農機具の「下取り」と「買取り」で査定額が高いのはどっち!?

トラクター買取

古くなったトラクターなどの農機具の買い替えを考えている方は、現在使っている農機具を売却し、それで得たお金を元に新たな農機具を買う資金にすることが多いですよね?

しかし、そこで出てくるのが「下取り」に出すべきなのか、「買取り」に出すべきなのかという悩みです。

「下取り」と「買取り」ではメリットとデメリットが違うので、よく考えておかないと損をしてしまうことがあります。

今回は、農機具を下取りに出す場合と買取りをしてもらう場合の違いを解説します。


下取りと買取りの違いなんて考えたことなかったよ!ちゃんと査定してもらえればそんなに変わらない金額で買い取ってもらえるんじゃないの?

実は「下取り」という方法は、人間がメリットを感じやすい構造になっていて、本来ならもっと高く買い取ってもらえるのに妥協してしまいがちなんじゃよ

農機具を高く売りたいなら「買取り」の方が良い!

tractor

見出しの通り、農機具を高く売りたい場合は下取りではなく、買取りの方がお得です。

もちろん下取りに出すメリットが無いわけではなく、「手間が少ないこと」が一番大きなメリットです。

買い替えを考えた場合、販売業者で古い農機具を下取りしてもらえれば、その日のうちに下取りと購入ができるので手続きが簡単で、納車までに農機具(トラクターなど)が無い期間が生じることもありませんので、農繁期でもさほど困ることはありません。

しかし、下取りのメリットが大きいのは毎日使う自動車などの場合で、使用時期が決まっている農機具の場合では、閑散期に売却を考えることが多く、農繁期に故障してしまった場合を除いては即日必要になることは少ないでしょう。

自動車と違い、農業機械の場合は下取りを行うメリットはさほど大きくないと言えるでしょう。

下取りだと買取査定額が低く出る理由

価格の比較

ではなぜ下取りだと買取査定額が低く出てしまうのでしょうか。

買取りに比べて下取りでは買取査定額が低く出てしまう理由は下記の3つです。

1.業者間で競争する必要が無いので、あえて査定額を高くする必要が無い

高値での買取りに一番良い方法は、複数業者間で買取査定をしてもらい一番高値を付けてくれた業者に売却依頼をすることです。相見積もりを行っていることを伝えると、少しでも他社よりも高い値段をつけて制約しようと査定額を上げてくれるためです。

しかし、下取りでは新しい農機の購入が決まった時点で古い農機の買取りも決まり、あえて買取査定額を高くしなくても他社に客を奪われる心配が無いので、業者間での競争意識が働かず安い値段が付けられてしまいます。

2.販売業者と買取業者は根本的に違う

農機具の下取りを出すという事は、購入とセットになっています。

つまりは、農機具の販売業者に農機具の買取をしてもらうという事になるのですが、ここで注意したいのが、農機具の販売業者は買取の専門家ではないという事です。

以前、こちらの「【農機具高値買取のコツ】地元の農機具店に売らない方が良いワケとは?」の記事でご紹介しましたが、買取専門業者が故障して動かなくなった農機具や、製造から15年以上経過した古い農機具を買い取りできるのは「独自の販路」を持っているからです。

そのため、販路を持たない農機具販売業者で下取りをしてもらうと、りさばく販路がないために、買取査定額も低く提示されることが多いのです。

餅は餅屋、買取は買取業者の方が適正な査定額をつけてくれることが多いのです。

3.下取りのメリットとの引き換えになる

下取りのメリットは、前述した通り「らくちん」であることです。

売却と購入を別々の業者で行うと、面倒な手続きに時間を割かなければいけないことが増えるのですが、下取りであれば購入と売却が一度にできるので簡単です。

しかし、買取額そのものについては、その面倒な手続きを省くことができる分、安い金額が提示されても「また改めて買取業者に依頼して手続きをするのもめんどくさいし、この金額で良いか」となってしまいがちなのです。

「面倒な作業をこれ以上せずに、すぐに新車が使える」心理的な負担が軽くなる分、買取額への妥協が生まれるのですが、下取りに取る業者はそこを上手く利用します。

人間は「遠い将来なら待てるが、近い将来なら待てない」という行動経済学の損得勘定の考え方があります。

今すぐ5000円もらうのと、1年後に1万円をもらうのであれば、ほとんどの人が即答で「今すぐ5000円もらう」と答えますが、5年後に5000円もらうか、6年後に1万円もらうかと聞かれると、即答できずに多くの人が悩みます。 - 行動経済学 双曲割引

あなたはどうですか? おそらく同じように考えてしまうでしょう。

どちらも1年待てば5000円アップするのは同じなのですが、今すぐもらえるとなると多少損をしても欲しくなってしまうのが人間の非合理的な行動なのです。

少しでも買取査定額を高くしたい場合は、最初に下取り価格を聞くのではなく、まず買取業者に見積もり査定をしてもらう事で、「この差額がどの程度なのか」「もう少し面倒な手続きを踏んでも良いと思える金額なのか」を冷静に判断することができるようになります。

最初に下取り価格を聞いてしまうと、便利さが勝ってすぐにでも売ってしまってお金を受け取りたくなってしまうことが予想されるので、気をつけましょうね。

※買取を考えている農機具がトラクターの場合は、個人情報を入力せずに買取額の相場を調べる方法があります。下記の関連記事をあわせてご覧ください。

下取り査定額が高く感じることがあるのはなぜ?

査定額

農機具の買い替えを目的に販売店に行き、下取り価格を聞いたら思いのほかいい値段だったと感じることがあります。

しかし、下取りは新車の購入とセットになっているので、新車が値引きされた金額で購入できると勘違いしてしまうためにそのような錯覚を感じてしまうのです。

業者に「本来ならば100万円のトラクターが、旧車を10万円で下取りするので実質90万円で購入できる」と言われると、すごくお得に感じてしまうかもしれません。

しかし、このようなケースでは買取業者に依頼するとより高値(例えば倍額の20万円)の買取価格が付くことも多く、買取りと購入を別にした方が実際は安く購入できることになります。

多くの人が、このように買取額と購入額を分けて考えることができないので、下取りの際に「実質10万円引きだよ!」といわれると、ものすごいお得に感じてしまうのです。

購入と買取りは別に考えるというのが損をしないためのポイントです。


確かに、値引き額と思うとすごくお得に感じてしまうけど、実際は買取額がちゃんと高い方がお得なんだよね!

下取り価格が新車の値引きに含まれてしまう事が多いので、結果的に損をしてしまうことがあるんじゃよ

まとめ

お持ちの農機具の買取査定額を高くしたい場合は、下取りではなく買取りをしてもらうことをおすすめします。それもできれば複数社に相見積もりを取って、最も高い査定額を出したところを選ぶようにしましょう。

また別記事で「当サイトのおすすめの農機具買取業者TOP5」をご紹介していますので、是非こちらの記事をあわせてご覧いただき、ご自分の目的に合った業者を選んで相見積もりを取るようにしましょう。

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