実感できる」という点です。

    どういうことかというと、スポーツは「上手くなっている」とか「体重が減っている」などの成長や変化が実感できることが何よりのモチベーションになりますよね?

    黙っていても体が成長していく10~20代の頃なら話は別ですが、私のように30代半ばに差し掛かると少し運動しないだけで筋肉は落ち体力も衰えていきます。

    正直、歳を重ねるごとに「何かが上達する体験」が得にくくなってくるんですよね。

    しかし、ボルダリングはその「何かが上達する体験」がものすごく細かいステップで訪れるので、いくつになってもどんどん上手くなっていく感覚を味わえます。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]具体的にどういう事?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]例えば、「前回よりも一手先まで登れた!」とか「難しい課題ができるようになった」などじゃな![/chat]

    加えて、前述の通り「頭を使うスポーツ」であるため、失敗するたびに試行錯誤しながら自分のペースで挑戦できるのは、体力に自信のないシニア世代の方でも取り組みやすいんです。

    4.道具もレンタルできるので安く気軽に始めやすい

    体験ではじめる時の金銭的なハードルが低いのもボルダリングの特徴です。

    クライミングシューズは高価なのですが、ほとんどのボルダリングジムではシューズとチョークバッグ(滑り止め)のレンタルがありますので安価に始めることができます。

    のめり込むようになって初めてシューズの購入などを検討すればいいでしょう。

    5.幅広い年代の人と友達になれる

    私が以前通っていた東京のボルダリングジムでは、4~5歳の子供から70歳以上の方まで幅広い年代の方が楽しんでいました。

    当時体力が有り余っていた20代後半の自分よりも、はるかに上手い小学生や60歳くらいの年配の方もいたんですよ。

    ボルダリングの良い点は、そういう幅広い年代の人と交流が持てる点です。

    頻繁にジムに通えば顔見知りになりますし、私も自分より一回り以上若い高校生に教えてもらったり、同じ課題に取り組んでたおじさんにコツを聞いたりしながら一緒に登っていました。

    「ここから先が難しくて登れないんですよねー」

    「ああ、それなら右足をこっちにかけるとスムーズに体重移動ができるよ!」

    こんな感じで、初対面の人とすぐに打ち解け合うことができます。

    まとめ

    シニア世代にボルダリングがおすすめな理由

    ・腕力よりも体幹が鍛えられ、腰痛対策に良い
    ・知的戦略性が試されるスポーツである
    ・誰でも成長を実感できる
    ・道具がレンタルできるので安く始めやすい
    ・幅広い年代の人と仲良くなれる

    2020年の東京オリンピック・パラリンピックから正式種目に加えられた「スポーツクライミング(スピード・ボルダリング・リードの3種目)」は、実はシニア世代にもおすすめのスポーツであることが分かっていただけたと思います。

    何か新しいスポーツに挑戦したい方、幅広い世代の人と交流したい方、運動不足を解消したい方には、ボルダリングがおすすめですので是非お近くのボルダリングジムに足を運んでみてはいかがでしょうか。