マグァンプK|野菜や観葉植物に使える緩効性化成肥料の効果と使い方

家庭菜園や観葉植物を育てていて肥料について調べると、良くお勧めされるものに「マグァンプK」という化成肥料があります。

緩効性肥料のひとつとしてホームセンターで手軽に購入することのできる商品ですが、効果や使い方をあまりご存知ない方も多くいらっしゃるようです。

本記事では、初心者でも特に使いやすく植物にとっても悪影響の出にくいマグァンプKの使い方や効果について詳しく解説いたします。


初心者でも使いやすいって聞いたんだけどどんな所が使いやすいんだろう?

肥料の扱いは植物を育てるうえで重要なポイントなので、詳しく説明していくぞい!

マグァンプKが初心者におすすめな理由とは?

マグァンプK

植物などを育てる際に、初心者が特に失敗しやすいのが「肥料」だと思います。

実際に私自身も何度か肥料で失敗して枯らしてしまった経験があるのでわかるのですが、まず初心者は「肥料」は全てを一緒くたにしてしまって細かな種類を知りません。

おそらく、「油粕・鶏糞・液肥・化成肥料・堆肥」など全て植物を元気にするために与えるもの=肥料”という認識しかない方も少なくないのではないでしょうか。

後述しますが、肥料は種類によってメリットデメリットがそれぞれ違い、誤った使い方をしてしまうと毒にもなり得るので、最悪植物を枯らしてしまうこともありえます。

でもそれぞれの肥料の特徴なんて観葉植物を育てる程度なら全て覚える必要もないし、安全で多少分量間違えても植物が枯れずに元気に育ってくれればいい位に思いませんか?


詳しく知ってるに越したことはないけど、ひとまず「肥料」をあげたいときに選びやすい種類をしれれば僕は十分だなぁ

肥料について詳細に知りたい人は、後述する関連記事リンク「有機肥料の種類別の特徴まとめ」の記事を見てくだされ!

特に初心者に特に多い失敗が、肥料をあげ過ぎたり与えるタイミングを間違えることによって起きる「肥料焼け」です。

しかし、このマグァンプKに関していえば、そういった初心者がやりがちな「肥料によって植物を枯らしてしまう」といった失敗がほぼ起きないのがメリットといえるでしょう。

マグァンプKが初心者におすすめなのは、そういった最悪の失敗を起こさずに済むという点です。


わかる!沢山あげれば大きくなるもんだと思ってやったら、次の日に一気に枯れてしまったことがあるよ!

マグァンプKは、植物の根が肥料に触れても肥料焼けを起こさないのがポイントじゃ!

有機肥料と化成肥料の違い

牛糞堆肥

マグァンプKはいわゆる「化成肥料」に分類されますが、有機肥料と化成肥料では使い勝手やそもそもの使用の目的が違います。

詳しくは下の関連記事に詳しく書いているので見ていただきたいのですが、特に観葉植物やベランダでの小型家庭菜園等で肥料を使うときに「有機肥料(油かす・牛糞堆肥など)」を考え無しに使うと、虫が湧いたり発酵時の発熱やガスの発生で根腐れの原因になります。

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一般的に有機肥料は元肥(もとごえ)に使われます。

また、気温や環境に左右されやすい有機肥料に比べて、成分が安定している化成肥料は初心者でも量の配分が調節しやすいのもメリットのひとつでしょう。

マグァンプKは根が肥料に触れても肥料焼けをしないと書きましたが、化成肥料のすべてが肥料焼けしないわけではないので間違えないようにしましょう。

マグァンプK(緩効性化成肥料)の効果の特徴

マグァンプKの特徴的なポイントを挙げると下記の通りです。

・N(窒素)-P(リン酸)-K(カリ)-Mg(マグネシウム:苦度)=6-40-6-15
・水に溶けず「クエン酸」によって溶ける「ク溶性
・効果がゆっくりと長く効く「緩効性」の肥料
・肥料の与え過ぎによる害がほとんどない
・植物が肥料に触れても肥料焼けを起こさない
無臭で虫を寄せ付けない

マグァンプKはP(リン酸)が最も多く、花や実をしっかり付けたい時に使うのに適しています。

また、マグァンプKは効果がゆっくりと長く効く緩効性の肥料であるのは、水に溶けずクエン酸に溶ける「ク溶性」の特徴を持っていて、植物の根が出す根酸によって溶けるので、植物が必要な分だけゆっくりと溶かして栄養分を補給することができるためです。

マグァンプK自体は無臭で虫を呼び寄せることもなく室内で安心して使えますし、肥料によって植物を枯らしてしまう心配も少ないのでとても使いやすいです。

マグァンプKの使い方

マグァンプK

マグァンプKのような根に直接触れても肥料焼けを起こさず、じわじわと時間をかけて効果を発揮する緩効性肥料は「元肥」として、植え付け時や植え替えの時に土に混ぜて使うのがおすすめです。

土に混ぜ込んだ日から約半年~1年間じっくりと効果を発揮するので、一度植え付けや植え替えの時に使えばしばらく追肥は必要ありません。

また、株元にパラパラと置き肥として使う事も出来ますので、効果が減弱したタイミングで施肥するのでも良いですよ。

後述しますが、マグァンプKにはサイズの違いによって、追肥用などもあるので用途に合わせて使い分けると効果的です。

マグァンプKの種類と特徴

元肥に向いている:マグァンプK中粒・大粒

マグァンプKの中でも、元肥に向いているのが中粒と大粒の2タイプです。

私が家の観葉植物に使っているのが、本記事の中に画像でのせている中粒タイプで、約半年から1年間の効果があります。

一方で大粒タイプは約2年間の効き目があるので、植え替え頻度の少ない庭木などに使うと便利です。

この2タイプの違いは表面積(肥料のサイズ)の違いからくる効果の持続期間ですので、鉢植え程度なら中粒タイプで十分ですし、植え替えをしばらくしないような植物の場合は大粒タイプでもいいかもしれません。

追肥に向いている:マグァンプK小粒

マグァンプK小粒タイプは、マグァンプの中でも効果の持続時間が2か月と短く、元肥用というよりは追肥用として販売されているタイプです。

粒子が細かく均等なので、草花や野菜の種まき、苗づくり用の用土に元肥として使う事も可能です。

まとめ

マグァンプKについて簡単にまとめると、

緩効性肥料として元肥に混ぜる使い方が一般的で、多少量を間違えたり植物に肥料が触れても枯らしてしまう危険性が少ないという点で初心者向き。肥効としてはP(リン酸)が多いので花や実を多くつけたい時に使うと効果的。比較的高価だが、効果が長期間持続するのでコスパとしては申し分ない。

という感じになるでしょうか。

無臭で虫も寄せ付けないので室内で育てる観葉植物にはこれで十分だと思いますが、屋外で野菜などの作物を育てる場合や果樹を育てる場合などは、やはり土壌自体の栄養に加え微生物などの働きも不可欠なので有機肥料が必要だと思います。

有機肥料の使い方や種類については記事内で紹介しました関連記事をご覧いただければと思います。