秋~冬にダニ対策は必要!?寒くて乾燥した冬の時期でもダニは死なないの?

冬

こんにちは、田舎センセイです。

我が家には重度のダニアレルギーを持つ息子がいるので年中ダニ対策を行っているのですが、年間を通してダニ対策を行っている家庭はあまり多くないようです。


なんでそんなことが分かるの?

冬季は夏の間に比べて、当サイトに寄せられるダニに関するお問い合わせが半分以下に減るからじゃよ

ダニの被害は湿度と気温が上がり始める5月頃から9月末の間に集中するため、秋~冬の寒さや乾燥した空気によってダニの活動が低下し、刺されてかゆみが出るなどの目に見える被害が減るので「秋冬の間のダニ対策は不要」と考えている人も多いのかもしれません。

ところが!!

秋冬の間にダニの被害が減ってもダニが死滅してしまったわけではないんです!!

もしご家庭に小さなお子さんがいたり、赤ちゃんが生まれてダニ対策をしっかりやろうと考えている方は、「年間を通して」ダニ対策を行った方が良いという事を知っていただきたいです。

本記事では、秋~冬の間ダニがどうなっているのかについてまとめます。

この記事でわかること

・冬でもダニが越冬する理由
・越冬するダニの種類
・特定のダニが越冬する「休眠型」に変身する条件
・小児アレルギー(アトピーや喘息)とダニの関係性
・小さなお子さんがいる家庭で年間を通したダニ対策が必要である理由

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

ダニが越冬しやすい温暖な住環境

暖房
まず第一に挙げられるダニが冬を越す原因のひとつが「温暖な住環境」です。

いかに冬になって寒くなろうが、多くの家庭では暖房を使い、乾燥した室内の空気には加湿器を使うので、特に室内がダニが死滅するような過酷な環境になることは稀です。

ストーブの温風が良く当たるカーペットや、こたつ布団の中など、ダニが冬でも増殖しやすい環境は沢山ありますので、冬の間でもしっかりとダニ対策をする必要があると言えます。

ただ、やはりそうは言っても夏に比べてダニ被害が減るのは間違いないですよね。


確かにストーブとかつけるけど、やっぱり夏に比べると刺されないからダニはいなくなってるってことじゃないの?

ダニ刺されなどの被害件数は確かに減るが、安心はできないんじゃよ

おそらく冬の間にダニに刺されるというのは稀で(※原因がネズミが宿主になるような屋外から侵入するダニの場合は冬でもしばしば問題になります)、暖房器具があるとはいえ真夏の高温と高湿度とは違うんだから、そんなにダニ対策は必要ないんじゃないの?と思うかもしれません。

では、(一見)冬の間にダニ被害が無い家庭では、寝具やカーペットに潜むダニはどのようになっているのでしょうか?

冬の間に「休眠型(長期発育休止前若虫)」になるダニがいる

ベッド
ダニにはいろいろな種類がいますが、全ダニのなかの8割以上を占めると言われているのが「チリダニ科」のダニです。

このチリダニ科のダニは、人を刺す大型の「ツメダニ」の餌になり、死骸や糞はダニアレルギーの原因になる厄介な奴です。


重度のダニアレルギーを持つ我が家では、人を刺すツメダニよりも警戒してるのがこのチリダニ科のダニだよ

アトピーや喘息などの、小児アレルギーの原因の多くがこの「チリダニ」の死骸や糞なんじゃ!

チリダニ科のダニには「ヤケヒョウヒダニ」と「コナヒョウヒダニ」という2つがいるんですが、中でも「コナヒョウヒダニ」はより乾燥や寒さに強く、条件を満たすと成長を止めて越冬する「休眠型(長期発育休止前若虫)」になると言われています。

越冬するダニがいるという事は、アレルギー対策の面から考えると

ダニに刺されるとか刺されないとかではなく、秋~冬の間も寝具にダニは潜んでいる!

という事なんです。

実は「コナヒョウヒダニ」が越冬するようになるには、条件があることが分かっています。次で簡単に解説いたします。

コナヒョウヒダニを捕獲できるダニシート「ダニ捕りロボ」

コナヒョウヒダニが越冬モードになる条件は「過密」

ダニの生育ステージは卵から成虫になるまでにいくつかの段階に分かれているのですが、越冬するダニは「数が増えて過密状態になった時に休眠モードになって越冬に備える」ということが分かっています。


コナヒョウヒダニが越冬する休眠モードになる条件は「数が増えすぎて過密状態になること」だったんだね!


過密状態になると時期を問わずこの休眠モードになるらしいんじゃよ

つまり、コナヒョウヒダニが休眠モードになるのを防ぐには「季節を問わず一年中、日常的にダニ対策をしてダニの数を一定数以上増やさない事」がポイントになるわけですね。

おそらくダニの過密状態以外にも、コナヒョウヒダニにとって過酷であると感じられる環境変化(乾燥・寒さ)なども関連がある可能性もありますが、一番大きなポイントが「過密」という状況であることは間違いなさそうです。

冬だからといってダニ対策を怠ると休眠モードになったダニが越冬して、翌年も猛威をふるう事になるというわけです。

秋からの空気の乾燥と都市化した住環境はコナヒョウヒダニが増えやすい

秋
実はイメージと反してコナヒョウヒダニが過密になりやすいのは、実は「やや乾燥した環境」という事が分かってきています。

特にマンションの高層階や集合住宅などではコナヒョウヒダニの方が多く、逆に地方の木造住宅などではヤケヒョウヒダニが多いという調査結果もあります。(*1)

住まいの快適湿度は大体40%~65%と言われていますが、湿度が65%程度ではヤケヒョウヒダニが多く、50%前後だとコナヒョウヒダニが増えてくるようです。

室内が乾燥し始めて加湿器をつけ始めると、室内の湿度は大体50%~60%に保たれることが多いので、コナヒョウヒダニにとっては絶好の繁殖環境となってしまうわけですね。


乾燥にも比較的強いダニがいて、そいつが越冬するんだ!

加湿器や暖房器具を使う住環境なら「一年中ダニがいる」という認識でダニ対策をする必要があるってことじゃよ!

まとめ

本記事は「冬の間にダニ刺されが減っても一部のダニは死滅しないし、休眠モードになって越冬するよ」という内容でした。

ダニを気にする方が(特にアレルギー症状のない)大人の方であれば、ダニに刺されて痒くなければさほど問題がないかもしれません。

しかし、我が家の息子のようにダニが原因の小児アレルギー持ちであれば話は別で、刺さなくても有害なチリダニ科のダニが日々増殖している(何なら増えすぎたら翌年に孵化するように休眠モードに入るやつまでいる)というのは大問題です。

ダニ対策を行う目的が「小さなお子さんや赤ちゃんのアレルギー対策」なのであれば、年間を通してのダニ対策が必要ですし、その方法としては「ダニシートによるダニ対策」が最もおすすめです。

赤ちゃんとダニシート
こんにちは、田舎センセイです! 蒸し暑い時期が来ると頭を悩ませるのが「ダニ刺され」 ダニは刺されると痒いだけではなく死骸や糞がアレル...

上記の記事では私が重度のダニアレルギーの息子のために実際に使っているダニシート「ダニ捕りロボ」の効果についてまとめていますのであわせてご覧ください。

年間を通してダニ対策をするならダニ捕りロボがおすすめ

赤ちゃんとダニシート
年間を通してダニ対策をすると考えた時に、時間と費用のことを考えるなら置きっぱなしでダニ対策ができるダニシートが最もおすすめの方法で、その中でも私が使っている「ダニ捕りロボ」は効果・安全性ともに他の商品に比べて評価が高いです。

※ダニシートの効果と安全性による比較ランキング↓↓

ダニシートランキング
家庭のダニの退治で一番厄介なのが、ベッドやソファーなどの大型の家具・寝具です。 ぬいぐるみや毛布などは、コインランドリーの業務用乾燥機でダ...

秋~冬のダニ対策は夏に比べると遥かに手間がかかります。

夏場はマットレス(敷布団)とブランケット程度の量ですが、冬は毛布や羽毛布団などダニ対策をしなくてはいけない寝具が増えますよね!

頻繁にすべての寝具を布団クリーニングに出すわけにもいきませんし、夏の間にせっかくダニ対策をしていても、秋冬で止めてしまうとダニは再度増殖してしまうので、常にダニ対策を行う事を考えると「ダニ捕りロボの定期便」でお得に年間を通してダニ対策をするのが最も賢い方法だと思います。

1日約18円でダニ対策ができるので経済的! 通年でのダニ対策にあれこれ時間とお金をとられるなら、置きっぱなしでダニ退治をしてくれるダニ捕りロボが簡単にダニの悩みを解決してくれます。

秋冬のダニ対策にお悩みの方は、是非ダニ捕りロボのご使用を検討してみて下さいね!

ダニ捕りロボを使った秋冬のダニ対策について見てみる

参考

(*1:チリダニの生物学的特徴と住環境