こんにちは、田舎センセイです!
様々な種類がいるカメムシの中でも「アブラナ科」の作物や植物を好んで食害する「ナガメ」という黄色いカメムシを畑でたくさん発見しました。
黄色と黒のカメムシ「ナガメ」の幼虫
上の写真はナガメの幼虫で、成虫と比べてもすごく似ている。
成虫のサイズは大人の小指の爪くらいのサイズで大きくても1センチ弱。
「菜の花につくカメムシ」という事で「菜亀(ナガメ)」という名前がついていて、アブラナ科の植物を食害することで知られていますが、私がこのナガメを見つけたのは「ジャガイモ(ナス科)」と「パクチー(セリ科)」の葉の上でした。
今現在我が家の畑にはアブラナ科の作物がほとんどないためだと思いますが、アブラナ科の作物に限らず発生し、吸汁して食害していくようです。
ナガメに食害された作物の葉は、白く変色してしまい商品価値を著しく下げてしまいます。
ナガメの行動の特徴と発生サイクルについて
私がナガメを発見したのは7月初旬ですが、地域によっては4月頃から10月頃まで見ることがあります。
年に2回発生し、成虫のまま越冬します。
ごく一般的なカメムシ(クサギカメムシやアオクサカメムシ)に比べて、作物に多大な被害を及ぼすほど大発生することもないので、有害度はあまり高くありません。
ナガメに対する登録薬剤は今のところ無いので、見つけ次第手で捕まえて捕殺するのが一番効果的なのですが、このナガメは近づくと葉の裏にくるっと隠れてしまう上に、なかなか素早いのです。
写真もスマホにマクロレンズをつけて撮影していますが、スマホを近づけた瞬間に猛スピードで逃げるのでなかなかピントの合った写真を撮るまでに時間がかかってしまいました。
まとめ
・アブラナ科やセリ科の作物を吸汁食害する害虫
・ナガメに適用のある殺虫剤や薬剤は無い
・大発生することはあまりないので害虫度は低い
・素手で捕殺するのが確実だがすばしっこい
以上がナガメの特徴です。
そこまで大きな被害を出さない虫ですが、卵や幼虫の段階で発見した場合は被害が拡大する前に葉ごと切り取って駆除してしまった方がいいでしょう。
成虫になってしまうと思いのほかすばしっこくて捕まえるのに苦労します。
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