小さいピンクの花をつける「ヒメオドリコソウ」|蜜が甘くて食べられる雑草

ヒメオドリコソウ

こんにちは、田舎センセイです。

最近は雑草手帳を片手に散歩をするのがちょっとした楽しみなのですが、家の周りにはオオイヌノフグリとヒメオドリコソウが咲き乱れていてめっきり春めいてきました。

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ヒメオドリコソウは雑草としての扱いをされることが多いですが、ピンク色の花はとてもよく目だつので見かけると少しうれしくなります。

私の妻は子供の頃にヒメオドリコソウを見つけては花をつまんで蜜を吸っていたと言っていて、同じように「甘い植物」という認識を持っている方も多いかもしれませんね。

本記事では、ヒメオドリコソウの特徴や食用にできるかどうかや毒性の有無などに付いて簡単にまとめたいと思います。


園芸や農業をやっていると「雑草」としての印象が強いけど、防除自体は簡単なので厄介度は低いよ!

ヒメオドリコソウは「食用」という観点と「アリとの関係性」という観点で面白い特徴があるのでご紹介するぞい!

ヒメオドリコソウとはどんな植物?【画像・写真】

ヒメオドリコソウ
和名ヒメオドリコソウ
漢字名姫踊り子草
学名Lamium purpureum
英名Red Deadnettle, Purple Deadnettle
分類シソ科オドリコソウ属
原産地ヨーロッパ
分布日本全土

ヒメオドリコソウは植物体全体をみると笠をかぶった踊り子に見えることからこの名前が付いたと言われています。

植物体の上の方が赤っぽくて、根元に向かうにつれて徐々に緑色になっていくグラデーションの様な色合いが特徴的なのですぐに見つけることができます。


ヒメオドリコソウの繁殖方法に面白い特徴があるんだよ!

キーワードは「エライオソーム」じゃ!

ヒメオドリコソウとアリの関係|エライオソーム

ヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウは「アリ散布植物」といって、アリに種を運んでもらう事によって生息域を広げるという変わった特性を持っています。

アリ散布植物には、他にも「アケビ・カタクリ・ホトケノザ・スミレ」など数多くあり、それら全ての植物の種子には「エライオソーム」という蟻を誘引する白い付属体が付いているんですね。


ヒメオドリコソウの周囲をよく見ると沢山のアリがいたよ!

一種の共生関係のようなものなんじゃな

同じシソ科植物で生息域がかぶっているヒメオドリコソウとホトケノザでは、ヒメオドリコソウの方が「種子のサイズにおけるエライオソームの占める面積が大きいこと」や「種子の形成期間が長いこと」など様々な理由から、ヒメオドリコソウがホトケノザよりも生育域を広げやすいと言われています。

実際のところは植物の成長サイクルなどにも関わってくるので一概にエライオソームの大きさなどだけが原因とは考えられませんが、ホトケノザの生育域がヒメオドリコソウによって減少傾向にあるという話はよく聞きますね。

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ヒメオドリコソウとホトケノザの見分け方

ヒメオドリコソウホトケノザ
ヒメオドリコソウホトケノザ
※画像:wikimedia commons

エライオソームの所でも出てきましたが、ヒメオドリコソウとよく似ているとして名前が挙がるのが「ホトケノザ」です。

見分け方は簡単で「葉が三角形で先端が尖っていて、植物体の上部(花のそば)がピンク色」なのがヒメオドリコソウ。一方でホトケノザは、葉が丸っこく植物体上部の色に特に変化はありません。

いずれもシソ科の植物で花の色形がとても似ていますが、葉の形と全体をみるとすぐに見分けることができますね。

ヒメオドリコソウの花言葉

愛嬌・陽気・春の幸せ
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ヒメオドリコソウは食べられる雑草?毒性はあるの?

ヒメオドリコソウはシソ科の雑草なので食用にしても問題の無い植物です。

ただ、葉を指先でこすると悪臭がしますし、葉も肉厚で微毛が生えていて食感もあまり良くないため、しっかりとしたあく抜きなどの下処理が必要になります。


あえて食べたいかと言われればそこまででもないね。

食用にはなるが、特別美味しい植物ではないといった感じじゃのう

ヒメオドリコソウ自体は可食で、毒性などが報告された論文は見当たりませんでしたが、人によっては何らかのアレルギー症状を発症する可能性もゼロではないので、もし実際に食べてみようとする場合は体調の変化などに十分注意した方がいいでしょう。

まとめ

本記事ではヒメオドリコソウの生態と特徴などについてまとめました。

可食の雑草としても取り上げられることがありますが、あまり美味しいという印象は無かったのでどうしても試したい方以外にはお勧めしません。

暖かい時期になると花の蜜の甘さを感じられるようになるので、ピンクの花をつまみとって基部を吸ってみると楽しめますよ!