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  • モグラを殺さずに音波振動で駆除する「モグラン」の効果と使い方レビュー

    モグラを殺さずに音波振動で駆除する「モグラン」の効果と使い方レビュー

    こんにちは!田舎センセイです!

    春になり気温が上がってくると農家の仕事が増える時期がやってきますが、畑に出てみるとあちこちに穴が空いていることに気が付きます。

    モグラのトンネル
    ※写真は我が家の畑の側面。小高い場所にある畑に向かうように無数のトンネルが作られてる

    そう、モグラの穴!!

    モグラ自体は作物被害に直接的に関与しませんが、モグラの作ったトンネルにネズミなどの他の動物が侵入することによって作物が荒らされてしまいます。

    これまでにもモグラの被害に頭を悩ませていた我が家では、忌避剤などを検討しましたが小さな子供がいるので薬品は極力使いたくなかったので避けていました。

    捕獲に関しても耕地面積が広いので罠を仕掛ける場所を見つけにくかったり、捕獲後の死骸の処理や罠設置の許可の提出など手間が多いのでこれも見送り。

    モグラの駆除方法に頭を悩ませていたところ、とても良さそうな商品を見つけたので試してみることにしました!

    本記事では、音波振動でモグラを忌避する「モグラン」の使い方と効果について、実際に使ってみた様子をもとにご紹介したいと思います。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]写真の黒っぽく映ってるところがモグラのトンネル?[/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]そうじゃ!この写真に写ってる範囲だけでも、7~8個の穴があったんじゃよ[/chat]

    モグラの駆除方法について簡単におさらい

    もぐら
    当サイトでは以前下記記事においてモグラの駆除方法のメリットやデメリットについて詳しくまとめました。

    https://inakasensei.com/mogura

    モグラ駆除のポイント

    1.確実性が最も高いのは「捕獲器」だが、死骸の処理・トンネルの本道の見極め・役所への届け出の3つが必要である
    2.「薬剤」による忌避は、雨による効果の減弱の可能性や、農作物・ペット・小さいお子さんへの影響が懸念される
    3.「音波振動式」は手軽だが、本体価格が高額であるのが最大の欠点

    上記の3つのポイントが、それぞれの駆除方法のメリット&デメリットを簡潔にまとめたものになります。

    我が家の状況と条件・畑の面積はかなり広くモグラのトンネルの本数も物凄く多い
    ・幼い子供たちが畑を頻繁に歩くので薬剤は使えない
    ・モグラを傷つけてしまう方法は取りたくない
    ・効果さえあれば、多少高価でも手間がかからない方が良い

    我が家のもぐら対策に関する条件は上記の通りです。

    そもそも「罠を使ったモグラの捕獲」は自治体の許可が必要で、無許可での捕獲は懲役刑もしくは罰金刑が課せられる可能性がありますし、個人的にはトンネル被害さえなくなれば殺してしまう必要はないと思っているので、モグラを傷つけてしまう可能性の高い捕獲器は使いたくありません。

    共存が理想なのですが、畑には来ないで欲しいというのが正直な感想です。

    現在3歳と1歳の息子がいて、頻繁に畑で土いじりを手伝っているので薬剤は畑に使いたくないというのと、使っても雨が降って効果がなくなってくるとまた使わなくてはいけないというイタチごっこになりやすいので却下。

    最終的には音波振動式を使う事にしたのですが、効果への信頼性と値段が許容範囲かどうかが我が家のもぐら対策を選ぶうえでのポイントになりました。

    モグラン使用レビュー【使い方】

    モグラン
    モグランを注文すると、シンプルな箱に入った商品が届きました。

    内容物は「本体」と「説明書」の2つのみです。

    モグランの公式サイトはこちら

    モグラン本体の外観

    モグランの使い方
    キャップはねじ込み式になっていて、ここを開けると電池を入れるバッテリーボックスが取り出せます。

    モグランの使い方
    先端は鋭利かどうかといえばさほどでもなく、柔らかい畑なら差し込むだけで良さそうですが、少しでも硬い地面の場合は予め穴を掘る必要がありそうです。

    私は他社の音波振動によるモグラ忌避装置を見たことがありますが、この商品はこの先端部分の作りに関してはかなりしっかり作られているように感じました。

    モグランの組み立て方と電池の入れ方

    モグラン
    モグランの使い方はシンプルで、蓋を開けて内部のバッテリーボックス内に電池を入れるだけです。

    ふたの部分をひねるとカパッと開くので、中のバッテリーボックスを取り出します。

    モグランモグランモグラン
    基部は意外とシンプルな作り。

    この部分でモグラが嫌がる音波振動を発生させるようなのですが、果たしてどのくらいの範囲にまで効果があるでしょうか?

    モグラン 電池
    使うのは「単一電池4本」です。

    これで半年は交換しなくていいのだから、電池の消費度はさほど多くないように感じます。

    モグラン 電池
    設置完了!

    上の写真のように電池をはめ込んだ段階でスイッチオン状態になっていて、ボケっとしていると「ビーービーーー」という音が鳴り響いてビックリしました。


    起動ボタンのようなものは無いので、基本電池を入れた時点で音は鳴り始めます。

    バッテリーボックスを本体ケースに入れて、水が入らないように蓋をしっかりと締めると、音波振動はそこまで耳障りな印象は受けません。これでも嗅覚と聴覚を頼りに穴を掘り進めるモグラにとっては大騒音なんでしょうね。


    こちらはケースにしっかりとバッテリーボックスをしまって蓋をした状態の音。

    15~75秒の間隔でランダムに音波振動が発せられるとのことで、しばらく手に持って聞いてると確かに音と振動の出るタイミングはランダム。

    モグラ被害の多い所にモグランを差し込む

    畑
    我が家の畑はこの写真に写る部分で約10分の1程度です。

    遠くに見えるのはキウイフルーツの果樹棚で、少しこの畑よりも下がった場所にあります。

    モグラの穴はいたるところに点在していて、ちょっと歩けばすぐに見つけることができました。

    モグラの穴モグラトンネル
    もう穴だらけですね。これらの穴は全て畑の方に続いているようなので畑の中でも被害の大きい場所に設置することにしました。

    モグラン設置
    設置場所は、モグラのトンネルのせいで枯れた苗木が出てきた果樹スペースを選びました。

    設置前日にトラクターで土を耕したのですが、穴を掘らずに挿し込もうとしたら上部分が30センチほど飛び出てしまいました。

    モグラン設置
    耕うん済みの畑でも素手で押し込むだけでは挿し込みが不十分でしたので、やはりあらかじめ穴を掘ることに。

    モグラン設置
    モグラのトンネルの本道があると思しき場所に穴を掘って、できるだけ深めに挿し込みました。

    モグラン設置
    これで設置完了!

    使い方に関してはものすごく単純なので、注意点をしっかり守るようにすれば特に困ることはなさそうです。

    モグラン設置時の注意点

    ・水濡れしないようにトップカバーをしっかり閉める
    冠水しそうなときは地面から引き抜いておく
    ・地面には垂直に差し込む
    本道付近に設置すると効果的
    ・電池は約半年間もつ

    設置や操作自体は簡単なモグランですが、いくつかの注意点があります。

    1つは「防水ではあるがカバーをしっかり閉めないと内部に水が入って故障することがある点」と「台風や豪雨などによる冠水時は故障の危険性があるので引き抜く必要がある点」です。

    水濡れが故障につながりやすいので、水が溜まりやすい場所への設置やカバーの締め忘れには注意が必要です。

    もう1つは、設置場所は被害が大きくトンネルの本道付近に設置すると効果的という点です。

    説明書によるとモグランの効果範囲は広いようなので、被害が大きい場所に設置すれば間違いありませんが、もし本道がわかるのであればその付近に設置することでより大きな効果が得られるようです。

    モグランを買って良かった4つのポイント

    モグラン購入の4大特典

    ①効果が無かった時には返金してもらえる「返金保証制度
    ②効果があった時にレビューを書けば毎月5名に「全額キャッシュバック」
    ③購入後の故障やアクシデントに対する「安心一年間品質保証制度
    全国送料・代引き手数料無料

    音波振動装置というのは捕獲するのとは違い、効果が目に見えてわかるまで時間がかかりますし、本当に効果があるのか最初は不安になりました。

    これまで悩んでいたモグラ対策に比べて理想的な忌避方法ではあったのですが、高価な買い物になるので二の足を踏んでいましたが、「返金保証制度」や「全額キャッシュバック制度」そして「一年間の品質保証制度」などがあることも購入の決め手になりました。

    効果が無かったら返金してもらえばいいと考えるとかなり購入のハードルも下がりますし、一度購入したあとは半年に一度の電池交換のみでモグラに畑を荒らされることがなくなるのであればコスパも良いと思います。

    結果、モグラの穴は増えてはいないようなので効果があったと感じていますし、この後も継続して使い続けたいと思います。

    【追記】設置から1週間後にモグラの死骸を発見!

    モグラ
    先日畑仕事をしていた祖母が土の上で息絶えているモグラを発見しました。

    モグランを設置した場所からわずか数十メートルの場所で、驚くことに農家歴70年以上の祖母が人生で初めて敷地内の畑で見たモグラだそう。

    これだけ土の面積が広い土地なので、隠れる場所は無数にあるので普段はほとんど見ることはないと言っていたのに、モグランを設置したとたんに地表面で死んでいるモグラを見つけたというのはかなりモグラにとっては嫌な音振動なんでしょう。

    モグランの音振動に驚いて地上に出て、パニックになって息絶えてしまったのかもしれません。

    モグラの死骸
    私のスマホ(iPhone6S)に比べても一回り小さいこのモグラは、おそらくアズマモグラだと思うんですがどうでしょうね。

    モグラの死骸
    前足の鋭い爪で土を掘り進めるのがよくわかります。前足は後ろ足の倍以上の大きさがあります。

    図らずも亡くなってるモグラを発見したわけですが、可愛そうなので土の中に埋めてあげることにしました。

    畑のモグラ被害が確実に減少しているので、本当にモグランを設置してよかったと感じます。(でも、モグラさん!ゴメンね!)

    まとめ

    本記事では我が家で行っているモグラ対策として音波振動で忌避する「モグラン」を紹介いたしました。

    我が家のように、広範囲にわたってモグラのトンネル被害があり、捕獲器や薬剤を使ったモグラ駆除方法をとりたくない方にお勧めの方法です。

    モグランは公式サイトにおいて購入することができますので、下記のボタンより公式サイトにいって詳細を確認してみてくださいね!
    モグランの公式サイトはこちら

  • ネズミは超音波で撃退できる?音響の専門家の見解を解説します

    ネズミは超音波で撃退できる?音響の専門家の見解を解説します

    自宅でネズミの騒音や食品をかじられた跡を発見してネズミの存在に気が付いた場合、ネズミの駆除方法を検討すると思います。

    私は以前こちらの「ネズミの駆除で毒餌や罠での捕獲をおすすめしないたった一つの理由」で書いたように殺鼠剤や粘着シートなどでの居住区域内での捕獲や殺処分はおすすめしません。

    その場合、選択肢として「ネズミ駆除専門業者への駆除依頼」「超音波式ネズミ撃退器」が候補に上がりますが、業者は高額になるため選択肢から外れる人も多いと思います。

    一方で、超音波式のネズミ撃退装置はネットでの評価が割れていて、効果に疑問を持っている人も少なくありません。

    それもそのはず、超音波のような専門的な用語で効果が目に見えるわけでもなく、「設置すればネズミが逃げていきますよ!」と言われても半信半疑になるのも無理はありませんよね。

    疑問 超音波

    人は良くわからないものに関しては慎重になるものです。誰でも安物買いの銭失いになるのは嫌ですし、「超音波は効果が無い」という意見を見かけたら不安になって当然です。

    まずは結論だけ言うと

    「超音波によるネズミ駆除装置は効果があるものとないものがある」

    です。

    今回は、元々音響研究をしていた私が効果があると思われる超音波ネズミ駆除装置と効果がないと思われるものの違いについて解説いたします。

    超音波はネズミ退治に効果があるのか?

    周波数

    まず、一番確実なのは自分が試してみて効果を実証することですが、当然皆さん「自分で購入する前に効果があるのかを知りたい」わけですので、専門家や利用者の意見を聞いて判断するしかありません。

    またこのように解説している私が効果をお伝えしても本当かどうか疑わしいと思うので、あくまで第3者の公正な意見が必要です。意見の発信者は誰なのかをしっかりと見極める必要があります。

    「超音波は効果が無いというお客さんが多い」という発言をしているのは、ネズミ駆除専門業者さんではありませんか? そうであれば、それは第三者の意見ではなくライバル業者の意見という事になるので信ぴょう性はあまり高くないように思います。

    そのため、今回は「音響の専門家によるネズミの超音波に関する研究論文」に絞って、超音波はネズミに対して効果があるのかという点について考察したいと思います。

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]ここから先は専門的な話になっていくので、おすすめの超音波装置の所だけ見るのでも良いぞい![/chat]

    【はじめに】音に関する予備知識

    まず最初に音に関して予備知識として入れておいた方が分かりやすいので簡単に説明します。

    • ヘルツ(Hz)・キロヘルツ(kHz)は、音の周波数の単位(音の高さや低さ)
    • デシベル(dB)は、音の音圧レベルの単位(音の大きさ)
    • 超音波の定義は「20kHzを超える人間に聞こえない音」
      ※人間の限界可聴域は23kHzと言われている(これ以上はどう頑張っても聞こえない)
    • 普段の会話で60dB位、電車が通過する時のガード下で100dB位、落雷や飛行機のエンジン音が130dB

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]超音波は不思議な音なわけではなくって、人間に聞こえない超高周波数の音ってことなんだね![/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]聞くことを目的としない音も超音波と言えるが、今回は超音波はシンプルに「人間には聞こえない音」という事で話を進めていくぞい![/chat]

    1.日本音響学会より音の専門家の回答

    まず最初に、当サイトの管理人も日本音響学会に論文を提出した経験があり、大学の卒論も音響学をテーマに人間の声の周波数分析を行っていたので、一般の方よりは周波数や聴覚の仕組みには詳しいです。

    自分の経験から日本音響学会のHPを調べてみると、超音波によるネズミ撃退効果についてのQ&Aがありました。ここでご回答されているのは都立産業技術研究所の研究員さんのようです。>日本音響学会 音の何でもコーナー Q147 「超音波でねずみを撃退する商品があると聞きました。どのようなものなので しょうか?」

    ここでの質問と回答を要点のみまとめると下記の通りになります。

    [chat face=”woman1″ name=”” align=”left” style=”type3″]超音波でネズミを撃退する商品があると聞きました。どのようなものなのでしょうか?[/chat]

    【回答は以下の通り】

    • ネズミには超音波領域の聴力があり100dBの音圧レベルに対し,0.2kHz~68kHz付近までの可聴範囲があり,20~50kHz帯がもっとも聴力が良い
    • ネズミはかなり複雑な超音波を発生し,色々な形で使い分けていることがわかっている。ネズミの発する超音波信号の意味を解明しようとする試みによると,頻発する超音波の周波数は成獣で25kHz前後,幼獣で40kHz前後にある。
    • 実験的に超音波をネズミに照射すると,騒音に耐えるがごとく明らかに身構えている様子が見られたが,蜘蛛の子を散らすように逃げていく行動は見られなかった。
    • 超音波ネズミ撃退器の設置に当たっては,ネズミのエサになるようなものを置かない,複数台を配置する,といったソフト面も含めて検討する必要がある

    ここの回答でわかった事を簡潔にまとめると、

    1. ネズミはかなり広範囲の超音波を聞き取る能力がある
    2. ネズミは普段からコミュニケーションに超音波(25~40kHz)を使っている
    3. ネズミの聞きやすい超音波周波数は20~50kHzである
    4. 騒音に対して身構えるが、すぐに逃げ出すわけではない
    5. 超音波ネズミ撃退器の設置は、複数台配置するべきである

    といえるでしょう。

    ある程度の大きさの音を近距離複数台を用いて様々な角度から浴びせることで、かなりのストレスを与えることが出来る可能性があるという意見でした。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]人間には聞こえない超音波はネズミにはちゃんと聞こえていて騒音として効果を発揮するんだね![/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]ただし、実際にどの程度の音の大きさと距離感で使えば本当に家からいなくなるのかまではわからんのう[/chat]

    2.実際に超音波がネズミの聴覚にどのような影響を与えるか調べた実験

    実際に超音波をネズミに放射してどのような影響があるかを調べた研究があります。
    強力空中超音波がネズミの聴覚に及ぼす影響について 大塚ら

    この研究は、増加するネズミ被害を食い止める方法として超音波が有効であるかを調べたもので、論文内で引用されている数値にも興味深いものがありました。この論文を要約すると以下のようになります。

    1. 20kHzと28kHzの2種類を140dBで照射すると、ネズミの耳や行動に顕著な変化があった
    2. 超音波の忌避実験では、翌日に餌の摂取量が減って明らかに避けている様子が見られた
    3. 超音場を放射した瞬間、耳を閉じその場から動けなくなるネズミが多く見られた
    4. (引用より)95dB以上で超音波の影響を感じはじめ、150dB以上で死ぬ個体もみられた

    超音波を当てることで耳を閉じて動けなくなったり、耳を掻きむしったり、餌を食べなくなったりする個体が増え、超音波を避ける行動も見られたことから明らかにストレスを感じていると結論付けられています。

    ただし、ここでもある程度の音量が必要であることと、数日経つと超音波に慣れる(超音波の放射の有無に限らず同じようにえさを食べる量が減る)様子が見られたので、大きな音で断続的に周波数を変化させて複数台で放射するなどをするとより効果的であると推測されます。

    [chat face=”buta.jpg” name=”” align=”left” style=”type1″]効果はあるけど、慣れに対する対策が取られた超音波発生装置じゃなきゃダメだってことだね![/chat]

    [chat face=”mu.jpg” name=”” align=”right” style=”type2″]超音波発生装置に効果が無いのではなく、低性能のものだと効果が無いってことじゃな[/chat]

    どのような超音波式発生装置であれば効果があるのか?

    sound

    これまでの専門家の研究結果をまとめると、効果があると考えられる超音波発生装置は下記のようになります。

    • 音圧レベルが最低でも95~130dB程出ているもの
    • 周波数帯が25kHz~50kHzの範囲(20~23kHzでは聴こえる人もいる可能性有)
    • ネズミが慣れないように、超音波の放射が断続的、且つ周波数が変動するもの
    • 一台ではなく複数台で放射範囲をカバーする
    • 屋根裏などネズミの活動場所に設置できる電池タイプのもの

    一方で、効果が薄いと考えられる超音波発生装置は、

    • 音圧レベルが95dBより小さい
    • 周波数帯が20kHz未満のもの(若い人は聞き取れる可能性がある)
    • 超音波が放射しっぱなし、周波数も変化がなく一定のもの
    • コンセントに差し込む様な室内しか設置できないもの(屋根裏などに届かない)

    若い人ほど高周波数の音は聞き取れる可能性が高く、家に小さいお子さんがいる場合は最低でも25kHzはないと体に不調をきたしてしまう恐れがあります。

    20kHzがどの様な音なのか、実際に聞こえるのかどうかを試してみたい方は、こちらのサイトで21.5kHzまでの音を聞くことが出来ますので試してみてください。※ちなみに私は30台前半ですが、19,500Hz(19.5kHz)まで聞こえました。

    また、ネズミが営巣しているエリアに直接設置し、近距離で複数台によって超音波を放射する必要があるので、室内のコンセントなどに差し込むだけのようなタイプでは効果が不十分である可能性が高いです。

    効果がない超音波式ネズミ駆除装置の代表例

    ・携帯のアプリ
    ・YouTubeにUploadされているような音源
    ・直接屋根裏などのネズミの営巣部に設置できないもの

    以前、質問メールで「YouTubeにあるネズミの嫌がる超音波を流したけどネズミが前を素通りします」というお問い合わせをいただきましたが、当然不十分なのはわかりますよね?

    超音波がダメなのではなく、仕組みを理解していない人が「超音波=効果がない」と一緒くたにしてしまっているのが問題なわけです。

    オススメの超音波式ネズミ撃退器

    コンセント式の超音波ネズミ駆除装置

    上記の二つの商品はコンセント式なので、電源が確保できるエリアに限定されますがレビュー等を見ても効果を感じている方が多いように見受けられますね!

    ネズミを発見した場所が、食材が置いてある場所や倉庫など、電源が確保できるのであれば安価なのでネズミ対策として手が出しやすいのが嬉しいです。

    効果に関しては設置エリアの広さや遮蔽物の数などにも影響されますが、コンセントがネズミの通り道の近くにある場合はおすすめです。

    電池式の超音波ネズミ駆除装置

    屋根裏などの電源が確保できないエリアにおける電池式の据え置き型のネズミ駆除装置は、コンセント式に比べるとやや高価になりますが、ある程度数を設置することでネズミの駆除効果も上がるので、複数個置きたい方はこちらがオススメです。

    まとめ

    超音波によるネズミ撃退効果は、機器の性能や設置方法などに効果が左右されるという事が分かってきました。

    屋根裏を走り回るネズミは単なる騒音の被害だけではなく、悪臭や寄生虫や感染症の原因になることがあり、放置すると被害がどんどん拡大していく厄介な害獣です。

    我が家にも幼児がおりますが、特に家に小さいお子さんがいるお家などでは、衛生面や健康面での不安が大きいと思います。

    その点で超音波式のネズミ撃退装置は安心して使用することが出来るのではないでしょうか。

    超音波発生装置ではなく、信頼出来て安価な業者にお願いしたい!と考えている方は、こちらの【ねずみ110番】が一番おすすめです。日本全国24時間365日対応していますので、まずは電話での無料相談をしてみてはいかがでしょうか?