ニホンジカが庭に出現!生態・生息地・野生の鹿の危険性とは?

日本中に分布し、農作物の食害の被害が年々増加している「ニホンジカ」ですが、先日我が家の庭にも出没しました。

農作物の被害は果樹(柿)をいくつか食べられた程度でしたが、高齢の祖母やまだ1歳の息子が畑にいるときの出来事だったので、少々恐怖を感じました。

今回は、そんなニホンジカの生態と危険性などについてまとめたいと思います。


ニホンジカが出たんだ!どんなだった?

大きくて立派な角があって、軽自動車くらいの大きさがあったんじゃよ。怖かったのう。

あなたも似た様なもんだと思うけど・・・

ニホンジカの生息地は?

ニホンジカ

ニホンジカは、日本全土に生息する鹿で、特に北海道での被害が甚大です。

生息範囲は拡大傾向で、上の地図(2010)の年よりも、現在ではさらに生息域は広がっていると考えて良いでしょう。

ニホンジカは亜種も多く、地域によって種類や呼び名が異なります。

北海道(エゾジカ)、本州(ホンシュウジカ)、四国、九州(キュウシュウジカ)、淡路島・小豆島を含むいくつかの瀬戸内諸島、五島列島、馬毛島(マゲジカ)、屋久島(ヤクジカ)、種子島、対馬(ツシマジカ)、慶良間列島(ケラマジカ、導入)

ー 鳥獣被害対策.com

ニホンジカの生態は?

ニホンジカ
  1. 和名:ニホンジカ
  2. 学名Cervus nippon
  3. 英名:Deer
  4. 階級:偶蹄目シカ科
  5. 生息範囲:日本全土(海外にも生息)
  6. 体長:頭胴長(90~190cm)、体高(80~130cm)、体重(50~130Kg)
  7. 寿命:オスが10~12年、メスが15~20年ほど
  8. 特徴①:基本雑食で、有毒なもの除きほぼすべての植物を食べる
  9. 特徴②:臆病、繁殖力が強い
  10. 弱点:天敵のにおい、電気柵や威嚇音
  11. 厄介な点①:事実上天敵がいない
  12. 厄介な点②:マダニやヤマビルなどの寄生虫の媒介者になる

ニホンジカは、名前から日本にだけ生息する鹿のように思いますが、シベリアなど国外にも生息しています。

適応能力が高いので、どのような場所でも生活でき、そこにある植物や樹皮などを片っ端から食べてしまうので被害が甚大になりやすいのです。


事実上天敵がいないっていうのはなぜ?

鹿の天敵は狼や熊なんじゃが、狼は現在の日本にはおらんし、熊は鹿がいなくても食べ物に困らないので、天敵によって鹿が減ることはほとんどないんじゃよ

じゃぁ、放っておいて数が減るってことは無いんだね

ニホンジカが増えることによる危険性

ニホンジカ

1.農作物への被害

農家さんの農作物へ甚大な被害を与える害獣のトップが「シカ」です。

ニホンジカは雑食性で、毒性のある植物以外はほぼすべての植物を食べることができます。

下の農林水産省の平成27年度の野生鳥獣による各農作物の被害状況の一覧です。
出典:全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(平成27年度)

シカによる被害

被害面積、被害柳雄共にダントツでシカが多く、被害金額も最も多いのが分かります。

自治体によっては億単位での被害があるところも出ており、農家さんが特に頭を悩ませているのが「ニホンジカ」なのです。

2.寄生虫による感染症の増加

ニホンジカによる被害は農作物だけにとどまらず、人家の近くにやってくるシカが増えることで寄生虫による感染症の増加も懸念されます。

特に、近年では死者も出ている「マダニ」の媒介者になったり、「ヤマビル」などの吸血外部寄生虫なども連れてくることがあります。

マダニはライム病などの感染症の原因になることも知られており、人の居住地の周囲にニホンジカがおりてくることで、そこに棲む人たちの健康被害も懸念されます。

3.車などへの衝突事故の増加

田舎で暮らしていると、タヌキやシカとの衝突事故のニュースが入ってくることも珍しくありません。

餌を求めて移動する鹿は、国道など大きな幹線道路を横切ることも多く、不意に飛び出してきたシカを避けられず事故を起こしてしまうケースが後を絶ちません。

また、過去に仲間が車にぶつかったことから、車を敵視して体当たりしてくるシカなどもいます。

田舎で生活をしている身としては、農家でなくともシカの被害を被る

4.土砂災害や洪水被害を増大させる可能性もある

ニホンジカは雑食性で食欲が旺盛で1日に何キロも食べる動物です。

そのため、周囲に食べる植物が無くなったら、樹の皮を剥がして食べてしまい、そこから樹木の立ち枯れを起こしてしまうことがあります。

ニホンジカによる樹皮の食害は林業に影響を及ぼすだけでなく、立ち枯れを起こした木々が増えた森は森としての機能を失い、土砂災害や洪水被害を大きくする原因にもなりうると言われています。

樹木を枯れさせ、表土が表出してしまう程あらゆるものを食べつくしてしまうニホンジカの影響は、災害の被害を広げる可能性まであるのです。

まとめ

鹿

※我が家の庭に現れたニホンジカ(柿を食べて帰っていきました)

今回は、我が家に野生のニホンジカが現れたことから、ニホンジカの生態についてご紹介しました。

写真を撮影したのは朝の10時頃で、畑には作業をしていた家の者もいたにもかかわらず、僅か10mほどの距離で柿を貪り食っていました。

臆病だと言われているニホンジカでも、明らかな危険性が無いと判断すると日中でも畑に来ることがあります。

餌があることを知ってまた我が家にやってくる可能性もあるので、しっかりと対策を取りたいと思います。

ただし、有害鳥獣の捕獲に関しては無許可で行った場合には罰則があるので、「害獣駆除を無許可で行った場合の罰則とは?」の記事を読んで計画的に行うようにしてくださいね。