竹やぶの枯らし方|竹を駆除するための方法まとめ

田舎暮らしをしていて、これでもかと生命力を見せつけてくるのが「竹」の存在です。

我が家の裏山にも沢山の竹が生えていて、何度切り倒しても生えてくるので手をこまねいています。

かつては生活資材や建材、燃料などに活用されていた竹ですが、今では日本中で持て余している放置竹林が山ほどあり、不の財産としてはびこっています。

今回は厄介な竹を枯らして駆除するための方法についてまとめたいと思います。


センセイの家の裏山の竹林も結構ボーボーに生えてるけど、やっぱり竹の駆除って難しいの?

うむ。いくつか竹を枯らす方法として効果的なものが色々なメディアで伝えられているんじゃが、やはりそう一筋縄にはいかんのぅ

なぜ竹を枯らすのは難しいのか

竹

多くの人が竹の存在に頭を悩ませている理由として「竹の生命力の強さ」があります。

具体的には以下の通りです。

  1. 竹の地下茎は1年間で約8mも伸びる
  2. 竹自体も成長期では1日で1m伸びることもある
  3. 伐採だけでは残った根から新たに竹が伸びる
  4. 地下茎でつながった竹が隣家の敷地内へも影響を及ぼすことがある

竹は放っておくと際限なしに伸びていきますし、伐採しても根にためた養分で次年度以降もどんどん新たにタケノコが生えてきます。

竹の全駆除を目指す場合は、一本でも竹が残っていれば数年~数十年もするとまた竹林になってしまう程ですので、いかに竹を駆除するのが難しいのかがわかると思います。

効果的に竹を枯らす方法

bamboo

竹を枯らす方法には昔から行われている連年皆伐(全伐)式などが一般的ですが、早くても数年かかり、毎年全ての竹を伐採するという重労働を何年も続けなくてはいけないという点から人間の方が疲れてしまいます。

全て枯らせる前に中断してしまうと、前述の通り数年もすればまた竹林に戻ってしまうので正直あまりお勧めできる方法ではありません。

竹を確実に枯らすには「根を全て掘り起こす」「農薬(グリホサート系薬剤)の注入」の2種類でしょう。

また、竹を地面から約1mほど残して伐採する方法が現代農業にて紹介されていましたので、そちらもあわせてご紹介いたします。

1.連年皆伐(全伐)式

農薬の使用量を極力減らしたい方は、最も大変で時間がかかりますが「連年皆伐式」で竹を枯らしていくという方法があります。

夏にタケノコが全て伸びきってしまってから、そのタケノコも含め全て伐採します。

毎年同じ時期に伸びては伐採するというのを繰り返すことで、根に蓄えられた養分が次第に枯渇していき、最終的には竹草になっていきます。

伐採後にもすぐ竹草が生えてきますが、それも毎月~2か月に一度くらいのペースで刈り続けると少しずつ竹の勢力は弱まってきます。

ただ、竹草になった後も放置すると数年で竹やぶに戻ってしまうので、ある程度竹の生命力が落ちてきた竹草のころに除草剤を散布して根まで枯らせることで駆除することが可能になります。

重機が入れるほどにまで竹が弱ったら根こそぎ掘り起こしても良いですが、重機を購入するorレンタルする費用がかかる点や、斜面では使えないという点で除草剤の方が簡単かと思います。

しかし、背の高い竹を全て伐採して竹草のサイズになった時、一本も漏らすことなく除草剤を散布するというのはこれまた難しい作業になります。


大きな竹が無くなると日当たりが良くなる分、地表面の雑草が増えることになるので竹草を見つけてもらさず薬剤を散布するというのもなかなか難しいんじゃ

確かに散布量は減るだろうけど、大きく目立った竹の方が確実に薬剤を注入できるのは間違いないね!

連年皆伐式のメリット

・農薬の散布量が少なくて済む

連年皆伐式のデメリット

・竹を毎夏に伐採しなくてはいけないので重労働
・竹の勢力が弱まるまでかなりの時間がかかる
・竹草のサイズになった後に、全てに除草剤を散布するのが難しい

2.地上高1mの長さで伐採する方法

2010年3月号の月間現代農業で紹介されていた竹を枯らす方法が、地上高1mの長さで竹を伐採するという方法です。

休眠期であるに地上高1mの長さで竹を伐採すると、翌年の生育期に竹の内部の養分や水分が泡のように切り口から噴き出して根まで枯れます。

私はまだ試したことがないのですが、書籍で紹介されている内容や既に試したことのある人の話だと、約2~3年で竹全体が枯れてくるので、その後は簡単に地面から抜けるとの話でした。

連年皆伐式では夏の時期に伐採するのですが、この方法では冬に伐採するという点と、地上高1mという中途半端な高さで切るという違いがあります。

この方法で根まで枯れてくれるのであれば簡単ですので、まずは狭い範囲でのみ竹をこの方法で伐採して様子を見てみるというのも良いかもしれません。

実施時の注意点としては、伐採した後に残すほうの竹に枝がついていると養分が行き来してしまうので枯れてくれません。必ず枝葉は全て落としておくようにするのがポイントです。

地上高1mでの伐採のメリット

・翌年以降の竹の生育力を効率的に弱らせることができる
・連年皆伐式に比べて短期間で竹を駆除することができる
・冬の虫の少ない時期に伐採作業を行うことができる

地上高1mでの伐採のデメリット

・まだ新しい方法なので効果がどの程度確実かわからない
・少なくとも数年は時間がかかる

竹を1mで切る方法を紹介している書籍

3.竹の内部に除草剤を注入する方法

竹林

私が最もおすすめしたい竹を枯らす方法は、「グリホサート系の除草剤を竹の内部に注入する」という方法です。

作業開始から約2~5か月(夏処理の場合)で全ての葉が枯れ落ちれば根まで枯れているので、とてもスピーディーに竹を駆除することができます。

具体的な方法と準備する道具は下記の通りです。

竹の枯殺に必要な道具と除草剤

  1. 除草剤(グリホサート系):ラウンドアップマックスロード、サンフーロン
  2. 充電式電気ドリル
  3. スポイト or シャンプーの空きボトル
1.ラウンドアップマックスロード

生育力の強い竹をも枯らすことができるのは、浸透移行性のグリホサート系薬剤である「ラウンドアップ」がおすすめです。(※安価番でサンフーロンという薬剤もあります)

竹の内部に原液を注入して枯らすには、やや値段が高いですがラウンドアップが最も効果的であると思います。

ラウンドアップについては以前別の記事で詳しく解説していますので、「どのような除草剤なのか」「安全性はどうなのか」など気になる方は、下記関連記事もあわせてご覧ください。

竹1本につき10ml~20ml使うので、上記の2Lのタイプだと100~200本に使える量という事になります。

ラウンドアップは500mlと4.5Lのタイプもありますので、駆除したい竹の本数や大きさによってやや多めの量を購入すると良いでしょう。

2.充電式電気ドリル

竹に穴をあけるためには電気ドリルが必要です。

竹林の中に持ち込むので、当然コードレスの充電式の電気ドリルを選びましょう。

竹の種類や太さによっては中々穴が空かないので、木工用のドリル刃で高性能のものを用意しておくと、作業負担もぐっと減ります。

3.スポイト

竹の内部に除草剤を注入する際にスポイトがあると便利です。

基本的には10ml注入するのですが、大きく太い竹には多めに注入するなどの調節ができると良いので、10ml用のスポイトがあるとよいでしょう。

サンフーロンの公式ページによると、空のシャンプーボトルがあれば2プッシュでちょうど10mlだそうですので、わざわざスポイトを購入しなくても良いかもしれません。

除草剤を注入する方法の作業手順

竹ドリル

まず初めに除草剤を注入するための穴をあけるのですが、場所は地上から約30~100cmの高さで、節の2~3cm下にドリルで穴をあけます。

竹の穴

穴が空いたらその中にラウンドップを10ml注入し、ガムテープで穴を閉じます。

そうすることによって外部から水が入り、薬剤成分が薄まってしまうのを防ぎます。


これだけでいいの?何か注意点はある?

うむ、この方法を使うときの注意点は下記の通りじゃ!
除草剤を使うときの注意点

①完全落葉までの時間は、夏処理(6~8月)で2~5か月、秋処理(9~11月)で8~11か月かかる
②処理竹から15m以内に発生した竹の子を食べない。また、縄囲いや立て札により竹の子が採取されないようにする
③近接する竹が地下茎でつながっているとは限らないので、全ての竹に薬剤を注入するようにする
④隣家から伸びた竹に処理を施す際は、念のため確認の連絡をするようにする

除草剤で竹を枯らすメリット

・短期間で労力も少なく確実に枯らすことができる
・斜面に生えている竹にも処理を施すことができる

除草剤で竹を枯らすデメリット

・薬剤やドリルを購入する必要がある
・周囲に大切な植物などが混植している場合に処理できない可能性がある
・タケノコの採取ができなくなる

まとめ

今回は竹がどれほど駆除しにくくて手間がかかるかという事についてまとめました。

よほど周囲に大切な樹木が無い限りは、除草剤を注入する方法で根まで枯らしてしまう方が効率良く簡単に駆除ができます。

竹を熱心に伐採して有効活用するという方法も勿論ありますが、利用して資源として使うスピードより以上に早く繁殖してしまう竹の性質から言うと、しっかりと管理しないと将来的に負の遺産として後世に残してしまいかねません。

ぜひ今回ご紹介した方法をお試しになって、厄介な竹を駆除してしまいましょう!

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