私が住む宮城県北部では冬には氷点下になる日もあるので、なかなか1年を通して綺麗な花を見るというのは難しいです。
しかし、数ある植物の中には「冬に花を咲かせる植物」や「耐寒性が強く冬でも枯れない植物」もあります。
花が好きな人にとって、もし寒い地域に住んでいても綺麗な花を楽しめるというのは嬉しいですよね?
本記事では、数ある植物の中から四季のある日本の環境において、「冬の季節でも花を咲かせる植物」と「(開花時期は問わず)寒さに強く日本の冬を超えることができる植物」を、簡易的ではありますが50種類程ご紹介いたします。
Contents
- 冬に咲く&寒さに強い花の名前と画像一覧【全50種類】
- 1.パンジー
- 2.ビオラ
- 3.デイジー
- 4.サザンカ(山茶花)
- 5.ツバキ(椿)
- 6.ハボタン(葉牡丹)
- 7.シクラメン
- 8.ポインセチア
- 9.ムスカリ
- 10.クリスマスローズ
- 11.カレンデュラ
- 12.アリッサム
- 13.プリムラジュリアン
- 14.スイセン(水仙)
- 15.スノードロップ
- 16.スノーフレーク
- 17.ローズマリー
- 18.クレマチス
- 19.サルビア
- 20.レンゲショウマ
- 21.ルピナス
- 22.ギボウシ(擬宝珠)
- 23.エンレイソウ
- 24.ジギタリス
- 25.ストケシア
- 26.シラネアオイ(白根葵)
- 27.アンテミス
- 28.イベリス
- 29.アガパンサス
- 30.カンパニュラ
- 31.アネモネ
- 32.クロッカス
- 33.シネラリア(サイネリア)
- 34.セツブンソウ(節分草)
- 35.ヒマラヤユキノシタ
- 36.フクジュソウ(福寿草)
- 37.ブルビネラ
- 38.ルクリア
- 39.冬咲きベゴニア(クリスマスベゴニア)
- 40.シーマニア
- 41.デンドロビウム
- 42.エリカ
- 43.カルーナ
- 44.オキザリス
- 45.シンビジウム
- 46.オステオスペルマム
- 47.アセビ(馬酔木)
- 48.オンシジウム
- 49.クンシラン(君子蘭)
- 50.シャコバサボテン
- まとめ
冬に咲く&寒さに強い花の名前と画像一覧【全50種類】
1.パンジー
英名 :Pansy
階級 :スミレ科スミレ属
開花期:11月~5月
寒冷地の開花は春以降になりますが、比較的暖かい地域では冬に開花します。
日当たりが良く水を好み、雪が降って株が埋まってしまっても雪解け後に開花するほど丈夫で育てやすいのが特徴です。
パンジーの花言葉
2.ビオラ
英名 :Viola
階級 :スミレ科スミレ属
開花期:11月~5月
パンジーとビオラは学術的には同じ種類ですが、園芸では花の大きさが5㎝以上のものはパンジー、それより小さいものはビオラと区別することが多いです。
ビオラの花言葉
3.デイジー
英名 :Daisy
階級 :キク科ヒナギク属
開花期:1月~4月
秋ごろから市場に苗が出回り、色々な品種があり色や花びらの形も様々なデイジーは、寒さに強く育てやすい花です。
原産はヨーロッパや地中海沿岸で、開花期が長いので長期間楽しめるのが魅力です。
デイジーの花言葉
4.サザンカ(山茶花)
画像:OpenCage
英名 :sasanqua
階級 :ツバキ科ツバキ属
開花期:10月~12月
サザンカはサザンカ系・カンツバキ系・ハルサザンカ系といくつかの品種があり、いずれも晩秋から春が開花期です。
ただ、本来の原種に近いサザンカはあまり寒さには強くはなく、開花期に霜などにあたると花が落ちてしまうことがあります。
しかし近年の品種改良された園芸種は寒さにも強いので、冬の花として冬季に楽しめるようになっています。
サザンカの花言葉
5.ツバキ(椿)
英名 :Camellia
階級 :ツバキ科ツバキ属
開花期:12月~4月
前述のサザンカとよく似ているツバキですが、サザンカよりもややあと(12月以降)に花を咲かせます。
両者の違いは、花が花首からぼたっと落ちるのがツバキで、花びらが1枚1枚散るのがサザンカ。また、葉の縁のギザギザが深く、葉の裏の中心葉脈に毛が生えているのがサザンカで、ツバキはギザギザはあまりなく、葉の裏もつるっとしていて毛がありません。
ツバキの花言葉
6.ハボタン(葉牡丹)
別名 :ハナキャベツ
英名 :Ornamental cabbage、Flowering kale
階級 :アブラナ科アブラナ属
開花期:3~5月 葉の鑑賞期:11月~3月
ハボタンは野菜ではありませんが葉物野菜同様に春になり暖かくなると「とう立ち」して花を咲かせます。
ハボタンは夏の種まき後に成長し、秋冬の寒さにあたることによって葉が色づき鑑賞適期になるので、冬が見ごろの花としました。
ハボタンの花言葉
7.シクラメン
別名 :ブタノマンジュウ
英名 :Cyclamen
階級 :サクラソウ科シクラメン属
開花期:10月~3月
日本での鉢植え植物としての生産量がとても多く、冬の鉢植えとしては最も多く見かけるのがこのシクラメン。
株と花の大きさによって数多くの品種があり、それぞれ栽培の最低温度も異なるので、各品種ごとに耐寒性がどの程度なのか注意しておきましょう。
特に「ガーデンシクラメン」は耐寒性がやや劣ることが分かっています。
シクラメンの花言葉
8.ポインセチア
別名 :ポインセチア、クリスマスフラワー
英名 :poinsettia
階級 :トウダイグサ科トウダイグサ属
開花期:11月~2月
クリスマスの花として認知されているポインセチアですが、一般的に花だと思われている赤く色づいた部分は「苞(ほう)」といい花ではありません。
また1日の日照時間が12時間以下になることで冬の到来を感知するという性質から、日照時間をコントロールする「短日処理」を行わなくては赤く色づいてくれないのも特徴です。
ポインセチアの短日処理の方法や詳しい育て方についてはこちら
ポインセチアの花言葉
9.ムスカリ
英名 :Grape hyacinth
階級 :キジカクシ(ユリ)科ムスカリ属
開花期:3月~5月
ムスカリは耐寒性がかなり強いので真冬でも外で越冬できます。
ムスクのような香りがすることからこの名前がついており、甘いいい香りがします。
ムスカリの花言葉
10.クリスマスローズ
別名 :レンテンローズ
英名 :Hellebore
階級 :キンポウゲ科ヘレボルス属
開花期:1月~3月
日本ではヘレボルス属をまとめてクリスマスローズと呼びますが、欧米ではヘレボルス・ニゲルという種のみをクリスマスローズと称します。
種によって成分は変わりますが、葉や根茎に毒性を持つので栽培時には注意が必要です。
クリスマスローズの花言葉
11.カレンデュラ
別名 :カレンデュラ
英名 :Calendula
階級 :キク科キンセンカ(カレンデュラ)属
開花期:12月~5月
金の盃にみえることから和名を「金盞花」といい、秋から春に向けて成長して花を咲かせる耐寒性の強い花です。
分類としては一年草のハーブで、カレンデュラに含まれる成分が肌の炎症に効果があることからカレンデュラオイルを作るために栽培する人も少なくありません。
オイルやハーブティーなど鑑賞以外にも使えるので人気があります。
カレンデュラの花言葉
12.アリッサム
別名 :アリッサム
英名 :Alyssum
階級 :アブラナ科アリッサム(アレチナズナ)属
開花期:3月~5月
アリッサムは寒さに強い多年草ですが、日本の高温多湿の夏を超えることができず一年草として認識されていることが多いようです。
近縁種にスイートアリッサムがありますが、別の種類の花であることに注意しましょう。
アリッサムの花言葉
13.プリムラジュリアン
英名 :Primrose
階級 :サクラソウ科サクラソウ属
開花期:11月~4月
プリムラジュリアンは耐寒性は比較的高いのですが、霜にあたると枯れてしまうことがあるので、極端に寒い場所でなければ屋外で越冬することができます。
南関東以南が屋外越冬の基準になりそうです。
プリムラジュアンの花言葉
14.スイセン(水仙)
英名 :Narcissus
階級 :ヒガンバナ科スイセン属
開花期:11月~4月
スイセンは秋に球根を植えて春に花を楽しむ植物として植えられますが、全草に毒性がありニラや玉ねぎと間違えて食べて直中毒を起こすニュースをよく見かけます。
英語名のナルキッススは、花言葉の「自己愛」からもわかるとおり、ギリシャ神話のナルシストの語源となったナルキッソスから来ています。
スイセンの花言葉
15.スノードロップ
別名 :ガランサス
英名 :Galanthus
階級 :ヒガンバナ科マツユキソウ(ガランサス)属
開花期:2月~3月
ヨーロッパ原産のスノードロップは、宗教や神話、伝説などとのかかわりの深い植物です。
球根で育てるのですが、初心者でも育てやすく栽培難易度は易しめです。
スノードロップの花言葉
16.スノーフレーク
別名 :スズランスイセン
英名 :Summer snowflake
階級 :ヒガンバナ科スノーフレーク(レウコユム)属
開花期:3月~4月
スノーフレークはスノードロップと名前も見た目も似ているので混同されがちですが別の植物。
スノーフレークは秋に球根を植えて越冬し、雪解けの頃~桜の開花時期に花を咲かせます。
スノーフレークの花言葉
17.ローズマリー
英名 :rosemary
階級 :シソ科マンネンロウ属
開花期:11月~5月
ローズマリーは料理やハーブティーなどにも使われる常緑低木ですが、冬から春にかけて花を咲かせます。
ローズマリーの花言葉
18.クレマチス
英名 :Clematis
階級 :キンポウゲ科クレマチス(センニンソウ)属
開花期:(冬咲き品種は)12月~2月
園芸品種の中でもつる性植物の女王と呼ばれているクレマチスは、通常は初夏に花が咲くイメージが強いのですが、冬咲き品種(アンスンエンシス、シルホサ系など)もあります。
品種によって開花時期が様々なので、クレマチスを購入する際には開花時期をしっかり確認するようにしましょう。
クレマチスの花言葉
19.サルビア
英名 :Scarlet sage
階級 :シソ科アキギリ属
開花期:5月~10月
サルビアは数多くの品種があり、そのほとんどが宿根草でちゃんと冬越しができれば翌年も花を楽しむことができます。
開花期は夏~秋になりますが、特にヨーロッパ原産の品種では氷点下18度まで耐えられる品種もあり、雪が積もっても問題なく越冬してくれます。
日本の気候でも越冬したい場合hは、中南米原産の物ではなくヨーロッパ原産の品種を選ぶようにしましょう。
サルビアの花言葉
20.レンゲショウマ
英名 :false anemone
階級 :キンポウゲ科レンゲショウマ属
開花期:7月~8月
レンゲショウマの開花時期は8月ごろで冬には咲かないのですが、耐寒性が強く、根の状態で越冬して翌年にまた芽吹きます。
冬は根が凍らない場所であれば、越冬は難しくありません。
レンゲショウマの花言葉
21.ルピナス
別名 :ノボリフジ(昇り藤)
英名 :Lupin
階級 :マメ科ルピナス属
開花期:4月~6月
ルピナスは北アメリカ原産で、開花期は春以降と暖かくなってからですが、耐暑性が弱く耐寒性がとても強いのが特徴です。
かつては食用や肥料(緑肥)として使われていましたが、近年では鑑賞用の園芸品種として育てられられるようになりました。
ルピナスの花言葉
22.ギボウシ(擬宝珠)
英名 :Plantain lily
階級 :キジカクシ科ギボウシ属
開花期:7月~8月
ギボウシ(オオバギボウシ)は、日本の東北地方では「ウルイ」などと言われて春の到来を知らせる山菜として食べられています。
開花期は夏ですが、北国の寒さにも負けない耐寒性の強さがあります。
また、食用にする際に有毒のバイケイソウやコバイケイソウとの誤食事故が絶えないので注意が必要です。
ギボウシの花言葉
23.エンレイソウ
別名 :タチアオイ
英名 :Trillium
階級 :シュロソウ(ユリ)科エンレイソウ属
開花期:3月~4月
エンレイソウは寒さにとても強い多年草ですが、栽培がかなり難しいことでも知られています。
エンレイソウの花言葉
24.ジギタリス
別名 :キツネノテブクロ(狐の手袋)
英名 :Foxglove / Digitalis
階級 :オオバコ(ゴマノハグサ)科ジギタリス属
開花期:5月~6月
寒さに強く暑さに弱いジギタリスは、春先に種をまいてそのまま冬越しし、一年後の春に開花させることが多いです。
日本の高温多湿な夏の気候に耐えられず枯れてしまうことが多く、また開花させるには冬の寒さにあてる必要があります。
全草に猛毒がありかつては薬草としても使われていましたが、以前食用として栽培されていた「コーンフリー」と誤食する事故も起きているので注意が必要です。
ジギタリスの花言葉
25.ストケシア
英名 :Stokesia
階級 :科属
開花期:6月~12月
非常に丈夫で成長・繁殖両区が強いストケシアは、耐寒性は比較的高く、温暖な地域では晩秋から初冬でも花を楽しむことができます。
霜が降りるような厳寒地では霜よけをしないと枯れてしまうことがあるので注意しましょう。
ストケシアの花言葉
26.シラネアオイ(白根葵)
英名(学名) :Glaucidium palmatum
階級 :キンポウゲ科シラネアオイ属
開花期:4月~7月
日本の固有種のシラネアオイは、北海道から本州北部に渡る山岳地に自生していることが多い山草です。
夏の暑さに比べれば寒さの方が強いので冬に強い花の中に含めてはいますが、耐寒性はそこそこ強い程度なので厳寒地での生育には注意が必要です。
シラネアオイの花言葉
27.アンテミス
英名 :Anthemis
階級 :キク科アンテミス属
開花期:5月~10月
耐寒性の多年草であるアンテミスは、生長が早く育てやすいので園芸品種としてとても人気があります。
花期が長くドライフラワーなどに使われることが多いのも特徴です。
アンテミスの花言葉
28.イベリス
別名 :キャンディタフト
英名 :Iberis
階級 :アブラナ科マガリバナ(イベリス)属
開花期:4月~6月、10月~12月
イベリスには一年草と宿根草の2タイプがありますが、宿根草は寒さにとても強くトキワナズナなどの品種は10月~12月に花を咲かせることもあります。
イベリスの花言葉
29.アガパンサス
英名 :Agapanthus
階級 :ヒガンバナ(ムラサキクンシラン)科アガパンサス属
開花期:6月~7月
アガパンサスには荒廃などにより300種類以上の園芸種があり、なかでも大きく分けて落葉種と常緑種があります。
耐寒性は落葉種の方が強く寒冷地で育てるのに向いていますが、鉢植えする場合は防寒処理をしておいた方が安心です。
アガパンサスの花言葉
30.カンパニュラ
別名 :フウリンソウ(風鈴草)
英名 :bell flower / Canterbury bells
階級 :キキョウ科ホタルブクロ属
開花期:5月~6月
初心者でも育てやすいカンパニュラは、ヨーロッパ原産で寒さに比較的強いのが特徴な二年草です。
原種に近い品種では開花条件として冬の寒さにあてる必要があったために寒さに強いイメージがありますが、耐寒性はそこそこなので厳寒地で育てる場合には注意しましょう。
カンパニュラの花言葉
31.アネモネ
英名 :Anemone / Windflower
階級 :キンポウゲ科イチリンソウ属
開花期:2月~5月
ヨーロッパ原産のアネモネは、日本では秋に芽を出して冬に生育し、春前に花を咲かせます。
球根で育てる分には初心者でも育てやすく、上手く管理すれば毎年花を見ることができます。
全草にプロトアネモニンという毒性を含むので、茎から出る液に揺れると皮膚炎を引き起こすことがあるので注意しましょう。
アネモネの花言葉
32.クロッカス
別名 :ハナサフラン
英名 :Crocus
階級 :アヤメ科クロッカス(サフラン)属
開花期:(冬咲き品種は)2月~4月
クロッカスには10月~11月に咲く「秋咲き種」と2月~4月に咲く「冬咲き種」(C・シーベリーやC・クリサンサス)があります。
いずれも耐寒性は強く、霜が降りてもしっかりと生育して早春に花を咲かせてくれます。
初心者でも育てやすく、ヒヤシンスのように球根で育つので狭いスペースでも簡単に栽培ができるのがポイントです。
クロッカスの花言葉
33.シネラリア(サイネリア)
英名 :Florist’s Cineraria
階級 :キク科ペリカルリス属
開花期:11月~5月
正式名称はシネラリアですが、語感が宜しくないため「サイネリア」として流通していることがあり両者は同一の植物です。
冬に花を咲かせるので秋冬の鉢物として市場に出回りますが、耐寒性はあまり強くないので寒冷地の野外での栽培には向きません。
種や挿し芽で夏の終わり位から育て始めた場合は寒さに慣れるので氷点下にならなければ枯れませんが、市販されている開花株は温室で栽培されたもののため、冬季は室内での管理が必須になります。
シネラリア(サイネリア)の花言葉
34.セツブンソウ(節分草)
英名 :Winter aconite
階級 :キンポウゲ科セツブンソウ属
開花期:2月~3月
日本固有種のセツブンソウはその名の通り節分(2月頃)に咲く多年草です。
真冬に芽を出してひっそりと咲くセツブンソウは、盗掘などによって絶滅危惧Ⅱ類(2007年)に登録されるほど数が激減し、各地で保護活動が始まっています。
セツブンソウの花言葉
35.ヒマラヤユキノシタ
英名 :Bergenia / Himalayan creeping saxifrage
階級 :ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
開花期:2月~4月
その名の通りヒマラヤ山脈周辺が原産地で、雪の下でも枯れることなく成長し続ける耐寒性の強さが特徴の花です。
多年草で寒さにも強いので、しっかりと根付いていれば寒冷地で放置していても毎年綺麗なピンク露の花を咲かせてくれます。
ヒマラヤユキノシタの花言葉
36.フクジュソウ(福寿草)
別名 :ガンジツソウ(元日草)
英名 :Far east amur donis
階級 :キンポウゲ科フクジュソウ属
開花期:1月~3月
フクジュソウはガンジツソウ(元日草)の名の通り、1月1日の誕生花で真冬に雪の間から顔を出して咲かせる花です。
「福を招く」というめでたさから正月の飾りとして使われることが多いのですが、全草有毒で誤って食べると死に至る危険性もあるので注意が必要です。
フクジュソウの花言葉
37.ブルビネラ
別名 :キャッツボール
英名 :Cat’s tail
階級 :ツルボラン(ユリ)科ブルビネラ属
開花期:1~4月
特に寒さに強いことで知られているブルビネラは、−5℃位まで無傷で開花することができるとされているので、東北地方南部くらいまでなら屋外でも容易に越冬ができます。
ブルビネラの花言葉
38.ルクリア
画像:wikipedia
別名 :アッサムニオイザクラ
英名 :Luculia
階級 :アカネ科ルクリア属
開花期:11月~2月
ヒマラヤや中国の高原地帯に自生する常緑低木であるルクリアは、寒冷地向けの植物ですが、耐寒性はさほど強くないので真冬は室内に取り込む必要があります。
別名の通り、花からはとてもいい香りがするのですが、ポインセチア同様に短日植物なので短日処理を行わないと花を咲かせてくれないので注意しましょう。
ルクリアの花言葉
39.冬咲きベゴニア(クリスマスベゴニア)
別名 :クリスマスベゴニア、ハナベゴニア
英名 :Christmas begonia / Lorraine begonia
階級 :シュウカイドウ科ベゴニア属
開花期:12月~3月
品種改良を重ねられて冬に咲くようになったクリスマスベゴニアですが、耐寒性は弱いので室内で最低10℃以上、できれば15℃以上を保てる場所で管理する必要があります。
また短日植物なので、花を楽しみたい場合は日中は日光によく当て日の長さをコントロールする短日処理を行う必要があります。
冬咲きベゴニア(クリスマスベゴニア)の花言葉
40.シーマニア
英名 :Bolivian sunset
階級 :イワタバコ科グロキシニア属
開花期:8月中旬~2月
シーマニアは鮮やかな赤い花の中に黄色がちらりと見えることから、周囲の花とおしゃべりしているように見えるため、花言葉に「コミュニケーション」という意味があります。
ボリビアやペルーなどの南米原産のため寒さにはとても弱く、冬に花を咲かせるにもかかわらず室内で暖かくして(最低でも10~15℃以上)育てなくては枯れてしまうので注意しましょう。
シーマニアの花言葉
41.デンドロビウム
英名 :dendrobium
階級 :ラン科セッコク(デンドロビウム)属
開花期:2月~5月
様々な品種改良がおこなわれて誕生した洋ランの園芸品種「デンドロビウム」は、耐寒性に優れとても育て易いのが特徴です。
ひと口にデンドロビウムと言っても、様々な品種系統があり見た目も全く違うので、購入する場合は品種系統までしっかり確認するように注意しましょう。
デンドロビウムの花言葉
42.エリカ
別名 :ヒース、ハイデ
英名 :Heath
階級 :ツツジ科エリカ属
開花期:品種によりさまざま
エリカの原産はヨーロッパやアフリカで、特にヨーロッパの品種は耐寒性が強く―20℃まで耐えられる種もあります。
エリカの99%の品種がアフリカ原産で、それらの品種も―10度近くまで耐えられるので、いずれの品種も耐寒性はかなり高いのが特徴です。
開花時期に関しては、春咲き~冬咲きまで様々なので、購入する際は品種ごとに開花時期と耐寒性について確認するようにしましょう。
エリカの花言葉
43.カルーナ
別名 :四方柏(しほうはく)
英名 :Heather
階級 :ツツジ科ギョリュウモドキ(カルーナ)属
開花期:(冬咲きの品種は)12月~3月
ヨーロッパやシベリア、北アフリカなどが原産のカルーナは、前述のエリカの近縁種で混同されることが少なくありません。
夏咲きと冬咲きの品種があり、いずれも耐寒性は強く、暑さに弱いのが特徴です。
カルーナの花言葉
44.オキザリス
別名 :ハナカタバミ
英名 :Oxalis
階級 :カタバミ科カタバミ属
開花期:(冬咲きの品種は)11月~2月
オキザリスに代表されるカタバミは全世界で800種類以上あると言われており、開花期も品種によって様々で、耐寒性も強いものから弱いものまであります。
地植えにする場合は球根で勝手に増えるので、あまり手入れをしなくてもよく育ち手がかからないので初心者にも育てやすいのが特徴です。
オキザリスの花言葉
45.シンビジウム
英名 :cymbidium
階級 :ラン科シュンラン属
開花期:12月~4月
シンビジウムはネパールやタイなど東南アジアに自生する原種をかけ合わせてできた交雑種の洋ランです。
暖かい地域が原産地であることの多いランは一般的には寒さには弱いのですが、このシンビジウムは耐寒性は強く、日本でも育てやすいのが特徴です。
シンビジウムの花言葉
46.オステオスペルマム
別名 :アフリカキンセンカ、アフリカンデージー
英名 :Osteospermum / African daisy
階級 :キク科オステオスペルマム属
開花期:1月~6月
品種が豊富で様々な色があるオステオスペルマムは、多年草の園芸品種です。
開花期が長いので長期間花を楽しむことができ、耐寒性もそこそこ強いので初心者でも育てやすいのが特徴です。
オステオスペルマムの花言葉
47.アセビ(馬酔木)
英名 :Japanese andromeda / Lily of the valley bush
階級 :ツツジ科アセビ属
開花期:2月~4月
古くから庭木や街路樹などとして植栽されることの多いアセビは、耐寒性・耐暑性ともに強いので生け垣などに使われることが多い品種です。
雪解けもままならない早春に可愛い白い花を咲かせますが、アセビの葉や茎は有毒で、馬が食べると毒性にあたってふらつく様子が酔っているように見えることから「馬酔木」と書きます。
アセビ(馬酔木)の花言葉
48.オンシジウム
別名 :ムレスズメラン(群雀蘭)
英名 :Oncidium / Dancing lady orchid
階級 :ラン科オンシジウム属
開花期:12月~1月、4月~6月、9月~10月
中南米原産のオンシジウムは、品種改良が重ねられ現在では園芸用に初心者でも花を咲かせやすい品種も数多く出回っています。
周年見かけることができますが、最盛期は8月~12月頃で状態よく管理すれば1か月弱ほど花を楽しむことができます。
耐寒性はあまり強くないので、冬咲きの品種は室内で管理するようにしましょう。
オンシジウムの花言葉
49.クンシラン(君子蘭)
英名 :Kaffir lily
階級 :ヒガンバナ科クンシラン(クリビア)属
開花期:3月~5月
春先に見ごたえのある豪華な花を咲かせるクンシランは、青々とした葉も一年中楽しめる多年草の植物です。
耐寒性はあまり強くないので、暖かい室内の半日陰で生育させるようにしましょう。
クンシランの花言葉
50.シャコバサボテン
別名 :クリスマスカクタス、カニバサボテン
英名 :Christmas Cactus
階級 :サボテン科カニバサボテン(シュルムベルゲラ)属
開花期:11月~3月
ブラジル原産のシャコバサボテンは、冬場に開花することから「クリスマスカクタス」と呼ばれています。
11月~12月に花を咲かせる早咲きやイプや、1月~3月に咲かせる遅咲きなど様々な品種があります。
短日植物であり耐寒性は弱いので、できるだけ日中は日光に当てながら日照時間のコントロールをしつつ、冷気にあたらないところで栽培するようにしましょう。
シャコバサボテンの花言葉
まとめ
日本には四季があり、高温多湿な夏の環境と時には1m以上の積雪や氷点下になる冬の寒さがあり、手放しでこれらに耐えられる植物は意外と多くありません。
中南米やアフリカ原産の植物は、冬に花を咲かせつつも寒さに弱い品種も少なくなく、日本の環境でも枯らさずに楽しむにはそれ相応の知識が必要です。
今回ご紹介した50種類の花は冬に楽しむことができるものばかりですが、もしこの中に育ててみようと思うものがありましたら、それぞれの植物の品種ごとの耐寒性などについて今一度しっかりと調べるようにしましょう。