田舎暮らしブログとして田舎の実情と日常をお伝えします

田舎

こんにちは、田舎センセイです。

当サイトでは、農家である我が家が実際に直面した様々なトラブル(害虫・害獣、農薬、除草剤、農機具、庭木や作物の育て方等)についての記事が多くを占めます。

でも、実際に田舎暮らしをしている中で、単なる「田舎暮らしのノウハウ」だけではなく、もっと伝えるべき田舎の風景や実情を良い所も悪い所も含めてお伝えすることができるんじゃないかなと思いはじめました。

現在は市から移住定住コンシェルジュとして委嘱されていることもあり、「実際のところ田舎暮らしってどうなの?」ということについて、移住者目線で現在進行形で記録していくことで、この先田舎への移住を考えている人にとって何かお役に立てることもあるかもしれない。

役立つ知識やノウハウとは違って、個人的な感想や意見になってしまうかもしれませんが、いち移住者の先輩として、実際に東京から田舎に移住して感じたことや苦労したことなどを書いていくことにしました。

基本的には日常を伝える日記に近い記事になってしまいますが、ご興味のある方はこの記事のカテゴリー「田舎暮らしエッセイ」を覗いてみて下さい。

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

あなたにとっての「田舎」のイメージってどんなの?

田舎

「田舎暮らしの実情や日常」と書きましたが、あなたは「田舎」と言われてどのような風景を思い浮かべますでしょうか?

「田舎」とひと口に言っても、実は人によってイメージする景色は微妙に違います。

その違いを上手く表したイラストをツイッターで見かけました。

一方は私が住んでいるような場所で、田んぼや畑が広がる田園風景で大きなビルなどはありません。

もう一方は、比較的栄えているように感じるけど、都会のように流行りの店は無く遊ぶところが無い場所で、「地方」と言う表現の方がしっくりくるかもしれません。

電気屋さんやパチンコ屋さん、イオンなどの大型の商業施設はあって比較的便利なのですが特に栄えているわけではない。

そしてこの両者がイメージしている田舎のような場所は、お互い車で20分そこそこの距離に存在しているといった感じ。

私が住んでいる場所は完全に2コマ目の田園風景ですが、車で20分ほど行けば3コマ目の電気屋さんやマクドナルドがある所に行けます。

利便性を高めるために、田舎では1つの場所に商業施設をまとめて建ててしまってモール化するところが多いですよね。

「田舎」と言っても人によってイメージする田舎に幅があります。

このサイトで私が言う「田舎」は2コマ目の田園風景のある田舎であることは、しっかりとお伝えしておかなくてはいけないなと思っています。

スポンサーリンク

田舎は陰湿?田舎特有の距離感を嫌がる声が多い

田舎

田舎に関して調べると、「田舎の陰湿さが嫌だ」とか「希望をもって移住したけど田舎特有の距離感に馴染めず都会に戻ってしまった」などの声を多く聞きます。

しかし、これって当然どこの田舎も同じな訳ではなく「移住Welcome」の田舎もたくさんあります。

私が暮らしている宮城県栗原市もその一つ。

「ゴミ捨て場所を使わせてもらえなかった」等の陰湿な話をよく見かけますが、ニュースなどで取り上げられる田舎を貶めるような記事は本当にあった話なのかもしれませんが、それを「田舎は・・・」とひとまとめにされることに違和感を感じます。

私が移住してきたのは妻の実家があるからですが、そういう前情報がなく都会から田舎暮らしを夢見て移住を検討した時に、

「自分がこれから移住する予定の田舎は、そういう陰湿な人間関係のいざこざが起きるような田舎ではないよー」

という事がわかるだけで移住への障壁はぐっと下がると思います。

移住を検討している人がネットで田舎への移住について検索すると、最初の方に田舎移住のデメリットや失敗談がのせられている記事がヒットすることがおおいので、移住者誘致をしている自治体はその障壁を取っ払ってあげられると良いのではないかな。

自然の多さはどこの田舎も持つ魅力的な点ですが、デメリットが際立っていて動き出せない人も少なくないように思いますので、

これは自治体や市政に向けての話になりますが、「自然の豊かさアピール」ばかりではなく、「そこに暮らす人たちの人間性や地域の魅力」をもっと詳しくご紹介して、

「この地域の一員になりたい!」

「ここならネットニュースでよく見かける陰湿な移住者いじめはなさそう!」

と感じさせてあげることが移住の後押しになるんじゃないかなと思います。

田舎への移住を考えている方は積極的にその土地の雰囲気や地域の人間関係を確認しておこう!

私が移住に先立って行ったことの中でとても助けになったのが、市の移住課の方に前もってお話を聞いていたことです。

周辺環境やどのようなお店があるかなどは自分で足を運んだりネットで調べればわかることですが、その地域特有の習慣や人間関係は実際にその地域に住んでいる人に話を聞かなくてはわかりません。

私が暮らしている宮城県栗原市では、市が率先して移住者誘致を積極的に行い、移住の先輩たちの生の声が聞ける会や移住者交流会の開催も行っています。

ここのように移住者交流会などで先輩移住者の話を聞くことができれば一番安心しますよね。

いきなり移住予定地に飛び込んで「この辺は移住者に優しいですか?」なんて聞くことはもちろんできませんが、既に移住した人になら移住前の悩みも相談しやすいです。

こういった自治体は移住者に対しても情報がオープンなので安心できると思います。

移住後に悩みの種になりやすいその土地の人間関係は、移住前に確認しておくようにしましょう!

スポンサーリンク

まとめ

「田舎」とひと口に言っても色々な田舎があります。

田舎が陰湿だという記事があっても全ての田舎に当てはまるわけではありませんし、「いや、実際陰湿だった」「田舎はどこもそんなもんだ」「田舎は不便だった」「うちの田舎はみんな優しい」なんて声があっても、この意見を言っている人たちの「田舎」は同じ田舎の事を言っているとは限りません。

私が暮らしているこの田舎も、車で15分の距離に新幹線の駅がありますし、記事内でかいたようなモール(ホームセンター、スーパー、ドラッグストア、100均が併設)も車で5~10分で行くことができます。

田舎暮らしに憧れている人は、もう少し具体的に田舎のイメージを固めてから移住先を探してみると良いかもしれません。

適度に不便を感じ、車を出せば便利な場所にも行けるという場所なら沢山あります。

限界集落のようにスーパーまで1時間以上かかるような場所もあります。

「あなたがイメージする田舎」はどんな所ですか?