こんにちは、田舎センセイです。
突然ですが私の特技は「円周率小数点以下100桁を暗唱すること」です。
私が円周率の小数点以下100桁を暗記したのは小学校5年生の算数の授業中、隣の席のK君が「授業つまらないからこれ覚えない?」と言って、その日の朝刊の切り抜きを見せてくれたことがきっかけでした。
その新聞の切り抜きは円周率についてのもので、小数点以下100桁と覚えやすいように語呂合わせが書かれていました。
私は公文式、K君はそろばんを習っていて、小5当時で既に中学生レベルの数学を解いていたので、小学校の算数の授業がとても退屈で、よく二人で別のことをしていたのでした。(※先生ゴメンナサイ)
K君の提案は、「算数の授業時間40分のうちにどっちが円周率100桁を覚えることができるか」というもので、結果的には二人とも40分以内に100桁を覚えきってしまいました。
それから早20数年、
私はいまだに円周率100桁を暗唱できます!
その理由は、新聞の切り抜きに円周率100桁とともに掲載されていた「語呂合わせ」が、とても覚えやすいものだったからです。
本記事では、私が20年以上経過してもいまだに忘れない「円周率小数点以下100桁を簡単に覚えるための語呂合わせ」をご紹介します。
Contents
円周率小数点以下100桁を簡単に覚えられる語呂合わせ
産、医師異国に向かう産後、
(3.1415926535)
薬無く産痛さ走る
(8979323846)
二浪し散々破産に泣く
(2643383279)
これには芭蕉一句ない
(5028841971)
リュックサック草薙入れ
(6939937510)
荒野に湧く梨食うヨーヨー
(5820974944)
ごっくん兄さん女はいるし
(5923078164)
オウムにハムに親食う食う
(0628620899)
ハムには大さじバニー粉
(8628034825)
三時に時報(117)オウム鳴く
(3421170679)
円周率を語呂合わせで覚えるときのポイント
間違えやすい所は「記憶の中継ポイント」になる
私が20年以上覚えている円周率の小数点以下100桁ですが、いつも間違えやすく感じてしまうポイントが一番最後の「3時に時報オウム鳴く」の所。
時報って何番だっけ?
といつも一瞬止まってしまいます。
時報は「117」なのですが、「177」(天気予報)とこんがらがってしまうんですね。
この場合は、時報をかけたことがある人ならわかると思いますが、時計を合わせやすいように「午前〇時〇分〇秒をお知らせします、ピッ、ピッ、ピー」と電子音が鳴りますよね?
この電子音のリズムが「ピッ、ピッ、ピー」となっているので、「ピッ」が1、「ピー」が7と覚えれば間違えません。
こういう自分が間違いやすい場所や忘れやすい場所が明確にあると、100桁の円周率の中でも一息置く場所になるので良いことだと思います。
どうせなら覚えやすい語呂で覚えよう!
今回ご紹介した語呂合わせは20数年前に新聞に載せられていた時のもので、私の記憶に残っているものなので不正確な部分があるかもしれませんが、円周率との不一致は無いので問題はないと思います。
ネットで「円周率 語呂合わせ」などと検索すると、同じ円周率100桁でも違う語呂合わせが紹介されていました。
3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 342117067
「産医師異国に向こう。産後薬なく産婦みやしろに。虫散々闇(むしさんざん)に鳴くころにや、弥生急な色草、九九見ないと小屋に置く。仲良くせしこの国去りなば、医務用務に病む二親苦、悔やむにやれみよや。不意惨事に言いなれむな」
正直言って、今回ご紹介した私の語呂合わせの方がはるかに覚えやすいと思いませんか?
私がご紹介した方の語呂合わせでは、出だしの、「産、医師異国に向かう産後」「薬無く産痛さ走る」という個所も、産科医が産後に異国に向かってしまって、薬が無くって産後の痛み(産痛)がはしった、というお産に関するストーリーで20桁が覚えられます。
そして、個人的には続く「二浪し散々破産に泣く」「これには芭蕉一句ない」の小数点以下30~40桁の個所がすごく好きです。
大学受験に失敗して2浪してしまったんでしょうか、その時に親の会社が破産してしまって散々だった。この悲惨な状況にさすがの芭蕉でも一句読めない。
そんな状況が思い浮かびます。
これだけでも小数点以下40桁の数字を覚えてしまえるんですよね!ここまで記事を読んでいただいた方は、もしかしてもう覚えてしまったんじゃないでしょうか?
一般的に考えると、ランダムに並べられた40桁の数字を数分で覚えるのは不可能に近いですが、こうやってストーリーにすることで物語記憶として蓄積されるので簡単に忘れてしまわないようになります。
記憶するなら意味はなくともインパクトが強い方がいい
70桁目の「ごっくん兄さん女はいるし」という一節は、意味はないにもかかわらずインパクトが強いので記憶に残りやすいです。
ごっくん兄さんってなんやねん!!
ってツッコミたくなると思いますが、そんな時にはもうあなたは覚えてしまっていますよね!?
話はそれますが、私が高校受験用の予備校に通っていた時に、社会科の予備校教師が名誉革命の年号を「イロパパ名誉革命!!」と変顔で叫ぶので、1688年が名誉革命が起きた年だとこれまた20年以上経過した今でも忘れていません。
イロパパなんて特に意味はありませんし、インパクトがあったのはイロパパと叫ぶ時の予備校教師の顔です。
インパクトがあれば何でもいいんです!
単純な数字は覚えにくいので、予備校教師の変顔と意味不明の「イロパパ」という文字でも記憶に強く結び付けば何十年経っても忘れません。
もし100桁以降も円周率を覚えたい場合は、ご自身でインパクトのあるような語呂に作り変えて覚えてしまえばOKです。
まとめ
本記事では、私が小5の時に40分かそこらで円周率を100桁暗記した時の語呂合わせをご紹介しました。
この記憶が何かに生きたことは今まで一度もありませんが、私と同じように円周率小数点以下100桁を暗記したいと考えている方は、当記事でご紹介した語呂合わせを使うとさほど苦労せず暗記できると思います。
是非トライしてみてください。