春の山菜「ふきのとう」|採れる場所・時期・食べ頃について解説

ふきのとう

春になると雪の下から芽吹いて顔を出す「ふきのとう」は、その独特の風味が癖になる美味しい早春の山菜です。

比較的容易に見つけることができるふきのとうですが、意外と知られていない特徴が沢山あるので、今回はそんなふきのとうについて色々と掘り下げてまとめていきたいと思います。


ふきのとうって美味しいよね!「ばっけみそ」が好きだなぁ

ふきのとうは、身近な山菜なんじゃが意外と知られていないことも沢山あるので、今回はふきのとうについて色々とまとめて解説するぞい!

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ふきのとうの特徴

ふきのとう
  1. 和名:ふきのとう(蕗の薹) 別名:ばっけ
  2. 英名:Giant Butterbur
  3. 学名:Petasites japonicus
  4. 階級:キク科フキ属
  5. 分類:多年草
  6. 分布:日本全国
  7. 形態:雌雄異株
  8. 特徴①:根が有毒
  9. 特徴②:雄株の花粉がアレルギーを引き起こすことがある

ふきのとうの特徴で意外と知られていないのが、毒を持っている部位があるという事と、アレルギーを引き起こす可能性があるという事でしょう。

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ふきのとうの花言葉

愛嬌・待望・真実は一つ・処罰は行わなければならない


おっと、ちょっと怖い花ことばが混じってるぞ!

ふきのとうが採れる場所の特徴

ふきのとう

ふきのとうは、平地や山間部の地面に生えていますが、特に周囲に水気のある場所で見つかることが多いでしょう。

【ふきのとうが見つかりやすい場所】

畑、田んぼの畦道、林道の木陰、山間の斜面 など

特に、直射日光が当たらない場所で、風が穏やかな場所に生える傾向があるようです。

ふきのとうは、タンポポの綿毛のように種を飛ばして増えるので、1つ見つければその周囲に群生していることが多いので、ふきのとうがありそうな雪の解け始めている場所などを重点的に探してみましょう。

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ふきのとうが採れる時期は?

ふきのとう

ふきのとうは雪が解け始めるころに地面から目を出すのですが、地域によって寒さも積雪量も違うので取れる時期も異なります。

  • 西日本では、1~2月頃
  • 関東や東日本では、2~3月頃
  • 北海道や積雪量の多い地域・山間部では、3~5月頃まで

雪解けの時期などを見計らって探して歩くと、結構簡単に見つけることができますよ!

ふきのとうには毒がある?

毒

ふきのとうにはペタシテニンという毒性があり、最も毒性の強い部位がです。

食用にする際には根を食べないようにするのはもちろん、灰汁にも含まれるためしっかりと灰汁抜きすることを忘れないようにしましょう。

また、人によってはアレルギーを引き起こしてしまい、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので注意が必要です。

ふきのとうの毒性やアレルギーに関しては、こちらの「ふきのとうはアレルギーと毒に注意|有毒部位と誤食しやすい有毒植物の見分け方」の記事をあわせてご覧ください。

ふきのとうの食べ頃はいつ?花が咲いても食べられる?

ふきのとうのてんぷら

独特な苦みが特徴のふきのとうですが、つぼみが小さく閉じた状態のものであれば苦みが少なく、お浸しや和え物などでも食べやすいでしょう。

私の住んでいる東北地方では、花が咲いてから天ぷらにして食べる方法も一般的なので、花が咲いてしまったら食べられないという事はありません。

苦みが苦手な方は、できるだけつぼみが閉じているものを収穫すると良いでしょう。

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ふきのとうの下処理の方法

ふきのとうは下処理をしないと苦みや色の黒ずみが目立ち、美味しく食べることができないのでしっかり下処理をするようにしましょう。

下処理の手順は以下の通りです。

  1. ふきのとうの「外皮・根本」の黒ずんでいるところを取り除いて冷水にさらす
  2. 塩を小さじ1入れたたっぷりのお湯で2分程茹でる
  3. 再度冷水にさらす(30~1時間程度) ※苦みが苦手な人は水にさらす時間を長くすると良い
  4. 下処理完了

ふきのとうの保存方法

ばっけみそ

ふきのとうを生のまま保存する場合は、乾燥しないように密閉容器かジップロックなどに入れて冷蔵庫で保存しましょう。

冷蔵庫での保存の場合は持っても数日なので、より長期間保存したい場合は、塩を少し入れたお湯で下茹でをしてアクを抜き、すぐに冷水にさらして冷やしてから冷凍保存をすればより長く保存することができます。

天ぷらにする場合は、アク抜きをせずにとれたてを使いましょう!

まとめ

春の山菜の定番「ふきのとう」についての情報をまとめました。

山菜捕りは、季節の味覚を楽しむことができるので、多くの方が気軽に楽しめるレジャーになってきています。

ふきのとうだけが目的の場合はさほど山奥に入ることも無いので心配は少ないですが、野山に入るときには、クマや虫、有毒な植物などに遭遇することがあるので注意するようにしましょう。