庭に砂場を作ったので作り方を公開します!

砂場セット

田舎で子育てをする際のメリット・デメリットは様々ありますが、子供が遊ぶもので自然が豊富な田舎ならありそうだけど、実はあまり見かけないものがあるんですが、何だかわかりますか?

それは「砂場」です。

川や森や土は沢山あるのに、「砂」がなかなか無いんです。

小学校低学年くらいまでは遊ぶことの多い砂場ですが、田舎では子供が遊ぶ公園がそもそも近くに無いことが多いです。

こちらの「田舎で子育てをするメリットとデメリットとは?」の記事でも書きましたが、子供が少ない田舎では、子供向けの遊具がある公園やサービスが必然的に少ないというデメリットがあります。

無いのであれば、作ってしまえばいいんです!

また、近くに砂場があっても、住宅街にある公園の砂場は野良猫のトイレになってしまっていることも多いので、安心して遊ばせられないという方もいると思います。

自宅の庭に蓋つきの砂場を作ってしまえば、野良猫対策もばっちりで安心してお子さんやお孫さんに使わせてあげることが出来ますね!

ということで、今回は自宅の庭に砂場を作る方法をご紹介します。


自宅に砂場がある家っていいね!

今回はワシが実際に庭に作った方法を紹介するぞい

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

庭に砂場を作る方法

砂場で遊ぶ子供

今回ご紹介する砂場を作る手順は以下の通りです。

  1. 砂場を作る場所・大きさを決める
  2. 木枠を作る
  3. 木枠に合わせて地面を掘る
  4. 木枠をはめ、砂を入れて完成

1.砂場を作る場所・大きさを決める

砂場を作る時に、まず砂場の大きさと場所を決めましょう。

注意点としては、

  • 水はけのいい場所を選ぶ
  • 傾斜がある場合は高い位置を選ぶ

等が重要です。

水はけ悪い土地の場合は、砂場の深さを深くすることで対処できますが、深く掘る労力と、深く掘った分余計に砂を購入する必要がでてきます。

また、極端な傾斜がある場合は、土中にしみ込んだ水が低い方に流れていきますので、高い位置に砂場を設置するようにします。

2.木枠を作る

木枠

砂場のサイズと位置を決めたら木枠を作ります。

木枠は、砂場と地面との境界線を作り、砂面や地面よりもやや高めに設置することで、砂が外に出てしまうのを防ぎます。

木材はホームセンター簡単に手に入るツーバイ材角材を使いましょう。

ツーバイ材は、「2×2(ツーバイツー)」や「2×4(ツーバイフォー)」など、”38mm×〇〇mm”の規格でいくつか種類があります。

ツーバイ材は安くて扱いやすくておすすめですが、木枠に座ってもいいような強度が欲しい場合は、角材の方が向いているでしょう。(※私は幅15㎝の角材を利用しました。)

木枠

完成するとこんな感じになります。

角材を2種類の長さに切って、つなぎ合わせただけの凄くシンプルな木枠です。

3.木枠に合わせて地面を掘る

木枠を埋める

私が作成した上記の木枠を例にすると、木枠の高さが15センチあり、上5センチほどを出して、残り10センチは地中に埋めるように掘ります。

木枠の内部は、砂を掘り進めても地面が出ないようにするため少なくとも25~30センチの深さは欲しいところです。

忘れてはいけないのが、水の逃げ口(排水溝)を作ることです。
写真をご覧いただくと分かる通り、木枠中央部分にさらに深さ5センチ程度の溝を掘りました

砂場断面図

こうすることで万が一雨が降り込んでも、中央部分に水が集まるので、砂場全体に水が溜まる心配もありませんね。

4.木枠の中に砂を入れる

砂場の砂

必要な深さまで地面を掘ったら、砂を投入します。

中央部分の排水用の溝には粒の粗いセメント用の砂を入れ、その上にホームセンターで売っている砂場用の除菌砂を投入しました。

除菌砂

私が購入したのは、上の写真のホームセンターで販売されていたものですが、使用した感覚としては、使用開始当初は粒子の細かい砂が空気中に舞ってしまい、なじむまで少し使いずらい印象がありました。

砂を入れて数日経つと、細かい砂が下に沈んでいき砂埃がたちにくくなりましたので、使用開始まで少し時間を置いておいた方が良いかもしれません。

また、Amazonなどではホームセンターで購入するよりもやや値段が高くなりますが、粒の均整の取れた砂埃の起きにくい抗菌砂がありますので、こちらを購入するとより安心してお使いいただけるでしょう。

【もうひと手間でより完璧な砂場に!】

今回ご紹介している方法では、掘り進めた土の上に直接砂を投入していますが、実は砂場完成の一か月後に砂場から強害雑草であるスギナが芽を出してきてしまいました。

関連記事>>>スギナとはどんな雑草?駆除方法と効果のある除草剤を教えます!

スギナ

スギナは地下に張った根からどんどん増える雑草で、地中30センチの深さまで根を伸ばし繁殖することもあり、その深さから地獄まで根が届きそうとのことで【別名:地獄草】とも呼ばれています。

私が作成した砂場の深さは25~30センチなので、木枠の下を潜り抜けてスギナが萌芽した模様。スギナの生命力・繁殖力の強さには本当に手を焼きますね。

我が家の砂場のような状況になるのを避けたい場合は、砂を入れる前に「防草シート」を敷いておくことで、砂場の中で雑草が繁殖してしまう事を防げます。

防草シートについては「草が生えないようにしたい!おすすめの防草シートと敷き方」の記事で詳しく説明しましたが、ホームセンターで売っている安価防草シートを購入すると、スギナは突き破って出てきてしまいます

一度砂を入れて木枠をはめ込んでしまっては、防草シートを取り換えるという事が安易にできなくなってしまっているので、安物買いの銭失いにならないようにしっかりとした防草シートを購入するようにしましょう。

スギナが突き破ってくる心配のない防草シートはこちらです。

 

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まとめ

砂場完成

今回は、自宅の庭に砂場を作る方法をご紹介しました。

自宅の庭にも野良猫などが来る可能性がある場合は、上の写真のようにホームセンターで売っている「波板」を購入すれば蓋をすることが出来ます。(我が家の砂場には波板が2枚必要でした)

これで万が一の大雨も、野良猫の糞尿対策もばっちりです!

近くに砂場のある公園が無い方、野良猫の糞尿が気になって公園の砂場で遊ばせたくない方、自宅で目の届く範囲でお子さんを遊ばせたい方は、是非ご自宅お庭に砂場を作ってみてはいかがでしょうか。