我が家では隣家の野良猫が納屋に侵入してくるのを何とか防ごうと様々な猫よけグッズを試しましたが、なかなか効果が出ず頭を悩ませていました。
我が家のように猫よけ対策を選びかねている方は少なくないと思います。
野良猫が敷地内に侵入してくるのは、猫にとってその場所が「居心地が良い」と感じているためです。
つまりは、あなたの庭や軒下が「猫にとって不快な場所」になれば自然と離れていってくれます。
野良猫は動物愛護管理法で保護されているので、ネズミ駆除のように毒餌や罠での捕獲は処罰の対象になるため行うことができません。
そのためどんなに野良猫に頭を悩ませていても選択可能な手段は限られていて、その中から予算や効果の度合いによって各自で対策をとることになります。
ネット調べるとさまざまな「猫よけグッズ」が紹介されていますが、我が家ではその中でも特に効果が高いと評判だった【番人くん】という超音波発生式の猫よけを使っています。
本記事では「番人くん」の使い方と効果について、実際に使って感じた感想をレビューいたします。
Contents
超音波式の猫よけグッズ「番人くん」とは?
番人くんはセンサーで猫の動きを感知し、人間には聞こえない超音波を発することでネコにとって不快な環境を作り出して忌避する機械です。
ネコの嫌がる香りを使った忌避剤や歩きにくいようにトゲトゲの形状をしたマットなど猫よけグッズは数多くありますが、私は番人くんを選びました。
私が番人くんを選んだ理由については下の記事で詳しく解説をしているので、是非あわせてご覧ください。
番人くん使用レビュー|梱包品や実物のサイズは?
番人くんを購入し、届いた商品を見て思いのほか小さくて驚きました。
梱包品は、
・金属製の脚(地面に差し込む部分)
・説明書
の3点。
注意しなくてはいけないのが「電池(単3電池2本)が入っていない」ということ。
すぐに使いたい場合はあらかじめ電池を用意しておくと良いでしょう。
番人くんの使い方・組み立て方
我が家では野良猫が侵入してくる場所が2箇所あるので、番人くんを2つ用意しました。
まず初めに、先ほど紹介した梱包物をどのようにして組み立てて使えばいいのかをご紹介します。
1.本体と脚(金属)をくっつける
梱包されているのは上の写真の通り3つだけなので確認は簡単。
本体と金属の脚をはめ込めばもう組み立ては完了です。
十字の接合面にカチッとなるまで差し込めばOKです。
2.電池を入れて使用したい場所に差し込む
番人くんは単3電池2本で動きます。本体背面に電池を入れる箇所があるので、電池を入れて起動しましょう。
電池を入れたら自分が使用したい場所に差し込みます。
番人くんの操作方法と野良猫用に周波数を設定する方法
番人くんは猫よけ用の超音波発生装置として見かけることが多いですが、本体の右側についているノブ(Freq.)を調節することで、小動物〜大型動物にも対応することができるようです。(※動物によって可聴周波数領域が違うので、動物の大きさで判断するには正直区切りがやや大雑把な気がします)
右側のノブを切り替えることで、L(Low)〜H(High)を選ぶことができ、野良猫は中間のM(middle)に設定します。
設定周波数と使用上の注意
私はネズミ駆除にも同社の超音波発生装置(ネズミガード)を利用し効果が出ているので番人くんの効果も信頼していますが、実際に使用してみて気になる点が1つありました。
野良猫への周波数設定はMにしますが、少しでもL側に寄ると「キンキンキン」という高い機械音が響き渡ります。
もともと番人くんから発せられる音の周波数は15kHz〜60kHzの範囲なのですが、一般的に超音波とされるのは人間の可聴域の上限である20kHz以上とされることが多く、基本的には人の耳には聞こえない音(※子供など若年層では20kHz以上でも聞こえることがあります)と定義されます。
この番人くんの周波数設定がLだと、おそらく15kHz前後の超音波とは呼べない高さの耳につく不快音が出るので、Mピッタリに合わせるか、若干H寄りに設定する方が良いように思います。
野良猫に対応しているMに設定すればキンキンとした音は(30代の私には)聞こえませんが、子供には聞こえる可能性があるので設置場所には十分注意するようにしましょう。
番人くんの効果が出る範囲はどれくらいなのか試してみた
番人くんを手元で起動させると、キンキンという音がなるなど動作の確認ができました。
そして現在我が家で野良猫被害に悩まされているのは納屋の一角。
上の写真のあたりにいつも野良猫が侵入してきて、暖を取っているのを見かけます。
この納屋に入りこませないようにするためには入り口付近に番人くんを設置して、猫が侵入しようとしてきた時にアラートが鳴ればOK!
そのためには番人くんのセンサーの範囲がしっかりと侵入口をカバーできていれば良いですよね。
そこでメジャーを伸ばしてその上を歩くことで、どの程度の距離までセンサーが反応するかを調べてみました。
猫がセンサーが反応するのは6〜7mの距離と説明書に書かれていましたが、都合よく猫がメジャーの上を歩いてくれないので私が歩いてみました。
大きな物体だとより遠い距離でも反応することがあると書かれていましたが、私が実際に歩いて近づいてみると9.5m〜10mの距離で音が鳴りました。
人間であればこのくらいの距離まで反応してくれます。
余裕で納屋の入り口までカバーできているので、野良猫が納屋に侵入しようとしたら反応してくれそうですね。
野良猫被害に悩まされている場所がセンサーの範囲内になることは大切ですが、猫よりも大きな人間はよりセンサーに反応しやすいので、角度を調節して設置するようにしましょう。
使ってみて感じた効果と使用上の注意点
実際に番人くんを設置してみて感じたこととしては、
・かなり感度が良くて人間が前を通ると100発100中で反応する
・子供は周波数をMに設定してもアラート音が聞こえる可能性がある
・設置後は野良猫を見かけなくなったので効果がありそう
などです。
効果に関しては、設置してからは一度も野良猫を見ていないので満足しています。
我が家の場合は、農作物を荒らされないようにと対策をしている一方で、子供たちの遊び場である自宅庭の砂場への糞対策も設置の目的でした。
しかし、番人くんから発せられる音が聞こえる人にはかなり不快で、特に小さな子供は高周波数領域でも聞き取ってしまう可能性があるので、子供の遊び場周辺への設置は断念しました。
もしご自宅に小さなお子さんや飼い猫・飼い犬がいる場合は、野良猫以外にセンサーが感知してしまわないような場所に設置する必要があります。
まとめ
本記事では野良猫対策として「番人くん」を実際に使用し、レビューいたしました。
使用方法は簡単で効果もすぐに現れたので、これまでに他の方法で効果が出なかった方や、価格の面で費用対効果に不安がある人には安心材料として私の体験談がお役に立てれば幸いです。
より詳しい番人くんの効果の説明や口コミなどは、是非公式サイトをみて下さいね。