こんにちは、田舎センセイです。
私は昔から趣味でボルダリングをしていましたが、息子が生まれてからはジムに行けずじまいで、しまいにはボルダリングジムの無い田舎に移住してきてしまいました。
しかし、少しでも自宅でトレーニングをしたいと考え、自宅にメトリウスの「シミュレーター3D」というトレーニングボードを購入して設置しました。
ただ、実際に設置するにあたってなかなか大変な思いをしたので、本記事ではメトリウスのトレーニングボード「シミュレーター3D」を自宅に設置する方法について解説いたします。
<その後トレーニングボードでは飽き足らず、自宅にクライミングウォールをDIYしました>
Contents
メトリウスのトレーニングボード「シミュレーター3D」
ボルダリングのクライミングギアやトレーニング器具などに特化した商品開発を行っているメーカー「メトリウス/Metolius」では、数種類のトレーニングボードが販売されています.
その中でも大型なのが今回私が購入した「シミュレーター3D」です。
自宅で効率的に指の支持力を鍛えるのに最高の器具なのですが、調べてみると皆さん取り付けに難儀している様子で、段階を踏んだ具体的な取り付け方を解説しているサイトが無かったので、実際どのような点が大変なのかが分かりませんでした。
そこで私が実際に用意した道具と取り付けの際に大変だった箇所について、順を追って解説していくことでこれから同商品の購入を考えている人の参考になればと思います。
シミュレーター3Dを設置する方法
トレーニングボード設置に必要な物・あると便利な工具
②本体を取り付けるためのベース板(厚さ18~19mm)
③皿木ネジ or 皿タッピング or 釘
④トレーニングボード付属のネジ
⑤水準器(水平器)
⑥電動ドリルドライバー
⑦釘と金槌
⑧スタッドセンサー
※黒字(①~④)は必須、黄色の字(⑤~⑧)はあると便利な道具
メトリウスのトレーニングボード(フィンガーボード)は、いずれも壁に直接取り付けるのではなく、本体を取り付けるための板(②)が必要になります。
トレーニングボード本体に付属しているのは、説明書と④の付属のネジ(トレーニングボードをベースの板に付けるための物)のみですので、本体以外に「ベースの板(②)」と「ベース板を壁につけるためのネジor釘(③)」を用意しておく必要があります。
多くの方が家の壁に設置すると思うのですが、壁一面に柱があるわけではなく石膏ボードの後ろに隠れていますよね?
本体とバックボードを合わせると10㎏程度にはなりますし、そこに大人がぶら下がって懸垂することを考えるとしっかりと壁裏に隠れている柱に固定しないと危険です。
そのために、ベースの板が必要になります。
また、壁裏に隠れている柱を見極めるためには、壁を叩いて音の反響具合で判断してもいいのですが、柱の中心部が分かりにくいので「スタッドセンサー(⑧)」があると安心です。
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トレーニングボード「シミュレーター3D」の設置手順
1.設置場所を決め、柱の位置を確認する
まずは設置場所を決めて、しっかりと固定できるように柱の位置を探ります。
私の場合は納屋の梁に打ち込むので少々条件が違いますが、家の壁に設置する場合は石膏ボードではなくしっかりと柱の位置をスタッドセンサーなどを使って見つけておきましょう。
設置する高さは、トレーニングボードのガバの部分を握った時にギリギリつま先が付くぐらいの高さがちょうどいいです。
2.ベース板にフィンガーボードのネジ穴の場所の目星をつける
トレーニングボードの取り付けで大切なのは、本体をベース板につける前にベース板を先に壁につける必要があるという点です。
何故かというと、ベース板を壁に取り付けるより先に本体をつけてしまうと、上の写真のようにベース板の空きスペースが四角や上下のわずかな隙間しかなくなってしまい、壁にしっかりと固定することができなくなってしまうから。
理想は下の写真(本体に付属していた説明書)のように、ベース板を一つの柱に3箇所以上ねじ止めして、少なくとも2本以上の柱に固定することです。
ベース板を壁に取り付けた後でも本体を水平につけることができるように、前もって本体のネジ穴がどこに来るのかわかるように印をつけておきます。
ベース板に水平になるように本体を置いたら、全てのネジ穴に細い釘を軽く打ち付けて傷をつけます。
小さく釘を打った跡が残ってるのが見えるでしょうか?
こうやって印をつけておくことで、ベース板を壁に打ち付けるネジと本体を取り付けるネジが干渉することを避けることができますし、トレーニングボードを水平につけやすくなります。
3.水平器(水準器)を使ってベース板を水平に取り付ける
設置場所が戸口の上に設置するような場合は水平に設置しやすいですが、私のように梁に打ち付ける場合などは水準器などを使って水平を心掛けながらベース板を固定します。
注意すべき点は、「本体のネジ穴(印をつけた場所)と重ならない場所を打ち付けること」と「ぐらつかないように十分な本数のネジをつけること」です。
我が家の場合は梁に使われている木がかなり固く、ネジが通らなかったので釘を打ち付けて対応しました。
4.本体を取り付ける
一番大変だったのが最後の本体を取り付ける工程でした。
とにかくこのトレーニングボードが重い!!!
これだけで5~6㎏あるので、独りで取り付ける場合は電動インパクトドライバーが必須。本体がぐらつかないように数本仮止めができれば楽になりますが、本体を支えながら片手でねじ止めするのはかなり骨が折れます。できれば誰かに支えてもらった方がいいでしょう。
これで完成です!
ぶら下がってもびくともしません!
強度も十分で、設置から毎日少しずつ把持力を鍛えるためにぶら下がったり懸垂をしたりしています。
まとめ
本記事では「梁にシミュレーター3Dを設置する方法」をご紹介しましたが、自宅の壁につける場合や、シミュレーター3D以外のメトリウスのフィンガーボードを取り付ける場合も同様に設置できます。
頻繁にジムに通うのでは成長するまでに時間もお金もかかりますが、自宅でコソ練をして挑めばより難しい課題も落としやすくなるはずです。
シミュレーター3D以外にも、様々なトレーニングボードがあるので是非自分に合ったサイズのものを選んでみて下さいね。