兼業農家の我が家では自分たちで食べる分の野菜を畑で育てているのですが、害獣によって毎年多くの被害が出ています。
今年は柿を「ニホンジカ」に、トウモロコシを「タヌキ」にやられてしまい、特に家のそばの藪の中にタヌキのねぐらがあって頻繁に被害に遭うので、侵入防止策としてアニマルフェンスを設置することにしました。
本記事では、タヌキなどの害獣の侵入防止用に購入したアニマルフェンスの施工方法と設置のコツなどについて解説いたします。
アニマルフェンス設置のきっかけとなったタヌキ被害
今回のアニマルフェンス設置は、夏にとうもろこしがタヌキによって食い荒らされた一件が発端となりました。
我が家にやってくるタヌキのねぐらは既に分かっていて、その藪の中の巣から侵入されないようにフェンスを張ることにしました。
これまでに行っていたタヌキ対策は作物の周囲をネットで囲むという方法でしたが、トウモロコシ以外にも様々な作物があるので、特定の作物を囲むのではなく畑に侵入させないようにしようと考えました。
金網のアニマルフェンスで害獣の侵入を防ぐ
前回の失敗(タヌキによるとうもろこし被害)から、フェンスは金網製のものを使うことにしました。
今回購入したのはこちらのアニマルフェンス。
支柱がついていて高さ1ⅿと幅20mのものです。
アニマルフェンス【ブラウン】は1m×20mで支柱は11本
購入したアニマルフェンスが届いたので、開封して中身をチェックしてみました。
タヌキ対策に使う場合はフェンスの高さはさほど必要が無いので、高さ1m&長さ20mの物を用意しました。
届いた段ボールは2つ。
金網フェンス(1m×20m)と支柱(11本入り)ですね。
結構な重量があるので大人の男性なら問題ありませんが、女性や年配の方だと一人で運ぶのは厳しいかもしれません。
支柱の先端は地面に刺さりやすいように斜めに切られていて、筒状の鉄柱になっています。
作りはとてもしっかりしていて、中が空洞になっている分そこまで重さは感じませんが、強度もあるのでタヌキ程度の大きさの動物ならびくともしなそうです。
アニマルフェンスの設置&施工方法
・作業時間:30分
アニマルフェンスの施工はそこまで難しいものではなく大人一人でも可能ですが、金網や支柱のゆがみが無いようにきれいに設置したい場合は2名で設置するのが良さそうです。
今回我が家がアニマルフェンスを設置する場所はこちらの藪の前。
タヌキのねぐらがある場所です。
まず最初に、フェンスの端になる場所に支柱を立てます。
支柱の向きは、本来は金網をひっかける部品がある方を外側(この場合は藪の方)を向けづのですが、藪ギリギリに設置したかったので内側(畑の方)を向けています。
全長20mの金網に対して支柱が11本なので、2ⅿ間隔で打ち込んでいきます。
支柱を打ち込みたいところに沿ってメジャーを伸ばしておくと正確に2m間隔で立てることができます。
打ち込む深さは約40㎝位で、支柱についている一番下側のフェンスをひっかける部品ギリギリまで打ち込めば隙間なく金網を取り付けることができます。
(※注意:ハンマーは別売りですので、お持ちでない方は別途用意する必要があります。支柱が金属なので、当初は木づちで打ち込んでいたのですが木づちの方が凹んできたので急遽鉄のハンマーにしました。)
写真のように等間隔に支柱を打ち込んでいったら次に金網をつけます。
金網がしっかりと針金で留められてるのでほどきます。
一番端の支柱に金網をひっかけたら、まずはある程度(10mくらい)金網を支柱に沿って伸ばして行きます。
この時一つ一つつけていくとたるんでしまったりするので、ある程度伸ばしたら一人が金網を引っ張ってピンと張り、もう一人が金網を金具に引っ掛けるようにすれば綺麗にできます。
上下全てしっかり金網を金具に引っ掛け定期ましょう。
そして、作業開始から約30分くらいで設置が完了しました。
支柱自体は140㎝あるので、40cmを地中に打ち込むと丁度金網の高さである1mほどになります。
義理の父(170㎝)に横に立ってもらいましたが、大体みぞおちくらいの高さまではありますので、タヌキが乗り越えてくることはできないでしょう。
まとめ
今回は害獣対策としてアニマルフェンスを自宅の畑に設置してみましたが、実際に効果を発揮するかどうかは来シーズンのトウモロコシを植える時期にわかると思います。
これからしばらく台風などの強い風に耐えられるのか、または雨ざらしになっても錆びないのかなどを経過観察をしていかなくてはいけませんが、設置した感触としては簡単で強度も十分で大満足でした。
あとは我が家のタヌキ被害がどの程度減るのかが楽しみです。