ナイロンカッターで雑草駆除!ナイロンコードの種類とおすすめは?

草刈り

庭の雑草処理のために電動草刈機を買ったぞ!
それにしても、ナイロンカッターがおすすめらしいけど、どれを買ったらいいんだろう

ナイロンカッターはチップソーや金属刃に比べると安全じゃが、ナイロンカッターなりの危険もあるから、今日はナイロンカッターについて一通り説明するぞい

おすすめのナイロンコードも教えて下さい!

うむ!しっかりと説明を聞いて、商品選びを失敗するでないぞ

ご家庭の庭の雑草駆除に最適なナイロンカッターですが、チップソーや金属刃とはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、ナイロンカッターの特性や注意点、そしておすすめのナイロンコードをご紹介します。

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ナイロンカッターとは?

ナイロンカッター

画像引用:Amazon

草刈機(刈払機)に取り付ける刃には「金属刃」や「チップソー」など様々な種類があります。

その中でもナイロンコードを回転させて草を刈り取るタイプのものを「ナイロンカッター」と呼びます。

以前、庭の雑草対策として電動草刈機のおすすめをご紹介した記事の中で、安全性やコストパフォーマンスの面からナイロンカッターをおすすめしました。

ナイロンコードは「共重合ナイロン」という特殊な素材でできており、しなりながら雑草を刈り取る柔軟性と、繰り返し使っても摩耗しにくい耐久性を持ち合わせています。

特に、草刈りの需要は高齢者に多く、ナイロンコードは金属の刃に比べて安全性が高いことから、この「ナイロンカッター」の普及が進んでいます。

これまでは、ナイロンコードでの雑草駆除はパワーが懸念されていましたが、様々な形状や素材の異なるナイロンコードが発売されるようになり、金属刃やチップソーでなくても刈り取ることが出来る雑草の幅が広がってきています。

まずは、ナイロンコードと金属刃の比較から見てみましょう!

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「ナイロンコード」と「金属刃」の比較

金属刃ナイロンコード
切れ味良いあまり良くない
安全性キックバックがあり危険キックバックは無い
切れる雑草硬い雑草柔らかい雑草
使用後の雑草の伸び速い伸びが遅い
飛散の危険性あまりないあり
破損硬いものに当たると
刃がかけることがある
硬いものに当たっても破損の心配がない
使用に適した場所山林など硬い草の生えている場所コンクリートやフェンスなど障害物の周辺

表に書いてある「キックバック」って何?

うむ、キックバックの有無はナイロンコードのメリットとして一番大きなところなんじゃ。キックバックの説明については次のリンク先の動画が分かりやすいので見ておくと良いぞい

 

独立行政法人 国民生活センター
「刈払機(草刈機)の使い方に注意-指の切断や目に障害を負う事故も」(※外部リンクに飛びます)

キックバックとはどんな現象でいつ起きる?

キックバックは、機械の駆動力によって起きる制御不能な動きです。

草刈機やチェーンソーを使用しているときに起き、大けがの危険性がある大変危険な現象です。年に数件の死亡例もあり、手指の切断や失明などの大けがも数多く起きています。

※下の動画はキックバックの実演例です


前置きが長くなりましたが、ナイロンカッターの一番のメリットが、この「キックバック」が起きないという点です。

その為、塀のそばやコンクリートのそばなど、障害物が多い場所では金属刃よりもナイロンカッターの方が適しています。

安全面に不安のある初心者の方や高齢の方にとっては、安心して使える点でおすすめなのです。

ナイロンカッターの種類と形状

ナイロンコードは消耗品なので、摩耗して短くなったらコードを伸ばす、もしくは付け替える必要があるのですが、そのコードの補充様式によって、ナイロンカッターには以下の4種類に分かれます。

手動式コードが短くなったら、手動でコードを出すもの。簡単で初心者向け
差し込み式コードが短くなったら、自分で所定の長さのコードを差し込むもの。
自動式コードが短くなったら、自動でコードが出されるもの。
半自動式コードが短くなったら、回転させたままボビンをたたくとコードが出てくるもの

差し込み式は機種によって取り付け方が違うことがあるので、購入の際は注意が必要です。

また、ナイロンコードの断面の形状によってもいくつかの種類に分かれます。

丸型ナイロンコード
  •  一番ポピュラーな形状
  • 柔軟性があるのでナイロンカッターに装着しやすいのが特徴。
  • 耐摩耗に優れた形状をしている
四角型ナイロンコード
  •  四角い断面で、丸型よりも切れ味が良い
  • 柔軟性がありナイロンカッターにも装着しやすい
スパイラル型ナイロンコード
  •  らせん状の形状に静音効果があり、その他の形状よりも音が静か
  • 切れ味も良い
のこ型ナイロンコード
  •  ノコギリのような形状で、切れ味がとても強い
  • 耐久性も高い

スパイラルはらせん状の形状にすることで、使用時の騒音を3割ほど削減できているというデータもあり、強度以外にも静音性の面でも優れています。

また、断面の形状以外にも、カーボン粒子を芯に入れて強度を上げているものや、金属粉(アルミニウム)を含ませて強度を上げたコードもあり、ナイロンコードと言えども雑草を刈り取る力はかなり上げることは可能になってきました。

次に、おススメのナイロンコードをご紹介いたします。

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おすすめのナイロンコード

1.三陽金属 アルエッジ6ツイスト

「アルエッジ6ツイスト」は、アルミ含有のナイロンコードで、太さは3mmの中では最上級の切れ味を誇ります。

比較的パワーの強い草刈機につけることで、硬めの雑草もスパスパ切ることが出来ます。

一方で、付ける機材や雑草の密集度合いによっては、一気に刈りに行くと根元からちぎれてしまうことがあるので、注意が必要かもしれません。

切れ味の点では特におすすめのナイロンコードです。

2.高儀 斬丸 草刈用ナイロンコード 角型

「斬丸 ナイロンコード角型」は、とてもコスパに優れたコードです。

値段が安いうえに、70mの長さがあるので一般家庭ではしばらく買い足す必要はないほど長期間使えるでしょう。

切れ味・耐久性の面においても平均的な性能なので、どれを選んだらよいのか迷っている人は、ひとまずこの商品を選んでおけば損はないでしょう。

3.三洋テグス ナイロンコード 静音スパイラル

できるだけ使用時の騒音を小さくしたい方には「三洋テグス 静音スパイラル」がおすすめです。

ねじれ構造が騒音を小さくしてくれるので、住宅街での使用を考えている方にはお勧めのナイロンコードです。(※騒音の大きさはコードだけの問題ではなく、使用環境や取り付ける草刈機の種類にも影響されます)

静音をもたらすねじれ構造は切れ味にもつながるので、作業効率も自然と上がります。

価格も安価ですので、音が気になる方はこちらの商品を試してみることをお勧めいたします。

ナイロンカッターの使用上の注意点

金属刃に比べ、安全面でとても優れているナイロンカッターですが、使用するにあたって注意しなくてはいけない事があります。

それは、周囲の砂利や小石、砂やかった後の草などを巻き込んで弾き飛ばしてしまうという点です。

砂地や砂利の多い場所で使うと、砂や石を巻き込んで弾き飛ばし、目などに当たる危険性もあります。その為、ナイロンカッターを使用するときは、長そでに長ズボン(できれば防護服)、帽子にゴーグル、グローブの着用を徹底しましょう。

小石やゴミの飛散は、自分だけではなく周囲の人にケガをさせる恐れもありますのでしっかりと守りましょう。

【ナイロンカッター使用時におすすめの作業用防災面】

【ナイロンカッター使用時の防護服】

【刈払作業用 振動軽減手袋】

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ナイロンカッターは、現在安全性の面から普及が進み、草刈り時のナイロンカッターの使用が「国民生活センター」でも推奨されています。

金属の刃に劣るパワーの面においても、ナイロンコードの形状や素材の工夫によって切れ味を持たせることが出来るようになってきており、どんどん使いやすくなってきています。

より根本的な雑草駆除を行いたい場合は、防草シートで地表に雑草が生えてこないようにする方法や、除草剤を使って雑草を根絶やしにする方法などもあります。

電動刈払い機では除草が追い付かなくなってきた場合は、是非そのほかの方法も検討してみてはいかがでしょうか。