未就学児のプログラミング教育を家庭でするならLEGO BOOST(レゴブースト)がおすすめ!

legoboost

こんにちは、田舎センセイです!

我が家には幼稚園の年長さん(5歳10か月)の息子がおりますが、最近LEGO BOOST(レゴブースト)という、タブレット端末を使ってプログラミングが学べるオモチャにハマっています。

当初は5歳前のクリスマスプレゼントであげたのですが、少し難しかったのか使い始めて少ししてオモチャ部屋の奥にしまい込まれたのですが、ちょっとしたきっかけで使いはじめ、最近では毎日数時間はそれを使って遊んでいます。

息子とLEGO BOOSTを使って遊ぶことで、このくらいの月齢のこどもにものすごく良い要素が(プログラミングを学ぶ以外に)沢山あることに気づきました。

幼稚園の年長さんや小学校低学年のお子さんをお持ちの方にものすごくお勧めなので、本記事でオススメのポイントをまとめたいと思います。


プログラミング教育って、デジタルに強くなるようなイメージがあるけど、問題解決能力とか論理的思考の向上にすごく役立つってことが分かったよ

特にワシの息子にとっては上手くいかないときに癇癪を起すクセの改善に役立ったんじゃよ!

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

レゴブースト/LEGO BOOSTが未就学児のプログラミング学習におすすめな理由

我が家で使ってるレゴブーストというのは上の商品なのですが、そこそこいいお値段します。これに加えてiPadなどのタブレットを使うのですが、端末に関しては私が自前で持っているものをレゴブーストをする時だけ使わせています。

ただ、今の息子の姿を見ていると、このお値段に見合う価値はあるなと思いました。

まずは私が感じたレゴブーストで遊ぶメリットをまとめてみます。

①タブレット端末の扱いに慣れることができる
②指先の細かい作業の練習になる
③「準備→確認」の練習になる
④図形の立体的認知力があがる
⑤数字の概念(小数点・ゼロ未満の数値)が獲得しやすい
⑥「仮説→検証」の練習になる
⑦ギア比によるパワーとスピードの関係を学べる
⑧タブレットで指示を出して機械を動かすというプログラミングに慣れる
⑨想像力次第で幅が広がり、無限に遊びを生み出せる
⑩失敗はダメではないこと(失敗ありきで次に活かす方法)を学べる

ざっくり書きましたが息子とレゴブーストで遊んでいて毎日のように発見があります。

私たちはレゴブーストを使って遊ぶうえで、追加で以下の本を購入してこれに沿って学びを深めています。正直未就学児であればこの本があった方が段階を経て学んだり遊んだりできるので購入をおすすめします。

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この本が無くてももちろん遊ぶことができますが、元々のレゴブーストのみで作れる種類というのが大きめのロボットで完成までの項目数が多いので、この本のような短時間で簡単な動くロボットを作るための基礎がのってるものがあると低年齢でも遊びやすいです。

本記事でご紹介している息子とのやり取りは、この本に載っているシンプルな動くロボットを作った時のものです。

説明が必要な個所についてもう少し具体的におすすめポイントを説明しますね!

③「準備→確認」の練習になる、④立体認知能力が上がる

①タブレットの扱いに慣れる、や②指先の細かい作業の練習になる、⑧プログラミングに慣れるというのは当たり前の話なので割愛しますが、「準備→確認」の練習になるというのは結構大事な能力だなと思っています。

テストの答案の見直しだったり、時間割を見ながら必要な教科書をカバンに入れるなど「確認作業」をすることが小学校に上がると増えてきます。

レゴはお手本を見て必要なパーツを集めて組み立てるので、お手本を見比べて必要とするものを探す作業が出てきます。

加えて、このLEGO OOSTの場合は上記でご紹介した英語版の教本を使うと、必要なパーツと完成形の写真しか載っていないので「最初に必要なパーツを全て準備する」という必要性があり、ここでちゃんと部品を集めておかないと完成形まで持っていけません。なので「準備した後に、本当にそれであっているか確認をする」という作業が必要になり、その訓練になります。

そして、完成形の写真(複数角度からの視点)しかないので、複雑な形の完成形から手順を想像して組み立てる練習になるので、図形の立体視の能力も向上します(※苦手な子も多いですよね!)

⑤数字の概念を学べる

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LEGO BOOSTはタブレットで指示を出す時に、数値を入力するようになります。

例えばこの画像であれば、「速度」「角度」「時間」などのように、マークに適応した場所に必要となる数値を入れるのですが、例えば「速度」の個所を0にした場合は止まり、50よりも100の方が早く動きます。

そして、モーターを逆回転(車輪を逆回転させバックしたい時)には「マイナスの数値」を入力する必要があるんですね。


最初は一番小さな数字は「ゼロ」と答えていた5歳の息子だけど、ゼロを中心にして反対方向(マイナスの方向)にも数字があるという事を学んだよね

最初に上手く伝わらないときに、冬の気温の話をしたらわかってもらえたぞい

マイナスの概念だけではなく、小数点についてもここで学ぶことができました。

お手本の中には「時間」の所を「1.5秒」などと細かく指定しているものもあり、1と2の間にも数字を作れるという事を学んでいました。

「ロボットをスタート地点から目的地まで動かしてみよう!」と息子に提案した時に、1秒では目的地までロボットが進まないけど、2秒だと通り過ぎてしまうということがあり、そこで小数点を使って微調整をする経験をしました。

⑥仮説→検証の練習になる、⑩失敗を活かす方法を学べる

私が個人的に息子にとって一番いい影響を与えていると思うのがこの2つです。LEGO BOOSTをやっていて本当に良かったなと思う最高のポイントです。

⑥仮説→検証の練習になるというのは、

「これどういう意味だろうね?」「わからないね」

じゃあ、とりあえずやってみよう!

となるのが良い所、だと思っています。

お手本に載っているプログラミングの指示は結構複雑で、一通りタブレットで指示を並べてみても、なんでこの指示でロボットがそういう風に動くのかは大人の私でもわからないところがあります。

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数値がふたつ100になってるところを、片方だけ50にしてみたらどうなるだろう → じゃぁ、やってみよう

ロボットが左に動いたぞ!右側の車輪だけ早く動いた!もしかしたら50にした方は、左の車輪の速度のことで、もう1つは右の車輪の速度なんじゃないか → じゃぁ、今度は数値を逆にしてみて右に曲がるかやってみよう

おもっていた通り右に曲がったぞ!この2つの数値はそれぞれの車輪につながるモーターの速さだ!

これ、、5歳の息子と私の会話そのまんまです。

水色が5歳の息子のセリフ、ピンクが私のセリフです。こんな会話を遊びながらできるので私も面白いですし、息子も「これってこういう事?」みたいな疑問をとりあえず試してみる。そしてあってるか間違ってるかをすぐに知ることができて、次の仮説を立てる。

こういうのはプログラミングならではの良い所で、仮説を立てる、間違える、想像通りだった、思ってたように動かなかった、想像してたのと違ったけど面白かった、、そういう発見の繰り返しなんです。


実はワシ、こんな息子の性格で少し悩んでいたところがあったんじゃ

失敗が嫌ですぐに「わからない、答えおしえて」という事が多かったり、失敗したり上手くいかないことが起きるとすぐに泣いたり癇癪を起こしてたんだよね
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プログラミングは失敗を重ねながら成功に近づける方法を学ぶ良い教材

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このLEGO BOOSTで小さな直進する歩行ロボットを作った時に、息子に問題を与えてみました。


「このスタート地点から、少し先にあるサークルの中ピッタリにロボットを停止させるには、どんな指示を出したらいいだろう?」

最初、息子は「速度50、時間8秒」で指示を出しました。

ロボットは目標地点遥か手前(1/4程度の所)で停止、8秒では足りなかったことが分かりました。

息子は8秒では足りなかったので「次は60秒!」といきなり大きな数字を入れそうになっていましたが、毎回あてずっぽうで数値を入れていては成功するまで試行回数がかさみます。

「スタート地点から8秒で止まってしまったことを「次に活かす」には、スタート地点から8秒でどのくらい進み、ゴールまでの距離は後どの程度なのかを測れば、もう少し正確な数値が想像できそうじゃない?」と私が言うと、

「確かにそうだった。8秒でどこまで進んだかすぐにロボットを動かしちゃったから分からなくなっちゃった」と息子は言いました。

最初に8秒で届かなかった、という失敗を無駄にせず次に活かして、少ない試行回数(失敗回数)で成功にたどり着くには、すぐにロボットを動かしちゃいけなかったという事に気が付いたようです。

失敗を嫌がる息子にとって、「失敗ありきでOK!ただし少ない失敗回数で済むように、失敗した後にその失敗をよく観察して、考えて次の試行を行う」という学びはものすごく大切なものになりました。

失敗してもいいんだ!! 何でこうなったんだろう!? じゃぁ今度はこうしてみよう!

こういうやりとりが遊びの中でできるっていうのは、今の所LEGO BOOSTで一番良かったところです。

記事内では紹介を省きましたが、ギアの比率を変えることでスピードを抑えてパワーを出す方法、またはその逆などメカニック的な知識も身につきました。

しかし、それ以上に私が想定していなかった息子の精神面的な成長に作用したのが何よりうれしかったので、同じようにお子さんの性格等で悩まれている方がいたら、こういう遊びから失敗もOKと教える方法もあるよ!という事をお伝えしたくなってしまいました。

LEGO BOOSTは何歳位から楽しめる?

LEGO BOOST自体は販売元の情報を見ると「7歳以上」と書かれています。私が息子に買い与えたのが5歳0ヵ月の時で、大きなロボットを一つ作り終えるまでの工程があまりに多くてその当時はすぐに飽きてしまいました。

しかし、記事内で紹介した本を5歳10か月の時に私と一緒にひとつづつやってみたところ、急速にのめり込んで毎日飽きることなく作っています。

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5~6歳でも、この本の簡単な物から大人と一緒に作ってみる分には十分楽しむことができますが5歳未満ではすこしまだ早い気がします。

せめて幼稚園年長くらいからなら、シンプルなロボットを作るくらいであれば楽しめる年齢だと思います。

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まとめ

本記事ではLEGO BOOSTを使って遊び、学べるおすすめポイントをご紹介しました。

もしかしたらプログラミングの知識的なポイントが沢山あると期待して読んでくださった方も多かったかもしれません。その点についてももちろん学びが多いですが、私自身がメリットに感じおすすめだと思えたのは「失敗から学んで次に活かす訓練ができる」という所でした。

転んでも自分で起き上がるための方法を教えたい

常日頃、親として考えていたことがLEGO BOOSTを通じて息子に伝えられているような気がして、毎日幼稚園帰りの息子とLEGO BOOSTで遊ぶのが楽しいのです。

絶対に失敗できないこともときにはありますが、大抵は何とでもなると思っているので、失敗した後が大事!

こういうことを伝えられる遊びって、今のところ私の頭ではLEGO BOOST(プログラミング)以外に思いつきません。多分もっと色々あるんでしょうけど、私にとっての息子との遊びの中でLEGO BOOSTからは沢山の学びがあるのです。

この辺のおすすめポイントを良いなと思ってもらえる方には、是非LEGO BOOSTをおすすめしたいです。