ハサミムシに毒や害はある?ハサミムシが家に侵入した時の駆除方法

ハサミムシ

家の中で見かける虫の中でも特に見た目が気持ち悪いのが「ハサミムシ」ではないでしょうか。

田舎にある我が家も、そこそこの頻度でハサミムシを室内で発見しますが、見つけるたびに嫌な気持ちになります。

この記事ではハサミムシの特徴と駆除・防除法について詳しく解説いたします。


うわ、これ僕の一番嫌いな虫だ!いかにも害虫っていう見た目!!

ハサミムシにはどんな害があるのか詳しく説明していくぞい!

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ハサミムシの画像と特徴

ハサミムシ
  1. 和名:ハサミムシ
  2. 学名:Dermaptera
  3. 英名:Earwig
  4. 階級:ハサミムシ目
  5. 生息範囲:日本全土
  6. 活動時期:4月~10月
  7. 体長:11mm~30mm
  8. 寿命:約1年
  9. 特徴:細長い胴体で、尾部にハサミをもつ
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ハサミムシの種類

ハサミムシは日本では25種類が確認されてるとのことですが、そのうち室内に侵入してくることがある主なものは下記の種類です。

  1. ヒゲジロハサミムシ:本州・四国・九州・沖縄
  2. ハマベハサミムシ:日本全域
  3. オオハサミムシ:日本全域
  4. コバネハサミムシ:本州・四国・九州・沖縄
  5. コブハサミムシ:北海道・本州・四国・九州
  6. エゾハサミムシ:北海道・本州・四国・九州
  7. キバネハサミムシ:北海道・本州

参考:Cyber昆虫図鑑

この中でもよく見かけるのは、ヒゲジロハサミムシ、コバネハサミムシ、ハマベハサミムシと言われており、いずれもとても広範囲に分布しています。


この間家に侵入してきたのはコバネハサミムシだったよ!

ハサミムシは害虫?それとも益虫?毒はある?

ハサミムシはその見た目と毒々しいハサミから「有毒」であるなどと言われますが、見た目が気持ち悪い以外は無害な虫です。

もちろん毒もありません。

肉食性なので小さい虫を食べてくれるので、むしろ益虫と考えられています。


でもあのハサミは?見るからに挟まれたら痛そうなんだけど?

まぁ、ハサミムシの種類にもよるが、ちょっと痛いか最悪出血する程度じゃよ
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ハサミムシが家に侵入しないようにする方法

田舎の家

ハサミムシは、基本的には屋外のじめっとした場所に生息していて、室内に棲み付くことはあまりありません。

屋外の石の下落ち葉の下ゴミ捨て場枯れ木の樹皮下などにいることが多いのですが、まれに家の明かりに引き寄せられて床下や網戸の隙間などから侵入してきてしまいます。

室内に入り込ませたくない場合は、下記の対策を取ることで侵入を防ぐ効果があるので試してみましょう!

ハサミムシを室内に侵入させない方法

・家の周辺環境を改善する(落ち葉を捨てる、ゴミ捨て場をキレイにする等)
・排水溝などの周囲を清掃する
・侵入口になりそうな穴があればゴキブリホイホイなどの粘着シートを使う
・不快害虫用の粒剤(クリーンショットBなど)を家の周囲に帯状にまく
・湿度を高めそうな雑草や物陰を無くす


ハサミムシが好む環境を作らないというのが一番のポイントだね!

これらはハサミムシに限らずどんな害虫に対しても基本となる忌避方法じゃが、一番効果的なのはクリーンショットBなどの薬剤を家の軒下や周囲に散布するという方法じゃな

クリーンショットBは、カーバメート系の害虫駆除剤で、歩行移動する不快害虫の駆除・予防効果がある粒剤タイプの商品です。

特徴としては、臭いは少なく安全性が高いという点と、砂状の粒剤なので家の周囲に散布しても目立ちにくいのがポイント。

効果の持続期間は1~2か月ほどで、雨に濡れないように散布すれば効果の持続期間も長くなります。

適用害虫はハサミムシは勿論、ヤスデ、ムカデ、ゲジゲジ、ワラジムシ、クロアリ、カマドウマなどの侵入対策にも効果があります。

上記の3Kg の商品をライン状に散布した場合は100~150mの距離にまくことができます。

ハサミムシの侵入予防に効果的な薬剤の使い方

侵入防止に効果的なクリーンショットBなどの粒剤タイプの薬剤散布方法ですが、侵入予防に使いたい場合は基礎コンクリートの内側に沿って10~15cmの幅(厚さ3mm)で帯状にまくことで効果を発揮します。

駆除目的の場合では、床下に1㎡あたり20~50g散布するようにしましょう。


家の周りをぐるっと囲むようにまけばいいんだね!

賃貸だったり集合住宅の場合は、散布前に物件管理会社や大家さんに確認するようにしよう!

ハサミムシが家に侵入してきた場合の駆除方法

1.ガムテープで捕殺する

ガムテ

最も簡単で効果的な方法は、ガムテープなどでペタッとくっ付けて捕殺するという方法です。

外部からたまに入ってくる程度であれば、ガムテープを常備しておけば比較的簡単に捕まえることができます。

殺してしまうのが嫌という人は、ティッシュでつかむかホウキを使って掃き出すようにしましょう。

2.不快害虫用エアゾールを使う

「ガムテープ越しですら触るのが嫌だ」「近づくのは無理」という方は、不快害虫に効くエアゾール剤を使うと良いでしょう。

室内で噴射しても薬剤成分がほとんどない「凍らせて退治するタイプ」の薬剤を使えば、いざ室内で侵入してきたハサミムシを見つけてもすぐ使うことができます。

室内に侵入する事の多い「クモ」「ムカデ」「ヤスデ」「カメムシ」などの害虫にも使えるので、虫が苦手な方は1本常備しておくと安心でしょう。

まとめ

不気味な見た目とは裏腹に、ハサミムシにはさほど害がないことがわかりました。

室内に侵入してくるという事は、家の周囲にハサミムシが快適に生活し、繁殖する環境が整っているという事なので、まずは自宅周辺の環境(高湿度、生えすぎの雑草、積もった落ち葉など)を改善する必要があります。

そのうえで、どうしても室内に入ってくるようであれば、家の周囲にクリーンショットBなどの薬剤を散布し、侵入できないようにしてしまいましょう!