お尻の針が長いハチが室内で大量発生|寄生バチ「ヒメバチ」の生態と侵入経路について

こんにちは、田舎センセイです。

我が家は東北の田舎にあるため、家の中にも色々な種類の虫が入りこんできます。

特に不快害虫が多いのですが、秋から冬にかけて暖を求めて侵入してくる蜂やテントウムシなどが多いです。侵入してきたのが蜂だと「刺されやしないか」とか「室内に巣があるのではないか」と心配になります。

本記事では、我が家の室内で寄生バチの一種が大量発生したケースについてご紹介します。


冬なのにぶんぶんと沢山ハチが室内で飛び交ってるからびっくりしたんだよ

こんな時に気になるのが「どこからやってきたのか」と「危険な虫ではないかどうか」じゃな!我が家のケースは寄生蜂だったので、その時の様子をまとめるぞい!
※本記事内には沢山のハチが集まってる写真がございます。虫が苦手な方は閲覧にご注意ください。

室内に蜂が入りこむケースと侵入経路

家の中に蜂が入ってきたときに考えなくてはいけないのが「侵入経路」です。

考えられるケースは3つ。

①隙間から侵入してくるケース
②室内に通じる場所に巣があるケース
③何らかの原因で室内に巣を持ち込んでしまったケース

侵入してきたのが1匹だけなら窓の隙間などから入りこんだことが考えられますが、秋冬の寒い時期に複数匹室内で見かけた場合は別のケース(②or③)を想定した方が良いかもしれません。

以前我が家の納屋でアシナガバチが大量発生した時は、壁の隙間で暖を取っていたハチが西日で温められた午後に活動的になり壁の隙間から飛び出してきたことが原因でした。

こんにちは、田舎センセイです。 里山にある我が家の周囲は山と林に囲まれていて、自然が豊かなのは良いのですがその分虫もたくさん出ます。 ...

アシナガバチなどは家の軒下などに巣をつくることが一般的ですが、我が家の場合は壁と壁の間に隙間があり、そこで数百匹のハチが越冬していたんですね。

そして今回我が家で鉢が大量発生したケースは、想定外だった③のケースでした。

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室内で大量発生したのは「寄生バチ」!発生原因は虫の繭

寄生バチ「ヒメバチ(の一種)」の画像

今回我が家で大量発生したのはこちらのハチです。

ヒメバチ
最初は真冬のこの1月に2~3匹も室内で飛び交っているのはおかしいなと思っていたんですが、室内の小物置き場の中でカサカサと羽音がするので発生源を特定することができました。

このハチは「ヒメバチ」と呼ばれる寄生バチの一種で、世界的にも種類が数多くいて日本だけでも約1000種類以上いるとされています。

あまりにも数が多いので種を同定するのが難しく、この写真だけでは「ヒメバチの仲間」としかわからないのですが、節の数が多いのと長い産卵管をもつのが特徴的です。

ウスタビガの繭から大量発生したヒメバチ

ウスタビガの繭
発生源はこちらの「ウスタビガの繭」です。

スパイスや自然の物からアクセサリーなどを作ることがある妻の小物置き場の中に置いてあった、採取したまま放置していたウスタビガの繭のなかからハチが飛び出してきていました。

ヒメバチ

我が家でのハチの大量発生は自分でハチの発生源を室内に持ち込んでいたことが原因だったんですね。

他に考えられるケースとしては、我が家のように「蝶の蛹を発見し、自由研究や飼育観察のために虫かごなどに入れて持ち込んだが、既に寄生バチによって卵を産み付けられた後だったため大量に孵化・発生してしまった」なんてのが多いようです。

寄生バチは特定の巣を持たないで他の昆虫の蛹や繭に寄生するため、室内で大量発生した場合は、虫の幼虫や蛹、繭を持ち込んでいないか、どこかに産み付けられた虫の巣は無いかを探してみると良いでしょう。

ちなみにですが、私が今回ヒメバチの捕獲と観察に用いたジップロックタイプのやや厚手のビニール袋ですが、僅か半日で穴だらけにされていました。

堅いウスタビガの繭を食い破って出てくるだけの牙を持っているので、とじこめたと安心して長期間ビニール袋などで保管してるとアッという間に飛び出してしまいますのでくれぐれも注意しましょう!

寄生バチ「ヒメバチ」の生態のふしぎ

ヒメバチは農地の害虫を減らしてくれる益虫

畑子育て
自給的なコメ農家である我が家にとって、実はこのヒメバチのような寄生バチは他の昆虫の数をコントロ―する上で重要な役割を持つ「益虫」です。

特に「捕食寄生」と呼ばれる生態であるため、農作物を食害する他の害虫や山間部で発生する害虫などの数を減らしてくれるので、我が家にとってはありがたい存在なんですね。

ハチの画像を見てわかる通り、ヒメバチのメスは長い産卵管を持っていて、甲虫や蛾の幼虫・蛹(さなぎ)・繭(まゆ)の内部などに産卵管を突き刺して卵を産みつけます。

孵化した卵はそのままほかの昆虫の幼虫を栄養源として成長し、大きくなったら繭などの中から飛び出してくるのですが、今回は寄生バチの卵を産み付けられているとは知らずに蛾の繭を室内に持ち込んだことが原因でした。

ヒメバチをはじめとする寄生バチは人を刺さない(種がほとんどと言われている)

赤ちゃんの虫刺され
ヒメバチをはじめとする寄生蜂は、その長い産卵管から人を刺しそうな見た目をしていますが、基本的には人を刺さないと言われています。

断定していないのは、日本だけでも約1500種類ほど確認されていますが、未確認の物も含めて3000種はいるとされており、世界的にみると6万~10万種はいるとされているほど大きなグループを形成しています。

そんな中で見分けるのは容易ではないので、万が一にも人を刺す種がいないとも限らないということで断定していませんが、基本的には人を刺しません。

寄生蜂という名前から心配する人も多いのですが、前述の通り虫の蛹や幼虫に卵を産み付けて寄生する生体のため、人間に寄生するようなものではないので心配はいりません。

もし、布団の中などでアリやハチににた虫に刺された場合は「アリガタバチ」を疑った方が良いでしょう。

バツ
家の中でシバンムシを見つけた時に同時に見つけやすい「シバンムシアリガタバチ」ですが、アリのような見た目だけど実はハチの仲間です。 和室で寝...

アリガタバチに刺された場合は痛みを伴い、アナフィラキシーショックの危険もあるので上記リンクの記事を参考に対策をとってみてください。

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まとめ

本記事でご紹介した寄生バチの一種であるヒメバチが室内で大量発生してしまった原因を作ったのは自分自身だったのですが、小さなお子さん(とくに男の子)がいるご家庭では昆虫を家に持ち込むことは日常茶飯事です。

今回のウスタビガの繭も私と息子が観察のために持ち込んだものも混じっていたので、どこの家庭でも比較的起こりうるケースかなと思います。

寄生バチは人間に及ぼす害はほとんどないので、万が一発生源を特定できなくても殺虫剤で駆除するか、窓の外から逃がすだけで十分ですので焦る必要はありません。

できれば外に逃がしてあげて、暖かい時期に大量に発生するもっと厄介な害虫を駆除するために働いてもらいましょう!

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