植物を安く送る「第四種郵便」の値段とペットボトルを使った配送方法

第四種郵便

こんにちは、田舎センセイです!

私は園芸が趣味で、特にコーデックス(塊根植物)と呼ばれる植物を種から育てています。

植物の実生栽培(種から育てること)をやるとどうしても数が増えてしまい、先日実家の母にいくつか送ったのですが、植物を安く送ることができる「第四種郵便」という方法を使いました。

この方法だとかなり安価に植物を配送することができるんです!

そこで本記事では、植物を郵便で送る時に使える「第四種種苗郵便」の値段や送り方の注意点などについて詳しくご紹介したいと思います。


定形外郵便で普通に送るよりも半額程度で送れることもあるからお得だよ!

梱包のコツと第4種郵便として送るための注意点がいくつかあるから、実際にワシが梱包する時の画像とともに詳しく紹介するぞい!
※2021年10月より郵便サービスの変更がありました。第4種種苗郵便も変更点がございます。記事後半にて追記する形で情報を修正していますのでそちらも忘れずにお読みください

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

第四種郵便とは

第四種郵便は、郵便法(第27条)で定められた特定のものを送る時に使える方法で、「通信教育用郵便物」「点字郵便物・特定録音物等郵便物」「植物種子等郵便物」「学術刊行物郵便物」の4種類があります。

この中で誰でも使えるのが「植物種子等郵便物」で、条件さえ満たせばとても安く植物を送ることができます。

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「植物種子等郵便物」の条件と送付時の注意点

1.栽培目的であること

植物種子、苗、苗木、茎もしくは根で栽植の用に供するものなどを内容とするもの

ポイントは「栽培目的」であることで、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、切り花、押し花、リースなどは対象外

一方で、観葉植物、多肉植物、野菜の苗、水草などは栽培目的ですので「第四種郵便」で送れます!

2.中身が確認できる状態であること

第4種郵便で植物を送る場合は、中身が本当に植物であることを証明するために「中身が見える状態になっている」か「郵便局で局員さんに中身を確認してもらったうえで封をする」かのどちらかである必要があります。

(※もう少し詳細を書くと、「封をする前に郵便局員さんに確認してもらう」だけでは不十分で、配達員さんも内容物が植物であると確認できるように常に中が見える状態になっている必要があるのですが、確認のうえ封をしてそのまま送れてしまう場合もあります。確実に送るのであれば窓がついていて中身が見えることは”必須”です。第四種種苗郵便に詳しい配達員さんの場合、中身が見えない状態であるために配送不可として局に戻される場合もあります。)

今回ご紹介する方法はペットボトルを使った配送方法なので中身が見えるようになっているのですが、牛乳パックや段ボールなどを使う場合は、一部を切り抜いて透明なシートで覆って中が見えるようにするのでもOKです。


第四種郵便の内容品の規定が厳しいからこの点は注意が必要だね!

封筒の外側に植物の種を貼り付けて、中身が植物であると偽装して(実際は植物以外の物が入っている)、第四種郵便の送料の安さなどを悪用する人がいるんじゃよ

3.送付可能な郵便物の重さとサイズ

郵便物の大きさ/サイズ

最大サイズ最小サイズ
第4種郵便第4種郵便

郵便物の重さ

1Kgまで

※植物以外の3つの第四種郵便に関しては、最大重量3Kg までの発送が可能

配送料金と配達にかかる日数

第四種郵便「植物種子等郵便物」の配送料金

       重さ       送料
50g以内73円
75g以内110円
100g以内130円
150g以内170円
200g以内210円
300g以内240円
400g以内290円
500g以内342円
600g以内394円
700g以内446円
800g以内498円
900g以内550円
1kg以内602円

※400g以上は100gごとに+52円で計算


ちなみに普通の郵便(定型外郵便物)として送付する場合に比べてどのくらい安いの?

定形外郵便物には「規格内」と「規格外」があるが少し比較してみよう
定型外郵便
重さ第4種規格内規格外
50g以内73円120円200円
※75g以内110円
100g以内130円140円220円
500g以内342円390円510円
1㎏以内602円580円710円

※規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内
※定形外郵便の75g以内の価格は無いので、100g以内の金額で計算する

第四種郵便で植物を送る場合と、定型外郵便で送る場合では若干ながら送料に差があります。

第四種郵便で送るよりも、定形外郵便で送る方が安くなるケースもある(※1Kg以内の規格内郵便の場合)ですが、定形外郵便(規格内)の規定サイズが厚さ3㎝以内という基準があるので、植物の苗や種をこのサイズに梱包して900gを超えることの方が難しいと思うので、よほどのことが無い限り第4種郵便の方が送料は安くなります。

また、わずかな違いとして第四種郵便には「75g以内」という基準がありますが、定形外郵便にはないので、微妙な重さの植物を送る場合にはこの25g刻みの値段設定が結構重要になってきます。

後述しますが、私が植物をペットボトル(500ml)で送付する場合に大体75g前後になるので、この規格があるのはとても有り難いです。

ペットボトルで送る場合は定形外郵便の規格外に相当するので、第四種郵便なら75g以内に収まれば110円で済みますが、定形外郵便として送る場合は倍の220円になります。


金額としてはわずかな差でも、もし植物を販売したり、趣味で栽培した植物の苗や種を人に送る頻度が多い人は大きな差になりそうだね

植物の場合は、種子・苗の重さがそこまで重くならないので、軽量規格の金額が安い第四種郵便の価格帯は実はかなりお得なんじゃ
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500mlペットボトルを使って植物を第四種郵便で送る方法

1.植物・梱包材(ペットボトルなど)を用意する

第4種郵便の送り方
※画像が赤っぽいのは植物育成用LEDのせいです、スミマセン

第四種郵便で植物を送るにあたって必要なものを用意します。

用意するもの

・送りたい植物
・スケール(はかり)
・空のペットボトル容器
・緩衝材
・透明なテープ
※ティッシュペーパー
※アルミホイル

今回は「パキポディウム・カクチペス」というトゲトゲの植物の実生1年(種をまいてからちょうど1年目)のものを送るケースをご紹介します。

パキポディウムカクチペス
※Pachypodium cactipes

当然ながら植物の種類や成長度合いによって重さが変わりますし、大きすぎるものは500mlペットボトルでは送れない場合がありますので、あくまで梱包の方法の参考に留めていただけると幸いです。

空のペットボトル容器の重さについて

ペットボトル容器
空のペットボトル容器と言えど、素材や形状、重さが様々です。

私が使ったのは愛飲してる「ウィルキンソンの炭酸水」の空容器。

炭酸飲料の容器はしっかり作られているものが多く、植物を送ることを想定するとあまりふにゃふにゃな(※いろはすの様な捻って小さく潰せるタイプの物)ではない方がいいと思います。

ペットボトル容器の重さ
重さによって送料が変わるので梱包する容器自体の重さも大切。このウィルキンソンのボトルはラベルを剥がした状態で27.5gでした。(ペットボトルのキャップは3g)

前述の「いろはす」の様な捻って小さくできるタイプのボトルなどは17g程度とかなり軽いのですが、植物を安全に送ることを考えるとその10gの差は削減すべきか慎重に検討してください。私はしっかりした硬さのあるペットボトルをおすすめします。

因みに、牛乳パックの空容器は約30g。植物自体がやや大きめで500mlペットボトルに入らない場合は牛乳パックでもそこまで重さに差がありません。

牛乳パックは不透明な分、窓を作って加工する手間が少々めんどくさいです。

2.ペットボトル容器を切る

ペットボトル容器
まずは梱包に使うペットボトルの空き容器を上1/3くらいの所で切りましょう。

ペットボトル
当然ですが中身はしっかりとゆすいでキレイにし、水分は拭き取っておきます。

3.植物を準備する

余分な土を落とす

カクチペス
植物の準備ですが、極力軽くするために当然ですが鉢から抜いて余分な土を落とします。鉢に入った状態では約153g。

カクチペス
土を落としたら18.5gまで下がりました。

水やりを2日前に終えたばかりの株なので、幹の状態は比較的膨れて重たい状態だと思います。植物体の水分を抜けばもう少し軽くなると思いますが、この後数日かけて配送されることを考えるとあまり植物にとって過酷な状態にするのはリスキーでしょう。

根の保水と植物本体を緩衝材でまいて保護する

根の保護
私なりのやり方ですが、まず数日間の配送期間中に乾燥しないように根をティッシュペーパーでまいて水を吸わせます。

根の保護
水を吸わせたら8gほど増えましたね。もし植物自体の水分が十分な状態で、配送期間中の乾燥が気にならなければこの水の重さ分はカットできるかもしれません。

植物の送り方
次いで、水を吸わせたティッシュペーパー自体が乾燥しないようにアルミホイルを上からまきます。

アルミホイル自体の重さは1g程度でしたので気にする必要はないでしょう。

最後に緩衝材を植物体にまいてテープで留めて植物の準備は完了です。緩衝材
最終的に18.5gの植物が、根の保護と緩衝材で包むことによって28gになりました。

4.ペットボトル容器に梱包する

第四種郵便
最初に準備したペットボトルに植物を入れて、透明なテープ(※ダイソーで100円)を使って先ほど切った所を閉じます。

ガムテープでもいいかもしれませんが、中身が見えやすいようにあえて透明なテープと書いています。大事なことは中身が植物と確認できるかどうかなので、必ずしも透明なテープじゃなきゃいけないわけではありません。

上の写真では植物の背丈が短くペットボトル内で動いてしまったので、ティッシュペーパーを一枚丸めて上から突っ込みました。

第四種郵便
最後にペットボトルのキャップを閉めて、58gでフィニッシュ!!!

更にこの上に宛先を書いた紙を貼るのであと数グラム増えますが、75g以内に収まるサイズで仕上げることができました。

5.宛先を書いた紙を貼る

第四種郵便
最後に宛先を書いた紙をペットボトルに貼り付けて完了です。

ポイントは、中身が完全に隠れないように紙を貼ることと「第四種種苗郵便」とはっきりと明記すること。

そうしないと口頭で「第四種郵便で」と言っても、郵便局員さんによっては特殊な第四種郵便の取り扱いになれておらず普通の定型外郵便として取り扱われたというケースもあるそうなので、これでもかと思うくらいわかりやすく赤いペンなどで色を変えて書くといいでしょう。

今回は前述の料金表の通り、110円(75g以内の金額)で送ることができました。

第四種種苗郵便で植物を送るデメリット

・追跡サービス・補償サービスがない
・配達日時の指定ができない
・上下の指定ができない(天地無用等)
・ポストに入る場合はポスト投函になる
・配達日数が1日程度余分にかかる場合がある

第四種郵便で植物を送る場合のデメリットとしては、上記の4点があると思います。

特に、冬の時期の発想の場合後半の2つ(ポスト投函と配達日数)がネックになってくる場合があるので十分に注意しましょう。

ペットボトルで配送する場合はポストに入らないケースも多いので、その場合は直接渡してくれますが、大きめのポストがあるご家庭だとポスト投函になり、季節によっては寒さに弱い植物なら凍って枯れてしまうこともあります。

また、日本の郵便制度の場合は3日以上配送にかかることは稀ですが、配送先が遠い場合は3~4日ほどかかる場合があるのでこの点も注意しましょう。

因みに、今回記事内で紹介した植物は、宮城県栗原市→北海道札幌市の距離を発送日を含めて3日で届きました。(※実際は4月10日の16時ごろに郵便局にもっていったので、翌4月11日午前中の発送になり、4月13日の午前中に到着)

(※追記:2021年10月よりサービス内容の変更がありました)

【追記(2021/10/22)】2021年の郵便物サービスの変更について

2021年10月より、第四種郵便を含む普通郵便の土日祝日の配達が無くなり、今まで以上に配達に時間がかかるようになってしまいました。

また、2022年1月からは配達日数がこれまでの日数よりも+1日程度余分にかかるという変更もあり、植物(特に苗)を第4種種苗郵便で送る場合にはより注意が必要になります。

例えば、これまでであれば水曜日に局に引き渡せば、金曜日には到着していたところが、翌週の月曜日まで配送されないというケースが想定されるので、夏場の暑さや冬の寒さ、水切れによる枯死などが今まで以上に起きやすくなるという事です。(水曜発送の場合「平日3日&土日の2日」で計5日)

植物の苗を送る場合は、「遅くとも火曜日中に郵便局から発送手続きをとる」か「水曜日発送の場合は速達(350円)を付ける」のがギリギリのラインとなるでしょう。

いつも情報交換をさせてもらっている「ゆるぷ」さんのブログにて、配送時の料金趣味レーションがされていますので、そちらを参考にされるともう少し具体的に配送プランの見直しができると思います。

➡ ゆるぷ:第四種郵便の代替 できるだけ安く植物を送る方法

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まとめ

本記事では第四種郵便という制度で、できるだけ安く簡単に植物を配送する方法についてご紹介いたしました。

小さな植物の種や苗なら100円前後で配送することも可能なので、梱包のコツと第四種郵便利用時の注意点について知っていただければ送料を安く済ませることができます。

是非この方法を使って素敵な園芸ライフをお過ごし下さいね!