ハクビシン退治に効果的な対策と駆除方法まとめ

木の枝を歩くハクビシン

近年増加傾向にあるハクビシンによる被害ですが、農作物を荒らすだけでなく家屋に住み着いてしまうことによる家屋汚損被害が増えています。

ハクビシンは「ため糞」をする習性があり、家の天井が腐食して抜け落ちてしまったり、悪臭や感染症蔓延などの2次被害も懸念されるため、家に住み着かせないための対策が必要です。

今回は、ハクビシンによる家屋への棲み付きや、農作物への食害を防ぐために取れる対策をご紹介いたします。


東京でも大繁殖しているハクビシンは、家の屋根裏とかに住み着きやすいんだよね?

うむ、大人の握りこぶし大の穴があれば簡単に入り込んでしまうんじゃ

ハクビシンの侵入を防ぐ効果的な方法は?

木の枝を歩くハクビシン

以前「ハクビシンの生態や特徴を理解して対策を取ろう」の記事で詳しくご説明しましたが、ハクビシンは一度ねぐらと決めたところに住み着いてしまう習性があります。

そのため、まだ家にハクビシンが棲み付いておらず、近くでハクビシンを見かけたり、ハクビシンの痕跡を見かけた場合は棲み付かれる前に対策を取りましょう。

棲み付かせないためには「寄せ付けない&侵入させない」必要があります。

餌になる物(ゴミ・未収穫の果実)を放置しない

ゴミ置き場

ハクビシンが都会に順応し繁殖しているのには「餌がある」というのが大きな理由の一つです。

果樹を好むハクビシンですが、雑食性で昆虫や鳥、人間が出したごみなども食べます。

そのため、庭先にゴミを放置したり、果樹(柿の木など)がある場合は、収穫しない果実や落ちた果樹を放置したりすると餌場として寄りついてしまいます。

完全夜行性のハクビシンは、夜中に餌を求めて動くので、深夜のゴミ出しなどをしないようにするだけでも寄せ付けなくすることはできるでしょう。

隠れ蓑になるような落ち葉・雑草は掃除をする

側溝の落ち葉

ハクビシンは警戒心が強く、見通しの良い場所を通るのを避ける習性があります。

移動経路となりやすい排水溝や側溝、家の庭先などの落ち葉や枯れ枝を取り除いたり、伸びた雑草を綺麗に刈り取るだけでもハクビシンは警戒して通らなくなることがあります。

除草方法については「庭の雑草対策まとめ|雑草を生えなくする9つの方法」の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

屋根に渡れるような枝が伸びている木があれば剪定する

民家に伸びた木の枝

ハクビシンは木登りが得意で、樹上生活者と呼ばれています。

細い電線も器用に渡ってしまうので、木や電線をつたって移動するため、自宅の屋根に渡れそうな木の枝があれば剪定するというのも一つの対策です。

ハクビシンは垂直跳びが1m10cmできるという特徴がありますが、ジャンプして家に侵入することはなく、ほとんどが屋根伝い、電線、木を移動してきます。

「自分の家に渡らせない」というのは棲み付かせないうえで大切な対策です。

自宅周辺、屋根の上を移動しにくいように細工をする

隣家との距離が近く、自宅に渡らせない対策を取ることがどうしてもできない場合は、「バードスパイク」のようなハクビシンの歩行を困難にするような障害物を設置するのも一つの方法です。

主に鳥よけとして販売されているこれらの商品は、ハクビシンのように塀や屋根の細い場所を通る害獣にも効果があります。

青色ストロボを利用して寄せ付けない

ハクビシンのような夜行性の生物は、青色の光を嫌うため「青色ストロボ」や「青色LEDライト」などを用いて寄せ付けないという方法があります。

これは、夜行性の動物は色覚が発達しないと言われているためで、以前、虫の可視光域が人と違うので、赤色のネットを利用することで作物を守る方法があると説明したことがありますが、これと同じで夜行性の動物は青い光を認識しやすいという特徴があるのです。

参考>>>防虫ネットは「赤色」でアザミウマを徹底的に防除しよう!

虫と人の可視光域

青色光は、ハクビシンだけではなく他の夜行性の動物にも有効なため、忌避効果は高いのですが、1つ難点としては「この青色光を目印に虫が寄ってきてしまう」という事でしょう。

「畑に設置するから虫はどうでもいい!」とか「虫はともかくハクビシンを寄せ付けたくない!」という人は、青色光を点滅させるストロボなどを設置すると良いでしょう。

ウルフピーで寄せ付けない

狼

ハクビシンは、肛門腺に悪臭のある分泌物を持っていて、仲間との連絡を取るという事で「ウルフピー」などの大きな肉食動物の尿を使った忌避剤があります。

夜行性のハクビシンは、視覚よりも嗅覚や聴覚が発達しており、臭いを利用した忌避剤は効果があると言われています。

ただ、この忌避剤の難点は、

  • ペットを飼っている場合は使用しにくい
  • 臭いがするので一般家庭の庭などには使いにくい
  • 雨が降るとが効果が薄まりやすく、数日しか効果が持続しない

等の点でしょう。

ハクビシンの学習能力に期待して、一時的に恐怖感を与えることとで逃げて行ってくれるといいのですが、効果はさほど満足いくものではないかもしれません。

都会で生まれ育ち狼を見たことがないハクビシンにも、DNAに狼という存在はすり込まれているのでしょうかね?

電気柵で寄せ付けない

電気柵

この方法は、一般家庭よりは農家などで果樹や作物への被害を防止する方法ですが、農林水産省によるとハクビシンによる食害防止効果が最も高いのがこの「電気柵」だそうです。

電気柵の設置方法に関しては、農水省の「野生鳥獣被害防止マニュアル」に詳しく書かれていますので、そちらをご参考下さい。

電気柵の設置で一番大切なのは、「被害を及ぼしているのが確実にハクビシンである」という確証を得ることです。

アライグマやアナグマなど、その他の害獣の場合とハクビシンとの電気柵の設置のポイントが違うため、別記事「ハクビシンによる農作物被害の特徴と見分け方」を併せてご覧いただけると良いでしょう。

すでに棲み付いてしまっている場合は業者に捕獲・駆除依頼をしよう!

屋根裏

ハクビシンが既に家屋に棲み付いてしまっている場合は、駆除業者に依頼するのが最も確実な方法でしょう。

ハクビシンは、ノミやダニを媒介するだけでなく、噛まれることによって感染症を発症する場合もあり、素人が安易に捕獲をすることは危険です。

また「害獣駆除を無許可で行った場合の罰則とは?」の記事でも書きましたが、ハクビシンのような有害鳥獣を捕獲する場合は都道府県への許可申請が必要で、罠を使って捕獲する場合は「狩猟免許」を取得する必要があります。

専門の駆除業者には、狩猟免許取得者がいることが多く、許可捕獲の申請代行を行ってくれているところも多いので安心です。

病原菌や感染症の二次被害が起きる前に、棲み付いてしまったハクビシンはしっかりと駆除するようにしましょう。

おすすめ記事>>>ハクビシンの駆除を行っている専門業者の料金相場とおすすめの業者ランキング