こんにちは、田舎センセイです!
家庭菜園や畑で作物や花を育てていると、作物を食害する害虫に悩まされることがありますよね。
我が家も、花壇の花をはじめ、野菜、果樹、庭木など様々な植物・作物があるので、それを食害する虫も多種多様で、次から次へと見たことのない害虫を発見します。
本記事では、我が家で発見した花や野菜につく虫の幼虫について、画像と共に簡単な生態をまとめたいと思います。
もしかしたらあなたを悩ましているのと同じ虫がいるかもしれないので、是非探してみてください。
Contents
花や野菜につく幼虫の画像一覧|この虫は何の虫?
1.キアゲハの幼虫
この黒くて腹部に白い模様がついている虫は、アゲハチョウの一種である「キアゲハ」の幼齢幼虫です。
親は子のアゲハチョウで、羽の付け根が黒く塗りつぶされていて翅全体がやや黄色みが強いので、普通のアゲハチョウ(ナミアゲハ)との見分けがつきやすいです。
キアゲハの幼虫が食害するのは主に「セリ科」の作物なので、ニンジンやパクチー(コリアンダー)、イタリアンパセリなどが食害されていたら、このキアゲハの幼虫の仕業かもしれません。
2.ナミアゲハの幼虫
ナミアゲハの幼虫は、キアゲハの幼虫に比べて色が薄く全体的に白っぽい見た目をしています。
食性もキアゲハとは違い、主に柑橘類の葉を食害するので、我が家ではグレープフルーツ、キンカン、山椒の葉などにびっしりとついていることが多いです。
数が多くない場合は見つけ次第つまんで駆除しますが、気が付けば卵を産んで新芽をムシャムシャ食べるので気が抜けません。
3.ネキリムシ
作物を栽培していて、前日まではしっかりと育っていたのにも関わらず、別日に見ると株元からポッキリと食いちぎられたような痕があれば「ネキリムシ」を疑いましょう。
※株元付近から食いちぎられた我が家のモロヘイヤ
我が家ではモロヘイヤが食害され、付近の土を掘ってみるとネキリムシが見つかりました。
ネキリムシは「ヤガ」の幼虫で、作物や雑草なんでも株元で食い散らかす害虫です。
結構大きいですよね。
日中は土の中で隠れていて、夜になったら地上に這い出し強力な歯で茎をポッキリ折ってしまうので、見つけるのも難しい厄介な奴です。
駆除方法や対処法については下の記事もご覧ください。
4.ドクガの幼虫
細長い毛を持った黒と茶色のまだらな幼虫がいたら「ドクガ」かもしれません。
大きさは大人の指の第一関節位のサイズでさほど大きくありませんが、生涯を「毒針毛」という皮膚につくと猛烈に痒くなる毒のある毛とともに過ごすこのドクガの幼虫は、誤って触れてしまうと大変な思いをします。
作物の食害よりも、直接の人的被害が大きいのでこれまた厄介。
※小枝の先にちょんとのる小さい虫ですが、毒針毛の威力は強力
毒針毛が皮膚についてしまった場合の対処法などについては、下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
5.イラガの幼虫
我が家のブルーベリーの木に沢山付いていたのがカラフルな「イラガ」の幼虫です。
日本全国に分布していて、ブルーベリー以外にも「クリ、ウメ、カキ、カエデ、サクラ」など、そこら中に生えている樹木を好んで食害するので遭遇する機会も多い虫です。
イラガは別名「デンキムシ」と呼ばれるように、刺されると患部がビリビリするように痛みます。
※イラガに刺された痕
イラガの駆除方法や刺された場合の対処法などについては下の記事をご覧ください。
6.シャクトリムシ(尺取り虫)
長さを測っているように動くので「尺取り虫」と呼ばれる「シャクガ」の幼虫は、主に柑橘類やナシ、大豆などを食害する害虫です。
我が家ではキンカンの木が食害を受けていました。
敷く取り虫は雑草なども食べるので、比較的見つけやすい虫でもあります。
動きが特徴的なので他の幼虫と見分けるのはそこまで難しくないでしょう。
7.ハムシの幼虫
イタドリの葉を食害している虫は「ハムシ」の幼虫です。
黒くて小さい虫ですが大量に発生することも多く、一度発生すると被害が拡大しやすいので注意が必要です。
ハムシには数多くの種類がいて、イタドリハムシの他にもウリ科の植物を食害するウリハムシなどもいます。
※小玉メロンを食害するウリハムシの成虫
このウリハムシのせいでかなりの数のメロンに穴を開けられてしまいました。
8.テントウムシダマシの幼虫
5~7月になると、ジャガイモの葉を食べる姿を見かけるのが「テントウムシダマシ」の幼虫です。
成虫はオレンジ色のボディーに黒い28個の斑点があり、「ニジュウヤホシテントウ」や「オオニジュウヤホシテントウ」がいるですが、どちらもテントウムシダマシ類として認識されています。
ナス科の植物全般を食害するのでれっきとした害虫で、ジャガイモ畑で発生したのちに、トマトやナスなど他の作物に移って被害を拡大していきます。
この虫に食害されると、波状・網目状の食害痕が残るので犯人の特定がしやすいです。
具体的な対策については下記の記事をご覧ください。
まとめ
ここでは畑や花壇で見かけることの多い幼虫にフォーカスを当ててご紹介しました。
他にも作物などを食害する害虫(幼虫)を発見したら随時追記していきます。