こんにちは、田舎センセイです。
先日宝島社から発売された「田舎暮らしの本」において、2019年度の住みたい田舎ベストランキングが発表され、私の住む宮城県栗原市が「東北エリアの総合1位」の座に輝きました。
実際に住んでいる身としてとても嬉しく、微力ではありますが市から委嘱された移住定住コンシェルジュとして携わらせてもらっているので光栄な結果です。
本記事では、実際に宮城県栗原市に移住し、2児の出産・子育てをしながら暮らしている私が2018年を振り返りながら、宮城県栗原市の住みやすさ等についてご紹介したいと思います。
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住みたい田舎ベストランキング「東北エリア総合1位」の宮城県栗原市
宝島社の「田舎暮らしの本」で発表された住みたい田舎ベストランキングは、移
栗原市は、東北エリア総合1位、人口10万人未満の小さなまちランキングでも全国9位でした。
東北エリアの細かな順位は以下の通りです。
総合 | |
1位 | 宮城県栗原市 |
2位 | 秋田県秋田市★ |
3位 | 山形県酒田市★ |
4位 | 山形県鶴岡市★ |
5位 | 山形県遊佐町 |
6位 | 秋田県にかほ市 |
7位 | 山形県尾花沢市 |
8位 | 宮城県登米市 |
9位 | 秋田県由利本荘市 |
10位 | 青森県十和田市 |
※★は人口10万人以上の市町村
総合ランキング以外の項目での栗原市の順位は以下の通りです。
・子育て世代が住みたい田舎 3位
・シニア世代が住みたい田舎 7位
・自然の恵み 1位
総合順位でも、上位の2~4位まではいずれも人口10万人以上の市町村なのに、それを抑えての1位は中々凄いのではないでしょうか。
個別項目の順位を見ても、自然の恵みが1位というのも頷けますし、子供の医療費や任意予防接種費用が無料などの点からも、子育て世代が住みたい田舎の順位が高いのもわかります。
住んでみてわかった宮城県栗原市の魅力
私たち夫婦は今年(2019年)で移住3年目になります。
それまでは東京、埼玉と関東圏で10年余り暮らしていたので、当初は「都会」→「田舎」のギャップと幼い息子たちの教育・医療・遊びなどの利便性に関する懸念点がありました。
逆に、祖父母の居る環境、自然の豊かさ、思う存分走り回れる広い土地は私たちの理想の暮らしに無くてはならないものでした。
そして実際に住んでみて感じたことが沢山あります。
1.交通の利便性が良い
冒頭で紹介した田舎暮らしの本では、「自然の豊かさランキング」で上位に選ばれていましたが、それと対極にあるような「交通の利便性」の面でも評価が高いのが栗原市です。
東北新幹線の「くりこま高原駅」があるので、仙台まで約20分で行けますし、上野までなら1時間50分で着きます。
我が家はくりこま高原駅まで車で15分くらいで着くので、東京までも2時間あれば行けちゃうんですよね。
何を持って「田舎」とするかは議論の余地があると思いますが、私の住んでいる場所は住んでる本人としては疑いようもなく田舎です。ただし、新幹線の駅が近くにある点においては栗原市はとても利便性の高い場所だと感じます。
都市と地方の2拠点で活動する方が増えた時に、「都市にも出やすい田舎」というのはものすごく魅力的ですよね。
2.移住定住促進に積極的でいい意味でのカジュアルさがある
宮城県栗原市の名前を知っている人の中には、DA PUMPの曲「U.S.A」の替え歌「I.N.K」で知った人も少なくないのではないでしょうか。
栗原市の移住課の方には何度もお会いしていますが、栗原市のPR方法や移住誘致活動の方向性が、いい意味でカジュアルなイメージがあります。
栗原市と吉本工業がコラボした「ゆるくておもしろい移住」という最大半年間家賃無料の体験移住プロジェクトなどもその一つの例で、積極的に移住政策を進めている印象があります。
単純に「若い労働人口を増やす」という考え方しかない自治体も少なくない中で、そこでの暮らしをどうやって知ってもらうかというアウトプット(発信)を大事にしているところに好感が持てました。
田舎という閉鎖的な印象が強い場所で、行政側が新しい事に積極的に取り組んで発信しようとしているのは、カジュアルで親しみやすい「開かれた印象」を感じやすいのではないでしょうか。
3.最高に子育てがしやすい
以前、別記事にて栗原市の子育て支援制度についてまとめましたが、実際に栗原市で子育て・出産をしてみて子育てのしやすさを如実に感じるようになりました。
子育て支援制度については上記記事をご覧いただければと思いますが、ごくごく一般的な病気やけがの場合の医療の質や病院の数には今のところ特に問題はありません。
任意予防接種はインフルエンザも含めてすべて無料なので、小児科に行くと多くの家族でにぎわっているのですが、その中でもお子さんが3~4人いるご家族を見ることも少なくありません。
任意予防接種が無料であるという事は予防接種の接種率も高くなるので、公衆衛生上、感染症が広まる確率も減りますよね。
妊娠中の伝染病の感染は胎児に重篤な影響を与える危険性もあるので、私の妻が第2子を妊娠中に東京ではなく栗原市にいることができたのは多少なりとも安心感があったように思います。
(年齢にもよりますが)待機児童の数も少なく、それでいて比較的小さなお子さんも見かけるので、子連れで移住するにはちょうどいいですね。
まとめ
今回は住みたい田舎ベストランキングで私の住む宮城県栗原市が上位に選ばれたことで、実際に住んだ感想とともに栗原市の良い点をご紹介しました。
地方創生はこれからも注目される政策のひとつであることは間違いないと思いますが、地方はただただ人を集めればいいというわけではないと思っています。
都市部と地方の2拠点生活になるのか、定住までしてしまうのかは人によって違いますが、栗原市はそのいずれもやりやすい環境にあることには間違いないでしょう。
2019年も当ブログが少しでも栗原市の認知度向上に役立てればと思います。