1ヘクタール・1反・1坪はどれくらいの広さ?簡単な面積の覚え方を解説

ヘクタール

土地の広さ(面積)の単位は、「㎡」「坪」「a(アール)」「ha(ヘクタール)」など、色々あってとても混乱しやすいものです。

さらに、農家の方とお話をすると、一反(いったん)一畝(いっせ)など最近ではあまり使わない単位を聞くこともしばしばあります。

これらの単位をできるかぎりわかりやすくまとめますので、この機会に覚えてしまいましょう!

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土地の広さの単位にはどのような種類がある?

土地の面積 設計図

まず、土地の面積の単位にはどのようなものがあるのかというと、

  • a(アール)
  • ha(ヘクタール)
  • 平方メートル(㎡)
  • 平方キロメートル(㎢)
  • 歩(ぶ)
  • 畝(せ)
  • 反(たん)
  • 町(ちょう)

などがあります。


最後の4つ(歩・畝・反・町)って聞いたことないんだけど

それらは江戸時代に使われていた単位なんじゃ。今でも農家さんなど使う人は多いぞい

まずは、現在でもよく使われる「畳・坪・a(アール)・ha(ヘクタール)・平方メートル(㎡)・平方キロメートル(㎢)」について、大きさ関係を比較してみましょう。

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1haってどれくらいの広さ?

一番よくわからなくなるのが「ha(ヘクタール)」だと思います。

ヘクタールについては、下の図を見てください。

ヘクタール

表にしてみると、下記のようになります。

㎡(平方メートル)1m × 1m
a(アール)10m × 10m
ha(ヘクタール)100m × 100m
㎢(平方キロメートル)1000m × 1000m

haは100m×100mの面積であり、10,000㎡と等しい」ことが分かります。

このように大きさ関係を覚えてしまえば、忘れることはないでしょう。

haが分かりにくくなってしまうのは、具体的な大きさがイメージしにくいことに原因があります。そのため、一片をm(メートル)で表した正方形の面積を表す掛け算の形に直すと大きさ関係がとてもシンプルになり、覚えやすくなります。

1ヘクタールは何アール?

ヘクタールとアールを習い始めると、この両者の大きさの関係がわからなくなる人が多いようです。

1ヘクタールは100m×100mで10,000㎡、1アールは10m×10mで100㎡なので、ヘクタールはアールの100倍であることがわかります。

つまり、1ヘクタール100アールという事になりますね!

畳・坪・a(アール)・ha(ヘクタール)・㎡・㎢の比較

古民家の畳

haやaが分かった所で、畳や坪も加えてみるとどうなるでしょうか。

畳・坪・a(アール)・ha(ヘクタール)・平方メートル(㎡)・平方キロメートル(㎢)など、これらの単位は比較的簡単に覚えることが出来ます。

まずはその大きさ関係を理解しましょう。

1坪・1畳ってどれくらいの広さ?

建築関係で土地の面積を表す時によく使う「坪(つぼ)」ですが、

1坪=畳2枚分(2畳)

という大きさの関係があります。1坪は1畳の約2倍の広さであるという事になりますね。

また、1坪=約3.3㎡なので、1畳=約1.65㎡となります。
(※1畳の大きさは地域によって違いがありますが、基本182cm×91cmです)

この「坪」が「畳」の約2倍の面積単位であることを理解するのが1つ目のポイントです。

これが分かると、1㎡<1畳(1.65㎡)<1坪(3.3㎡)という大きさ関係が分かりますね!


なるほど、㎡と㎢の間が大きいので、そこにa(アール)とha(ヘクタール)の2つが入り込むのか!

そこで、先ほどの畳と坪も含めて大きさの単位を㎡に揃えて比較すると、

1㎡<1畳(1.65㎡)<1坪(3.3㎡)<1a(100㎡)<1ha(10,000㎡)<1㎢(1000,000㎡)

という事になります。

1ヘクタールは何坪?

田舎にいると最も多く聞かれるのが「1ヘクタールは何坪?」という質問ですが、

1ヘクタール(ha)約3000坪です!


約3000坪なんだね!という事は、1ヘクタールは畳に直すと6000畳か!

うむ。「約」としているのは、後述するが正確には1坪=3.30579㎡なので、ぴったり1ha=3000坪ではないんじゃよ。でも、まぁ計算に使うのでなければ約3000坪で良いじゃろう。
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歩・畝・反・町の大きさ関係は?

田舎 水田

坪やa(アール)、ha(ヘクタール)のサイズがわかったところで、農家さんがよく使う昔ながらの面積の単位「歩・畝・反・町」の大きさ関係についても見ていきましょう。

大きさの順番は、この並びの通り「歩<畝<反<町」の順で大きくなります。

それぞれの面積を、先ほど覚えた㎡や坪、a(アール)などで表すとどうなるのかを、表で見てみましょう。

1歩1畝1反1町
1坪30坪300坪3000坪
2畳60畳600畳6000畳
約3.3㎡約100㎡約1,000㎡約10,000㎡
a(アール)1a10a100a
ha(ヘクタール)1ha

※正確には1坪=3.30579㎡のため、30坪=99.1736㎡となりますが、わかりやすくするために約3.3㎡、約100㎡としています。

「歩」という単位は、あまり最近では使われなくなっていますが、水田などの面積を表す時に「反」は今でもよく使いますよね。

1畝は、a(アール)とほぼ同じで、1町は1ha(ヘクタール)とほぼ同じなので覚えやすいですね。

1反は、今回は、わかりやすくするために約1,000㎡と表記していますが、実際は31.5m×31.5mを表すため、正確には992.25㎡とされています。

東京ドームでは何個分?

広さを表現する時によく使う「東京ドーム○個分」という表現ですが、東京ドーム1個分はいったいどの程度の広さなのでしょうか?

東京ドームの面積は、46,755 m²です。

正方形に例えると、216m×216mの面積とほぼ同じです。

東京ドーム1個分を他の単位で示すと、下の表のようになります。

東京ドーム1個分
46,755㎡
a約468 a
ha約4.7ha
約0.047㎢

 


いまいちピンとこないね

巨大な施設で、人の収容人数(5万人以上収容可)もわかりやすいので目安に使われることも多いのじゃが、東京ドームに行ったことが無い人も多いから分かりにくいかもしれんのう。

一片の長さが216mの正方形の面積と言われるのが一番わかりやすいかもね

まとめ

今回は、畑や土地の広さなどを表す単位についてご紹介いたしました。

a(アール)やha(ヘクタール)は、正方形の面積を求める掛け算の式で表すと、大きさがイメージしやすいでしょう。

最後に、こちらに東京ドームで何個分なのか個数計算ができるサイトがあるのでご紹介します。⇒ 東京ドーム計算機