【山菜】みず(ウワバミソウ)|時期・下処理の方法・おすすめの食べ方

赤ミズ

山菜の中でも特にクセが無く、アクもほとんどない「ミズ」は、シャキシャキの歯触りとトロっとした食感でとても食べやすい山菜です。

どんな料理にも合わせやすいミズは、山菜採りで山に入る時でも比較的見つけやすいので是非ターゲットにしたいところです。

今回は、そんな山菜「ミズ」について解説をしていきます。


ミズって「水」かと思ったけど、そういう名前の山菜なんだね!知らなかったよ。

アクが無くあっさりしているミズは、山菜採りファンの中では王道の山菜ともいえる存在なんじゃよ!

青みず(ヤマトキホコリ)と赤みず(ウワバミソウ)の違い

ミズという山菜は2種類あり、茎の色が赤いものを赤ミズ(ウワバミソウ)、赤みが無いものを青ミズ(ヤマトキホコリ)と言います。

一般的に山菜のミズと言えば「赤ミズ(ウワバミソウ)」の事を指します。


ミズという呼び名は方言で、一般的にはウワバミソウの名前が正式名称なんじゃよ

赤ミズと青ミズは近縁種ですが、下記の通り若干の違いがあります。

赤ミズ(ウワバミソウ) 青ミズ(ヤマトキホコリ)
茎の部分に粘り・ヌメリがある 粘り気やヌメリはない
ムカゴ(コブコ)がある ムカゴ(コブコ)はない
大量に群生していることが多く見つけやすい あまり数は取れないことが多い

赤みず(ウワバミソウ)の特徴

赤ミズ
  1. 和名:ウワバミソウ 別名:赤ミズ、蟒蛇草、水菜
  2. 学名:Elatostema Umbellatum
  3. 階級:イラクサ科ウワバミソウ属
  4. 分類:多年草
  5. 分布:北海道~九州
  6. 形態:雌雄異株、草丈は20~30cm、茎の部分に赤みがある
  7. 花期:5~6月
  8. 特徴①:茎は山菜として好んで食べられる。アクやクセがほとんどなく食べやすい
  9. 特徴②:茎の部分にむかご(コブコ)がある

ウワバミソウの名前の由来

うわばみ

ウワバミソウの名前の由来は、うわばみ(大蛇)が住んでいそうなジメジメした湿地に生えていることから付いたとされています。

赤ミズを採りに山に入る時は、ヘビがいそうなジメジメした場所を探すというのは大きなヒントになるかもしれません。

ウワバミソウ(赤ミズ)の花言葉

変わりやすい愛

青ミズ(ヤマトキホコリ)の特徴

青ミズ
  1. 和名:ヤマトキホコリ 別名:青ミズ
  2. 学名:Pilea mongolica
  3. 階級:イラクサ科ミズ属
  4. 分類:多年草
  5. 分布:北海道~九州
  6. 形態:雌雄異株、草丈は30~50cm、茎は全て青い
  7. 花期:5~6月
  8. 特徴①:ミズの綺麗な場所にしか生えず、赤ミズよりも数が少ない
  9. 特徴②:赤ミズにあるようなヌメリが無い

ミズを採る時の注意点

ミズは、根ごと引っこ抜いてしまうと来年以降採れなくなってしまうので、地上から1~2センチの所を折るか刈り取るようにして収穫するようにしましょう。

ミズの旬の時期は?

ミズの旬の時期は、「4月下旬~6月初旬」と言われていますが、食べられる期間も長く10月頃まで美味しくいただけるのが特徴です。

その長い可食期間から、山に入る時にミズの存在を知っていれば、遭難しても大丈夫と言われるほどありがたい山菜でもあります。

ミズのむかご(コブコ)は食べられる?

ミズ むかご

赤ミズ(ウワバミソウ)は、秋になると歯の根元に「ムカゴ」という小豆のようなコブができます。

この部分はまた茎とは違った味わいでとても美味しいので、見つけたら葉の部分は全て取り除いて収穫すると良いでしょう。

ミズが生えている場所

沢

ミズを探す場合は、

  • 日当たりの悪い場所
  • 水辺(滝・渓流・湧き水)のそば
  • ジメジメした場所
  • 斜面

などを探すと比較的容易に見つけられるでしょう。


沢などがそばにある湿地帯では、ミズが群生しているスポットが見つかることもあるぞい!

ミズの美味しい食べ方

ミズは、シャキシャキっとした歯ごたえと、トロトロっとした舌触りが特徴です。

アク抜きをしなくても食べられる珍しい山菜で、クセも無いので「お浸し」「和え物」「炒め物」などシンプルな食べ方も向いていますし、「煮物」や葉の部分を「天ぷら」にしても美味しいです。

また地元の人は、根の部分を味噌やニンニクと一緒に叩いて粘りを活かした「たたき」も通な食べ方です。

ムカゴは「塩漬け」「塩昆布和え」などが美味しいです。

ミズの下ごしらえ・下処理の方法

ミズを食べるときに注意をしなくてはいけないのが「繊維質の薄皮の下処理」です。

下処理の方法は下記の通りです。

  1. 葉っぱと根元のひげを取り除いてキレイに洗う
  2. 手で茎に折り目を入れ、薄皮を果物ナイフなどでスーッと剥いていく

とても簡単な作業ですが、数が多いと大変な作業なので、群生地を見つけたからと言って後先考えずに大量に採取してしまうと後悔するかもしれません。

皮むき作用がそこそこ大変なので、沢山採取したからと言って皮むき前のミズを人にあげようとしても、あまり喜ばれないこともあるようなので、自分で皮むきをして食べれる分だけ採るようにしましょう。

まとめ

今回は、一般的にはあまり知られていないけど、アクもクセもなく、4月から10月までの長期間食べることができ、どんな料理にも合わせやすい「ミズ」について紹介しました。

初心者でも比較的見つけやすく、間違いやすい植物もあまり無いので安心して収穫できるのが嬉しい山菜です。

沢や滝などがあるような、ジメジメした場所に山菜採りに行く場合は、赤ミズと青ミズを探してみてはいかがでしょうか。

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