こんにちは、田舎センセイです!
我が家ではトウモロコシを毎年育てていますが、そんな農家のうちの家族に「トウモロコシの粒って必ず偶数なのは知ってる?」と聞くと、一同口をそろえて「知らない」とのこと。
トウモロコシって意外と面白いトリビアがあるので、ここで簡単にご紹介したいと思います。
トウモロコシの粒の数が必ず偶数になる理由
そもそもトウモロコシの可食部分は何!?
普段わたしたちが食べているトウモロコシの粒の部分は、実は元々は雌花なんです。
※雌花の集まり(雌穂)
上の方に伸びているのは雄花の集まり「雄穂(ゆうすい)」で、この花粉が雌花に付くことによって受粉します。
トウモロコシを見てみると、ひげが生えている部分が「雌花」が集まった「雌穂(しすい)」と呼ばれる部分で、この1本1本が全てトウモロコシの粒につながっています。
つまり、「トウモロコシのひげ(雌花)の本数=トウモロコシの粒の数」になります。(※これを知っている意外と多いかもしれませんね)
髭の本数を数えればトウモロコシの粒と同じという事ですが、実際は虫に食われたり雨風で飛ばされたりするので実際に数えても同じじゃないことの方が多いと思いますが、「とうもろこしという植物の構造上、ヒゲの本数と粒の数は同じである」という事です。
トウモロコシの雌花は2つ1組で咲く
トウモロコシの粒は元々は雌花であると書きましたが、トウモロコシの特性として「雌花は2つ1組で咲く」というものがあります。
この特性が「粒の数が必ず偶数個になる」という理由です。
ですから、トウモロコシを輪切りにすると芯の周囲にぐるっとついている粒の個数は必ず偶数個になり、中には未成熟果もありますが法則としては必ず偶数個になるようにできているので、実際にトウモロコシの粒を外して数えなくてもわかるわけですね。
まとめ
・トウモロコシの可食部分は元々は雌花
・ひげ(雌花)は全てトウモロコシの粒につながっているので、雌花の本数=粒の数
・雌花は2つ1組で咲く特性があるので、粒も偶数個になる
まとめるとこんな感じですね。
実際に理屈を知ってしまうと特別難しい話ではありません。
お時間のある人は是非ゆでたトウモロコシを食べながら数えてみてください。