布団のダニは掃除機や布団クリーナーで吸い取れる?【掃除機のダニ駆除の効果】

掃除機

近年、ダニを吸い取れるとうたうサイクロン式掃除機や、UV照射でダニを殺して吸い取るという布団クリーナーなど様々な生活家電が登場しています。

梅雨のシーズンがあり、高温多湿な環境でダニの対策を取りながら生きてきた私たち日本人にとって、「ダニ対策」と言えば「掃除機を丁寧にかける」と考える人がとても多いです。

しかし、実は「ダニの駆除方法として掃除機は不十分」なんです!


えっ!?だって有名なダ〇ソンとかレイ〇ップとか、最新のサイクロン掃除機とかダニ専用布団クリーナーが大手量販店の家電コーナーにびっしり並んでたよ!?

今回は、実際に研究機関が行った研究結果と合わせて、なぜ掃除機や布団クリーナーではダニの駆除効果が不十分なのかを解説するぞい!

ダニの駆除にお悩みの方はこちらの記事もあわせてご覧ください

>>> ダニ退治の方法に悩んでる人に伝えたい10の事

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布団のダニの駆除が掃除機や布団クリーナーでは不十分な理由とは?

布団

1.ダニは布団の表面よりも内部に多い

ダニは暗いところを好む習性があり、普段は最も暗い布団の中心部に潜っています。そのため表面に比べ、布団の内部には1000倍以上のダニがいると言われています。

サイクロン式掃除機ハンディタイプ布団クリーナー紙パック式掃除機の3種類において、布団の表面と内部のダニの除去率を調べた研究結果(※日革研究所調べ)によると、それぞれのタイプの掃除機でのダニの除去率は下記の表のとおりです。

掃除機の種類布団表面布団内部
サイクロン式掃除機約77%0.06%
ハンディタイプクリーナー約41%0.04%
紙パック式掃除機約61%0.01%

※引用:日革研究所


表面部分は半分くらいは吸い取れてるけど、内部はほとんど吸い取れていない

うむ。この日革研究所の検証動画がYouTubeで紹介されておるぞい

2.生きたダニはカギ爪や吸盤があるため繊維にしがみつく

ダニ かぎづめ

ダニの足先はカギ爪のようになっており、布団内部の繊維に引っかかってしまうので簡単には吸い取れません

特に内部に潜んでいる生きたダニは、ちょっとやそっとの吸引力じゃ剥がされないので、どうしても残ってしまいます。

ダニの死骸や糞は吸い取ることができても、生きたダニを掃除機で吸い取るのは難しいでしょう。

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ダニにUV(紫外線)照射は効果がうすい

布団

近年見かける事の多くなったレイコップをはじめとする、UV照射によって殺菌・除菌を行いながら吸引する布団専用掃除機のダニ駆除効果は賛否が分かれています。

紫外線の照射が除菌や殺菌に効果的なのは事実なのですが、実際に寝具にいるダニを死滅させる力があるかと言えば答えはNOです。

ハウスダスト研究所の微生物学者であり、ダイソンのエンジニアであるToby Saville氏によると、

「例えばUVランプを使ってダニを死滅させようとしたら1つのスポットに対して約60秒ライトを当て続けなければなりません。また、ライトが照射するのはマットレス表面のみで、奥に潜んだダニには全く効果がありません。振動でダニやゴミを浮かせて取るという製品がありますが、ダニには脚があり、繊維にしがみついています。少し振動したくらいでは、表面に出てきません。また、これらの製品は振動やランプという付加価値機能にフォーカスしているあまり、掃除機の本来の性能である“吸引力”が不十分です」(Toby Saville氏) UVランプでダニを死滅させるには1スポット60秒の照射が必要

と、明らかにレイコップについて話していると思われる発言があります。

UVそのものに効果が無いわけではなく、狭い範囲に長時間照射をし続けなくては効果が無く、マットレスなどの場合は奥にまでUVライトが届かないという事が問題であることが分かりますね。

【追記:2021/5/20】

ダニに対する紫外線の効果について外部の検査機関による調査をもとに以下の記事で詳しくまとめました!

UV-C
こんにちは、田舎センセイです! 当サイトは、わが子が重度のダニアレルギーであることから様々なダニ対策を実践しています。 先日「ROC...

UV-Cという殺菌力が強い短波長の紫外線はダニを死滅させるだけの威力がありますが、死滅させるには長時間の照射が必要で、布団の内部のダニにどの程度効果があるかについては不透明なままという印象です。ただし、レイコップやその他UV-Cを用いた布団クリーナー系も進化していることが分かりました。

頻回&長時間布団にUV-Cのクリーナーをつかえるよ!という根気強い方はしっかりと効果を得られるかもしれません。

こまめな掃除機がけはアレルゲンの除去には効果あり

掃除機がけ

布団の内部にいる生きたダニには掃除機がけがあまり効果的でないことが分かりましたが、掃除機がけが全く効果がないかと言えばそうではありません。

こちらの「ダニの種類と特徴を徹底解説|家に出る注意すべきダニ」の記事で詳しくご紹介していますが、家の中にいる「屋内ダニ」にはいくつか種類があり、そのうちの8~9割を占めるのが「チリダニ科」のダニです。

このチリダニ科のダニは刺さないのですが、糞や死骸がアレルギーの原因となり、特に小さな子供ほどその影響を受けやすいので注意が必要なのです。

布団やマットレスをこまめに掃除機がけすることは、ダニの死骸や糞を吸引する点で言うと効果的なので、アレルゲンを減らす方法として効果的です。

もちろん、布団の奥に潜んでいるダニはどんどん増え続けるので、しっかりと駆除をして死骸を掃除機で吸い取るというサイクルにする必要があります。

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ダニを駆除するには「熱」か「乾燥」しかない

コインランドリー

ダニを簡単に駆除する方法は中々ありませんが、確実に死滅させる方法は下記の3つが挙げられます。

  1. 熱湯の中に付けて煮沸消毒
  2. コインランドリーの高温乾燥機
  3. 極度に乾燥させる

ダニを駆除したいものが、ぬいぐるみや赤ちゃん用の枕などの場合は、熱湯につけることで熱に弱いダニはすべて死にます

また、毛布や掛布団程度のものであれば、コインランドリーの業務用高温乾燥機を使う事で中のダニはすべて死滅します。

前述した通り、死滅させても内部に死骸や糞が残っているので、最後に洗濯をして流すか掃除機で死骸を吸い取るなどを行えば完璧です。

しかし、煮沸消毒できない大きなものや、コインランドリーの乾燥機に入れられない固いものなどは①と②の方法を取ることができません。

高温でダニ駆除機能の付いた布団乾燥機もありますが、ベッドやソファーなどはどうしても利用することができないので、サイズによっては熱処理での駆除は難しいでしょう。

ダニの駆除方法として「洗濯機で洗濯すること」を有効だと考えている人も多いのですが、洗濯の有効性についてはこちらの「布団や毛布のダニは洗濯をすれば死ぬ?【洗濯機でのダニ退治の効果】」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ソファーやベッドのダニ退治は、乾燥させてダニを死滅させる方法がおすすめ

ソファ

マットレスやベッド、カーペットやソファーなどの場合は、大きすぎるのでランドリーの乾燥機も使えず、スチームアイロンなどを使っても厚みのあるソファーやマットレスの内部までは熱が届かずダニを死滅させることができません。

そんな時は【ダニ捕りロボ】が最も確実で効果的でオススメです。

一般的なダニ取りシートとは違い、体の8割が水分で乾燥に弱いダニを捕獲して乾燥させて死滅させます。

ソファーやベッドなどの厚みのあるものに関しては熱処理の効果が薄いので、このダニ捕りロボが最も効果的と言えるでしょう。

ベッドやソファー、カーペットなど大型の寝具などのダニにお悩みの方は、公式ホームページを見てみると良いでしょう。
【ダニ捕りロボ】ダニが気になる場所に置いておくだけ!

布団のしまい込み時や使用前に布団専用クリーニングもおすすめ

布団クリーニング

ご自身で布団をコインランドリーに運んだりするのが物理的に不可能な場合や、ダニの駆除のためだけにダニシートを設置するのではなく布団自体を快適にしたい場合は、専門のクリーニングに依頼してしまうというのも一つの方法です。

布団を丸ごと洗うのはコインランドリーでは難しい場合もあり、特に羽毛布団などの場合は専門のクリーニングサービスを利用するとよいでしょう。

私がお勧めするのが、こちらの「ふとんLenet 」です。

布団をふっかふかにしてくれるのはもちろんですが、ダニ死亡率が99%ダニアレルゲンの除去率が98.3%とダニ対策としても効果がとても高い方法でクリーニングを行ってくれるのが特徴です。

1枚当たり1000円の追加料金防ダニ加工を施してくれるサービスもあるので、ダニの発生しやすい初夏の時期や、布団をしまい込む前にクリーニングを依頼すると良いでしょう。


ふとんLenetだと、宅配だけですべてが済むからすごく便利だよね!

この方法が特におすすめなのが、育児中などでコインランドリーなどに布団を持っていくことが物理的に難しい方じゃな!
ふとんLenetがおすすめな人・物理的にコインランドリーに布団を持っていく余裕がない人
・ダニシートではなく布団自体を洗いたい人
・布団を洗うだけではなく、防ダニ加工を施したい人
・まとめてたくさんの布団のダニ駆除を行いたい人

ふとんLenetの公式サイトを見てみる

防ダニ加工された寝具を使う事によってダニ退治のコストを軽減しよう!

防ダニ寝具

現在お使いの寝具に潜むダニ退治はコインランドリーの熱風と洗浄が効果的であるとご紹介しましたが、毎回1000円以上はかかりますし、ダニがいない状態を保つには少なくとも1~2ヵ月に1回はダニ駆除を行う必要があります。

その手間と費用を考えると、防ダニ加工されたシーツや布団などの寝具を使うと、毎回コインランドリーに通う手間も省けます。

防ダニ加工の布団カバーを使えば、1週間に1度程度布団表面を粘着式のコロコロで軽くなぞれば、ダニの死骸や糞、花粉などのハウスダストを除去できるものもあり、ダニアレルギー対策にもなります。

そもそも現在使っている布団の中にダニなどが入らないようにできるので、ダニ被害に悩まされることが減ります。

防ダニ加工された寝具は一般の物よりも高額なものが多く、種類も多いのでどれを選べばいいか迷われる方も多いかもしれません。

下記関連記事にて、おすすめの防ダニシーツや防ダニ布団メーカーをランキング形式でご紹介していますので、あわせてご覧ください。

防ダニ寝具
こんにちは、田舎センセイです。 我が家では私を含めダニアレルギーの人間が多くいるので、普段からダニ対策は徹底的にやっていますが、特に寝具に...
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まとめ

多くの方がダニの駆除方法として効果的だと思ている掃除機がけは、布団内部の生きたダニにはほとんど効果が無いことをご説明いたしました。

また、UV照射によるダニの駆除効果をうたった家電製品は、除菌には効果があってもダニを死滅させるほどの効果が無いという専門家の意見をご紹介しました。

アレルゲンとなるダニの死骸や糞の除去を行う目的での利用であれば、UV照射機能よりも強い吸引力を持った掃除機を購入した方がまだ効果的であるでしょう。

ソファーやベッドなどのダニ駆除を行いにくい大型の寝具は、記事内でご紹介したダニ捕りロボが最もおすすめの方法ですので、是非公式サイトをご覧になってみてください。

公式サイトへは下の画像をクリック! ↓↓↓

最後に、寝ている間に体を刺されたなどの刺咬被害がダニによるものかどうかイマイチ確信が持てないでいる方は、こちらの「ダニに刺された時の症状の見分け方|家の中の虫刺され【皮膚の画像あり】」の記事もあわせてご覧になることをおすすめいたします。

大切なお子さんをダニの被害から守りたい人へ

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ダニシート

家の中で一度ダニに刺されると、ダニがいる布団やベッドで寝ているような気がしてとても嫌な気持ちになりますよね。

特に、赤ちゃんや小さなお子さんは、肌が柔らかいので大人以上にダニの餌食になりやすく、アトピー性皮膚炎やダニアレルギーになることもあるのでとても心配です。

ダニを駆除する一番効果的な方法は、「ダニ捕りロボ」をベビーベッドやプレイマットの下に置き、防ダニ加工の施された寝具と併用するという方法です。

ベビーベッド1つ分なら、ダニ捕りロボ(レギュラーサイズ)が1枚で良いので、1日あたりたったの18でダニを駆除し続けることができます。

ダニ捕りロボは、Amazonなどではなく販売元から直接購入するのが最も安くお得ですので、下記のボタンから自分に合ったサイズ&枚数のセットをお選びください。

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