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除雪機を家庭用に購入するなら「電動除雪機」がおすすめな理由

雪だるま

積雪のある地域に住んでいる場合、毎年冬の除雪が億劫に感じて除雪機の購入を検討されている方も少なくないでしょう。

近年では、一般のご家庭でも利用しやすい小型の除雪機が沢山販売されているのですが、エンジン式、ハイブリッド式など様々なタイプの除雪機があって、どれを買ったらいいのか迷ってしまいますよね。

しかし、ご家庭用の除雪機としてどのタイプを購入したらよいのか購入を迷っている方に、私は「電動式」の除雪機をおすすめします!

よく店頭などで見かけるのはエンジン式の除雪機だよね?
うむ、しかし一般の家庭用となると電動の方がメリットがあることが多いんじゃよ!

今回は、一般の住宅街に住んでいて、冬の間の雪かきを少しでも楽にするために除雪機の購入を検討している方に向けて、電動除雪機がおすすめである理由をご説明いたします。

一般の家庭用除雪機に「電動式」がおすすめな理由

電池

まず、降雪のある地域の一般家庭の除雪環境について考えてみましょう。

実はサイト管理者自身も北海道札幌市出身で、降雪量が多く比較的普通の住宅街で育ちました。

夜中に大雪が降った時などは、朝早くに車庫前の車が出るためのスペースを除雪しなくてはならず、とても大変でした。

市や地域の大型の除雪車は自分たちの望んだタイミングではなかなか除雪に来てくれませんし、一般家庭と言えども玄関先から自宅の庭、また家の目の前の車道近辺も除雪しないと車が出られず仕事に行けません。

ですので、一般家庭ともいえどそこそこの範囲の除雪が必要になり「除雪機があったらいいのになぁ~」なんて思うわけです。

一般家庭の住環境や除雪範囲などを、私が育った札幌の家を参考に考えてみると下記のようになるでしょう。

  1. 除雪時間は出勤前の早朝、もしくは前の日の夜にすることが多い
  2. 除雪範囲は庭先から目の前の車道のあたりまででさほど広くない
  3. 大型の除雪機を置くようなスペースはない
  4. 多い時は一晩で30~50cmくらいの雪が積もる
  5. 頻繁に除雪をしたい玄関先などは障害物も多く比較的狭い

住んでいる地域によってはこれよりも降雪量が多いところもあるかもしれませんし、ご自宅のお庭が広いお家であれば大型の除雪機を保管するスペースがある人もいるでしょう。

除雪機はメーカー商品によってスペックが違うので一概にこうとは言えませんが、別記事で動力タイプ別の除雪機の特性比較をしていますので、ご参考にしてください。

もし、保管スペースに余裕があったり、除雪の範囲が上記よりも広かったり、圧雪・屋根から落ちた氷まじりの雪も除雪したい場合は、上記リンクより他の動力タイプの除雪機も参照してください。

今回は、前述した5項目に該当するような方に電動式除雪機をおすすめしたいと思いますので、当てはまる方はこのまま読み続けてくださいね。

電動式除雪機の特徴

ママさんダンプ

では、電動除雪機の特徴とはどのような点かというと、下記の表のようになります。

電動除雪機の特徴
メンテナンスのしやすさ
維持費の安さ
燃費の安さ
本体価格の安さ
騒音の小ささ
操作性の良さ
パワーの強さ
保管に必要なスペース
新雪
圧雪
氷まじりの雪

最初にデメリットから説明すると「パワーの弱さ」が難点です。

電動式除雪機は、広範囲の除雪、濡れて重い雪、氷まじりの雪、根雪の除雪には向きません。
しかし、購入者の環境が先ほど挙げた5項目に当てはまるような方なら、話は別です。

【電動除雪機のメリット】

  1. 騒音が他の動力タイプと比べて最も小さく、住宅街での朝の使用も可能
  2. 一般家庭の庭程度の広さであれば十分に除雪可能
  3. 折りたためるものもあり、ママさんダンプ程度の保管スペースでOK
  4. 新雪であれば30cm程度の深さの除雪は可能
  5. 小さいので扱いやすく、小回りが利くので狭い場所での除雪に最適

上記のように、小型で収納スペースが少なくて良い点や、小回りが効き女性やお年寄りでも扱いやすい点、騒音が最も小さい点、などは住宅街に暮らす方にとっては大きなメリットでしょう。

管理費・メンテナンスから見る電動除雪機がおすすめな理由

家庭用除雪機に電動式をお勧めする理由は、小ささや騒音の静かさだけではありません!

  1. 動力タイプ別にみると、本体価格が最も安いのが電動式
  2. 燃費も、エンジン式に比べ、わずかな電気代で良いのでランニングコストが安い
  3. メンテナンスも基本不要なので、維持費がかからない

などのメリットがあります。

そして、特に3つめの「メンテナンスと維持費」の項目をもう少し掘り下げていきますと、さらなるメリットが見えてきます。

1.メンテナンスをしないと故障する!

工具

除雪機って、毎回冬にしか使わないので「使用回数が少ない分、壊れにくい」って思いませんか?

実は、その逆なんです。

車やPCなどを想像してもらうと分かりやすいかもしれませんが、機械というものは「定期的に通電するなどして動かしていないと壊れやすいもの」なんです。

長期間電源を入れていない古い携帯電話は、久しぶりに使おうと思っても使えなくなってしまっていることがありますよね?

アレと一緒です。

特に、エンジン式除雪機は冬の期間にフル回転して、濡れたまま倉庫に眠らせてしまったり、古いガソリンを処理せず春を迎えたりすると、錆びや故障の原因になりやすいのです。

保管時の処理を怠ると、バッテリー放電やガソリンタンク内の結露などで、いざ使おうと思った時に使えない!なんてことが起きやすいのです。

一方で、電動式除雪機は、エンジン式のような面倒なメンテナンスはさほど必要ではなく、しっかりとした管理下で保管すれば長く使えるという点がポイントです。

普段から機械のメンテナンスやオイル交換を行っているので問題ないよという人や、定期的にメンテナンスする時間と費用も払えるという人であればエンジン式でもいいでしょう。

「メンテナンスが(基本的に)不要」というのは、機械に弱い人には嬉しいポイントです。

※もちろん錆防止のために乾燥させてからしまう事や、シーズン前の各部品のチェックなどは必要ですよ。

2.メンテナンス不備だと事故が起こる!

包帯

これはエンジン式の除雪機に限った事ではありませんが、毎年のように除雪機によって事故が起きています。

2009年9月から2015年1月10までの期間の除雪機による事故が45件報告されており、うち死亡事故も14件起きています。(*1:事故情報データバンク)

これらの多くは、誤った使い方や「整備不良のまま使用した事」が原因であるとされています。

※除雪機による事故事例と予防法についてはこちらの記事「除雪機による事故を防ぐために注意すること」をご覧ください。

3.修理依頼が同時期に殺到する

修理

当然のことですが、除雪機はみんな冬に使います。

そして、大雪が降った日に倉庫から引っ張り出して使おうとしても、メンテナンス不備でエンジンがかからない、なんてことがほぼ同タイミングであちこちで起きます。

するとどうでしょう、みんな一斉に近くの修理業者に依頼をするようになり、業者もパンクして、修理の順番待ちが起きてしまうでしょう。その間、せっかく購入した除雪機は使えず、人力での除雪を強いられることになります。

除雪機のような使用タイミングが一気に集中するような機械は、同じタイミングで故障に気づく人も多く、日ごろからメンテナンスをしていないと、修理すらしてもらうのが大変になってしまう可能性があります。

シーズンど真ん中に修理を依頼するのではなく、オフシーズンに点検をして問題があれば修理に出すという事をしておかないと、いざ大雪が降った時に困ってしまいます。

このようなことからも、日ごろのメンテナンスが必要であること、そしてそれが不要な電動式除雪機が扱いやすい事はご理解いただけると思います。

管理人イチ押しの電動除雪機はコレ!


私がおすすめするのは「ハイガー社」の「HG-K1650」です。

おすすめの理由は、何と言っても「コスパの良さ」

業界シェアトップ2のホンダ&ヤマハの除雪機の半額以下~10分の1の値段で購入できます。

しかも嬉しいのは、ただ安いだけの「安物買いの銭失い」にならないクオリティと保証がついているところです。

除雪可能範囲は、幅50cm/高さ30cmと小回りの利くサイズで、ご家庭のお庭の除雪にはちょうど良いサイズです。

コンセントから電源を取るタイプなので、延長コードを合わせて購入する必要がありますが、1万円以上の購入で送料無料であるのに加え、シーズン前の早期購入割引の特典もあるので、延長コードも併せて購入することをおすすめします。

公式サイトで商品を見てみる

まとめ

今回は、家庭用除雪機には「電動式」のものがおすすめである理由をまとめました。

定期的に使うものでないからこそ必要なメンテナンスは、エンジン式では必須ですが電動式ではそこまで必要でない点は隠れたメリットなのではないかと思います。

購入費以外にも、維持費、メンテナンス費、修理費がかかりやすい除雪機ならではのおすすめポイントです。

また、上でご紹介した以外にも様々な電動式除雪機がございます。

別の記事では、おすすめの電動除雪機をランキング形式でご紹介しているので是非参考にしてみてください。

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